不変のイーブイのトレーナー
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イーブイの縁のことを知るために、研究所へ紹介してくれたシェロにお礼を言おうとあって話しをしているユカリの話。
ステーキハウスおいしんボブでランチを食べながら、ユカリはシェロへ研究所での話をする。
会計を済ませてから広場でアイスクリーム購入して、キルクス温泉に向かう。足湯を楽しみながら楽しそうに温泉へ手足を入れている縁 とニケ、イーブイコンビの様子を見ながら、シェロがしみじみと話し出す。
「縁もニケと一緒で進化しないことにしたんだね。私は、キョダイマックス解除の素材集めが厳しいし、進化できない原因がニケの疾患じゃないことがわかって安心できたから、ニケと話して現状維持になったけど、」
「俺としては素材集めに時間裂くのは問題なかったんすけどね。」
「縁が選んだんだね……もしもの話しだけど、縁が進化する気があって進化先もユカリにお任せだったら何に進化して欲しかった?」
「俺の希望だったらニンフィアっすね。」
遊んでいる2匹のイーブイを眺めがなら、ユカリは思案するようなそぶりもなく答えた。
シュロがニケにブラッキーへなってほしいと思っていたように、ユカリも自身に進化先を、縁がゆだねてくれるならと考えていた候補があった。
「オドリドリがひこう・ゴーストでオドシシがノーマルなんだっけ。私みたいに悪タイプ極めたいって訳じゃ無さそうだし、フェアリーをえらんだわけは?」
「名前っすかねぇ、俺の名前ユカリって言ったっしょ?正式に書くと『縁』って書くんすよ。縁と一緒の字なんすけど、『縁』の字にはえんとか、つながりって意味があるんで、ニンフィアはむすびつきポケモンだからちょうどいいかなって」
「響きは違うけど、あなたたち同じ名前だったのね。偶然…じゃぁ、無いんでしょ?」
「俺んち親の手持ちポケモン達入れてそれなりの数で、俺が生まれる前の一番の末っ子が縁だったんすよ。俺が生まれてパパから縁の名前の意味を聞いてたママがいい意味だから子供にもってことで俺の名前になったんす。」
「なんだか、名前の感じとか本当に兄弟みたいだね。」
「本当に兄弟みたいに育ったっすから、昔は縁兄ちゃんは長いからえにぃって呼んでたんすよ」
えにぃという言葉に反応して縁が勢いよくユカリたちの方を振り返った。なんでもないとユカリが手を振るとまたニケと遊びだす。
2匹の様子を見ながら、ユカリはそうだと、思い返しながら呟く。
「そうだ、目的達成したし、そろそろ一度家に帰るのもありっすね……」
「縁の進化のこと?」
「そうっす。知らないことを知る機会がたくさんある旅は楽しいっすけど、元々旅のきっかけは縁が進化しない理由を知ることだったんで」
「目標達成したんだもんね。私はガラルから出たことないけど帰るのどれくらいぶりなの?」
「えーと、五年近く帰ってないような……連絡は取ってたんすけど」
「久しぶりの帰郷ね。船とか飛行機に乗っている間とかに聞けるように、ネズさんの曲プレゼントするわ」
「サンキュ。船……そういえば、旅に出て最初の誕生日が来る前だったんすけど、1年経つし一度帰ろうとしたことがあったんすよ。でっかい港町だったし、アローラまで行ける便のある街だったんで……ただ、」
「ただ?」
シュロが続きを促すと、ユカリは変な人にあったんだと言う。
「帰るかどうかを検討し始めたときに、ネイティオを連れたローブを着た人が急に話しかけてきて「おぬしの選択で願いが1つ叶うだろう!」みたいなこと言われたんすよね……知りたかった縁の体質がわかったんだし、願いが叶うってこれっすかね?」
「ちゅ、抽象的すぎてなんとも…だいぶ前の話なんでしょう?それで5年近く帰ってないってことはその時は結局帰らなかったのでしょ。」
「アローラの方の予想天気がちょっと崩れそうだったんでやめたんすよ。絶対じゃないし、時期的にもそんなに心配する季節じゃなかったんで、帰ってもよかったと思ったんすけど、なんとなくっすね。それこそ、旅のきっかけについては何も知れてなかったんで。あれが言われた選択で、あの時帰ってたらどんなふうに変わってたんすかね」
ユカリが知りたいと願っていた縁の体質の事は今回知ることができた。
