部長のポケモンGO奮闘記の巻(ポケモン×こち亀)

しおりが挟まっています。続きから読む場合はクリックしてください
 
作者:Mr.Hara-Wata
ログインするとお気に入り登録や積読登録ができます
読了時間目安:7分
※『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのクロスオーバー作品です
〜葛飾区〜

子供「えっ、両さん『カビゴン』持ってるの?」

両津「ああ、タマゴから孵った。5体いる」

中川「『ポケモン』ですか?」

両津「スマホアプリの『ポケモンGO』だ。わしは歩き回るのが得意だからな。昨日だけで50kmは歩いたぞ!」

中川「ものすごい身体能力ですね……」

子供「あ、カビゴンもミニリュウも。イーブイの進化系とかもいる!」

中川「先輩、また交換とかでおカネを取るんじゃ?」

両津「そうしたいが、携帯ゲームのポケモンと違って交換することが出来ないんだ。アカウントごと売るって手もあるにはあるが」

中川「それは色々と問題な気がします……」

◇  ◇  ◇

両津「しかし、今のポケモンGOブームは凄い! 街中で誰もがスマホを見ながら歩いてるぞ」

中川「普段、ポケモンをやらない層にも受け入れられていますからね。ゲームボーイ時代のポケモンブームの再来とも報じられています」

麗子「この前、海外の友人に言われたわ。『日本で入手しやすいポケモンがいるから今度日本に行きたい』って」

両津「凄いな。ポケモンのために来日までする気かよ」

中川「世界中でのブームですからね」

ガラガラ─
(派出所の戸の開く音)

大原「おはよう。何の話だ?」

両津「おはようございます部長! ポケモンの話ですよ」

大原「お前が10万円でインベーダーのゲームをわしに売りつけた話か(※こち亀107巻参照)」

両津「ぶ、部長! そんな顔しないで! その話じゃなくて、今大ブームのポケモンGOの話!!」

中川「部長はプレイされているのですか?」

両津「そもそもわしはスマホを持っていないからな。孫や友だちは遊んでいるようだが」

麗子「あら? 部長、そのお孫さんの大介君が派出所に来られたわ」

大原「なに?」

大介「おじいちゃん! スマホ預かってよ。今から合宿なんだけど、スマホ持ってったらいけないんだ」

大原「ま、待て待て! ワシに物を預けたらロクなことには」

両津「おう、久しぶりだな」

大介「あ、両さん! ポケモン図鑑どこまで埋まった?」

両津「今は120匹ほどだ」

大介「うわすごい! ボクはまだ90匹ぐらいなのに」

大原「そ、それってすごいのか?」

中川「平地や海側でしか現れないポケモンもいますし、先輩がポケモンGOを始めたのが4日ほど前なので、凄いですよ……」

大原「その集中力と体力をもっと仕事に活かせないのかコイツは」

大介「じゃ、よろしくおじいちゃん!」

大原「お、おい、ちょっと待て」

麗子「行っちゃったわね」

大原「全くもう……ん、スマホの画面が開きっぱなしだぞ。なに……『博士に送る?』。送ればいいのか?」

中川「部長が大介くんのスマホをいじってますよ」

両津「スマホを触ったことないのに……大丈夫か?」

大原「ん? 『ポケモンのアメ』? が沢山送られてきた……が、なんだこれは?」

両津「「げげっ!! 部長!!! またしても、なんてことを!!!!」」

大原「な、なんだ両津!? デカい声で??」

両津「部長、大介くんのポケモンを全部消してしまいました!!!」

大原「な、なんだと!? わしはポケモンを送っただけだぞ!? 逃してはない!」

中川「ポケモンを送るというのは、逃がすのと同じなんですよ」

大原「元には戻らんのか!?」

麗子「一度送ってしまったら、戻りません。大介くんポケモンをお気に入りにはしてなかったようだし……」

両津「あーあ、部長。大介くんグレちゃいますねぇ。非行少年になって、悪友たちとバイクを乗り回しちゃいますよ」

大原「そ、そんな……」

中川「先輩。手伝ってあげましょうよ……」

両津「いや、いい。このまま部長が困るのをしばらく見ていたい!」

大原「ぐむむむ……」

〜翌日〜

良子(部長の奥さん)「あらあなた、おはようございます。お散歩へ?」

大原「うむ、ちょっとポケモ」

良子「ポケモン?」

大原「い、いや、なんでもないんだ!」

大原(ポケモンを捕まえに行くなど、まるで子供だ。言うのも恥ずかしい)

