結成!チーム「メモリーズ」

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作者:さかみやり
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読了時間目安:83分
途中で将棋のバトルがありますので、棋譜並べできるものを手元にあったほうがいいです。
とても長いので、しおりを挟んで読むなどしてください。
...ずいぶんと深い眠りについていたみたいだ。
...って、どこだここは?
いつも通り寝室で寝ていたのに、辺りは草とポケモンが一匹いて、視線が低いような...
って、なんかポケモンがいるんですけど。
ポケモンは空想の世界...。いや、ポケモンがそこにいるわけがない。
目をこすり合わせるが一匹のポケモンがそこに立っていた。
すると突然ポケモンが「おはようございます。」と言った。
おはようござい...って、喋った!?
ちょっと待ってよ、前にもこんな経験をしたような。
「そんなに慌てて、どうしたの?」
いや、なんでもない。ちょっと取り乱していたみたい...。
なんか記憶喪失したみたいで自分が何なのかわからなくなって、自分がどんなポケモンかさえも忘れてしまったんだ。
と、適当に話に合わせたが、元々自分が人間で、すぐにこの状況を把握したなんて言うことが出来なかった。実際に以前に経験したことがあるし、冒険したような記憶が引き継がれているような感じがあるが、何が起こったかはわからない。今はそんな感じだ。
「きおくそうしつ...?なにそれ、俺初めて聞くんだけど?」
この言葉を耳にして少し衝撃が走った。ポケモンの世界には記憶喪失になることがないのかと。非常にまずいと思ったが、人間世界の説明をポケモンの世界に当てはめて何となくで説明してみた。
ポケモンには技があるでしょ、その覚えいた技をぽかんと忘れる感じで、技だけでなく、自分自身が何なのかもぽかんと忘れてしまうことを記憶喪失というんだ。
「そうなんだ、それなら君はピカチュウに見えるよ。」
ピカチュウだったのか。電気タイプか。ありがとうございます。何か記憶が戻ればいいと思います。そうだ、名前を言ってなかったね、私の名前は...名前は......忘れた。
どうしよう。私の名前も忘れてしまった。どうしよう。
「それなら、君にとっておきの名前があるぞ。」
ありがとうございます。それが何か教えてください。
「『ボル』でどうだ?いい名前だろ?」
ボル...。なんかかっこいい!ありがとうございます。
それであなたはなんという名前ですか。
「俺は『ヒノル』。俺のヒノアラシから文字取っているんだぜ。」
ヒノルさん...。
「呼び捨てでいいぞ。ボル」
まだつけてもらった名前になれず、え?と反応するだけだった。
「まだ、名前になれないみたいだな。これからよろしくな。ボル」
ああ、なんかよろしくお願いいたします。
でも、ちょっと口癖で丁寧になってしまいます。
前世の引継ぎなのでしょう。これからもヒノルさんとおよび致しますね。
「ボルの好きにしろ」
ヒノルはずいぶんと言葉を荒くしていってくるが、なんか親しみやすく、そんなに悪いポケモンではないと思った。
「...何するかわからないだろ。じゃあ、チーム登録をしてくるぜ。」
「チーム名はすでに決めてある。『メモリーズ』だ。」
「ボルの記憶を戻す旅みたいなもんだぜ。いいだろ。」
その言葉を聞くと胸にギュッと引き締められてしまい、とてもいいやつだと感慨深くなってしまいました。
私は、滅茶苦茶いい名前じゃないか...。メモリーズ。ヒノルさんのそのチーム名でください。私はとてもうれしいです。
「じゃあ、チーム登録できる場所まで移動しようぜ。」
歩いていると、草原を素足で歩いているような感覚で、ちょっとこそばかった。
視線が低いせいで普通に歩いているだけでも、壮大に感じて、今までにない感覚が身に染みてわかった。私はピカチュウ見たいだから、立つときは普通に二足で立てるのに、動くときは四足で歩くから、立つときと歩くときはこれまた違う視線になるのでとても愉快な気分になれました。しばらく歩くと、草原が次第に石の道になって、町が見えてきました。石に触れた瞬間、とても足に冷たい感覚が襲ってきた。本当に素足で歩いてる感覚が味わえるのがなんとも言えない感覚だった。いままでそんな感覚がなかったし、素足で歩いたこともないから、初めてのことだらけで新しい感覚を身に着けました。そんなことを思っていたら、目的地に着いたようだ。
「よし、ここが、俺たちの広場だぜ。キラリ広場というらしいぜ。」
カッコイイ広場だ。いろんな施設もそびえたっていてて、人間世界の都会を連想させるほどでもないが、それぐらい繁盛しているように見えた。
「ここでチームの登録をするが、ボルに重要なお知らせがあるぜ。」
...お知らせ...?
「実はな、これを見てくれ。」
A4ぐらいの紙を渡してきた。直接口には出せないが、重要な項目があって、それにチェックしないといけないのかと思いながら、恐る恐る内容を見てみた。