シュロに当時の話をしながら、ユカリあれこれ考え、選ばなかった未来のことは知る由もないと思考を着地させた。
アイスクリームも食べ終わり、足はとても暖かい。そろそろ移動しようとシュロと共に立ち上がり、ユカリは縁をシュロはニケの名前を呼んだ。
会計を済ませてから広場でアイスクリーム購入して、キルクス温泉に向かう。足湯を楽しみながら楽しそうに温泉へ手足を入れている
「縁もニケと一緒で進化しないことにしたんだね。私は、キョダイマックス解除の素材集めが厳しいし、進化できない原因がニケの疾患じゃないことがわかって安心できたから、ニケと話して現状維持になったけど、」
「俺としては素材集めに時間裂くのは問題なかったんすけどね。」
「縁が選んだんだね……もしもの話しだけど、縁が進化する気があって進化先もユカリにお任せだったら何に進化して欲しかった?」
「俺の希望だったらニンフィアっすね。」
遊んでいる2匹のイーブイを眺めがなら、ユカリは思案するようなそぶりもなく答えた。
シュロがニケにブラッキーへなってほしいと思っていたように、ユカリも自身に進化先を、縁がゆだねてくれるならと考えていた候補があった。
「オドリドリがひこう・ゴーストでオドシシがノーマルなんだっけ。私みたいに悪タイプ極めたいって訳じゃ無さそうだし、フェアリーをえらんだわけは?」
「名前っすかねぇ、俺の名前ユカリって言ったっしょ?正式に書くと『縁』って書くんすよ。縁と一緒の字なんすけど、『縁』の字にはえんとか、つながりって意味があるんで、ニンフィアはむすびつきポケモンだからちょうどいいかなって」
「響きは違うけど、あなたたち同じ名前だったのね。偶然…じゃぁ、無いんでしょ?」
「俺んち親の手持ちポケモン達入れてそれなりの数で、俺が生まれる前の一番の末っ子が縁だったんすよ。俺が生まれてパパから縁の名前の意味を聞いてたママがいい意味だから子供にもってことで俺の名前になったんす。」
「なんだか、名前の感じとか本当に兄弟みたいだね。」
「本当に兄弟みたいに育ったっすから、昔は縁兄ちゃんは長いからえにぃって呼んでたんすよ」
えにぃという言葉に反応して縁が勢いよくユカリたちの方を振り返った。なんでもないとユカリが手を振るとまたニケと遊びだす。
2匹の様子を見ながら、ユカリはそうだと、思い返しながら呟く。
「そうだ、目的達成したし、そろそろ一度家に帰るのもありっすね……」
「縁の進化のこと?」
「そうっす。知らないことを知る機会がたくさんある旅は楽しいっすけど、元々旅のきっかけは縁が進化しない理由を知ることだったんで」
「目標達成したんだもんね。私はガラルから出たことないけど帰るのどれくらいぶりなの?」
「えーと、五年近く帰ってないような……連絡は取ってたんすけど」
「久しぶりの帰郷ね。船とか飛行機に乗っている間とかに聞けるように、ネズさんの曲プレゼントするわ」
「サンキュ。船……そういえば、旅に出て最初の誕生日が来る前だったんすけど、1年経つし一度帰ろうとしたことがあったんすよ。でっかい港町だったし、アローラまで行ける便のある街だったんで……ただ、」
「ただ?」
シュロが続きを促すと、ユカリは変な人にあったんだと言う。
「帰るかどうかを検討し始めたときに、ネイティオを連れたローブを着た人が急に話しかけてきて「おぬしの選択で願いが1つ叶うだろう!」みたいなこと言われたんすよね……知りたかった縁の体質がわかったんだし、願いが叶うってこれっすかね?」
「ちゅ、抽象的すぎてなんとも…だいぶ前の話なんでしょう?それで5年近く帰ってないってことはその時は結局帰らなかったのでしょ。」
「アローラの方の予想天気がちょっと崩れそうだったんでやめたんすよ。絶対じゃないし、時期的にもそんなに心配する季節じゃなかったんで、帰ってもよかったと思ったんすけど、なんとなくっすね。それこそ、旅のきっかけについては何も知れてなかったんで。あれが言われた選択で、あの時帰ってたらどんなふうに変わってたんすかね」
ユカリが知りたいと願っていた縁の体質の事は今回知ることができた。
シュロに当時の話をしながら、ユカリあれこれ考え、選ばなかった未来のことは知る由もないと思考を着地させた。
アイスクリームも食べ終わり、足はとても暖かい。そろそろ移動しようとシュロと共に立ち上がり、ユカリは縁をシュロはニケの名前を呼んだ。