大原「お、ポケモンが出てきた……ピカチュウだ! ボールを投げて……」

大原「なに、ボールから出たぞ!」

ピカチュウは逃げ出した!

大原「なんと……逃げられてしまうとは。ん? おお! タマゴが孵る!!」

シェルダーが生まれた!

大原「さっき、野生で出たのに……。まだ何個かタマゴが残ってるが……なっ、あと8kmも歩けだと!?」

バッテリー 残り35%

大原「なに!? もうそんなに減るのか!?」

通りすがりのおじさん「ちょっとアンタ、うるさいな! それに歩きスマホは危ないぞ! 最近増えてるんだから」

大原「は、はぁ……すみません」

大原(アイテムも少なくなってきた……わしの家の周りにはポケストップが少ないからな……)

大原「もう……疲れた……」

〜数日後〜

麗子「部長さん、最近有給続きね」

中川「慣れないスマホを頑張って覚えてまで、ポケモンGOをプレイしているようですよ」

両津「だがポケモンGOはリアル体力も使うからな。そろそろ泣きついて来る頃だと思うが……」

ガラガラ──

大原「「頼む両津、残りのポケモンを捕まえてくれ! もう数日で大介が帰って来る!!」

両津「ほら来た」

中川「ぶ、部長……日焼けが凄いですね」

大原「わしはもう限界だ……もはやお前の体力しか頼れない!!」

両津「頑張りましたね、部長。まぁ私なら、楽々に捕まえてみせますけどね」

大原「ほ、本当か!?」

両津「ただし!! 無償な訳じゃないです。……ン万円でどうですか?」

大原「なんだと!?」

両津「大介くん、グレてもいいんですか?」

大原「う〜〜〜〜む……。せ、せめて○○円で……」

両津「ダメです、○○円……」

麗子「ネゴシエーションが始まったわ」

中川「先輩のワンサイドゲームだろうけどね……」

◇  ◇  ◇

中川「先輩、何ですそのアプリは?」

両津「わしが造った、スマホの位置情報を偽装できるアプリだ! これさえ使えば楽にポケモンをゲットできる。歩き回る必要もなく、部長からン万円ゲットだ!!」

中川「ズルくないですか……」

両津「あっ、なに!? な、なんてことだ!」

中川「ど、どうしました!?」

両津「チート行為がバレて使えなくなった……」

中川「も、もう大介くん帰って来るのにどうするんですか……?」

両津「うーーむ……」

◇  ◇  ◇

大介「おじいちゃん、スマホ預かってくれてありがとう!」

大原「はは、ま、まぁな……」

大介「あれ?」

大原「ど、どうした?」

大介「僕のポケモン、みんなポッポとかになってる……」

・ポッポ(NN:サンダー)
・オニスズメ(NN:ファイヤー)
・ドードー(NN:フリーザー)
・コイキング(NN:ミュウツー)
              etc…

大原「ア、アイツゥ………」

〜翌日〜

ドドォォォンッ!!

大原 in 10式戦車「ポケモントレーナーの面汚しのクソ両津は何処だ!!」

麗子「きゃあ!!」

中川「ポケモンマスターを目指す旅に出掛けました!」

                          〜おわり〜
原作107巻のポケモンの話を知らないとイミフかもしれないです

読了報告

 この作品を読了した記録ができるとともに、作者に読了したことを匿名で伝えます。

 ログインすると読了報告できます。

感想フォーム

 ログインすると感想を書くことができます。

感想