--
[チーム条約]

1.必ず名前を6文字以内にし、ポケモン名で呼ぶことを禁止する。
1-1.ただし、仲間になったポケモンは例外とする。
2.チーム名は6文字以内にすること。
3.名前は必ず呼び捨てで呼ばなければならない。
4. 名前以外でも敬語を慎むように*1
5. ...

*1 主な理由は仲間なのに敬語を使ってほしくなくて、気軽に話しやすくするためだ。
*2 ...
上記を必ず守ることを証明します。

--
なるほど、呼び捨てで呼ばないと規約違反になってしまうのか...。でも抵抗があるよ。
いや、ここは少しずつ改善するしかない。わかった。私もちょっとだけ言葉を崩してみることをやってみるよ。

あ、あの、ヒノル。内容を見たよ。頑張って崩しているけど、これが限界。

声を震わせながらガタガタと震えさせた。

「ボ、ボル...。ありがとうだぜ。それでいいぜ。その感じから、少しずつでもいいから、それになれる事からだぜ。わかったかな?」

私ははいと返事をした。あまり言葉を崩したことがない私でもちょっと頑張れば大丈夫だということが分かった気がする。確かに、言われてみると、同じチームなのに敬語を使うのは違和感があると思っていましたし、これからもこの言葉を逆に崩し替えないといけないのがちょっと辛いと思いました。
「じゃあ、この足跡サインに君の足跡つけて。」
私は恐る恐る、自分の前足...?を足跡を付けた。
「今日からは君と仲間だぜ。出会ってすぐだったけど、ボルが何していいかわからなさそうから手伝ってやるぜ。」
ありがとう。私が記憶を失った要因を探しましょう。
「お、ちょっとはなれたじゃん。そんな感じでいいぞ。」
心の中でありがとうと思った。こんなすぐになれるとは思ってなくて、ずいぶんと時間をかけると思ったがそうでもなかったみたいだった。
「もうすぐ日が暮れそうだ。明日、技の出し方の訓練をするぜ。」
「泊まる場所を案内するぞ。ついてこい。」
いろんな設備を見ながらヒノルについていった。
すると、いかにも宿っぽい場所に着いた。
「ここがメモリーズが泊まる全体の宿だぜ。この宿の3階の325号室が俺たちの宿だぜ。」
「早速中に入っていくぞ。」
館内は広く、大型ポケモンも十分に通れるほどの天井の高さと廊下の広さだった。
それが地下2階までと6階まであるそうで、宿全体が大きい。
しかも、床がフカフカでとても歩きやすい。
人間世界のようにエスカレーターやエレベータはなく、階段で3階に行くようだ。
325号室に到着した。ずいぶんと人間世界のビジネスホテルに近く、何となく親近感を覚えました。
部屋の中はそれほど大きくなかったが、おそらく、体の大きさで割り振られている感じだった。
「すごいだろ。ボル。」
す、すごい。とてもキラキラしていて、過ごしやすそうな空間だ。
こんな宿よく見つけたな。ヒノル。
「ふふふ。十分に観察してくれ。後それと、扉に非常時の脱出ルートがあるから、絶対に見ておくんだぜ。ボル。」
はーい。
この辺りは本当に人間世界のホテルらしさはあったが、ポケモンのこの世界にも非常事態が起こるかもしれないから、書いてあるのだろうと思いました。
そして宿の窓をふと見ると、すでに見ていた施設は店じまいしており、何より、薄暗くなっていました。つまり、もう夜が訪れたようだ。
宿内を見終え、ふかふかのべっとで寝ようとするとヒノルが話しかけてきた。
「ねえ、ボル。君なんか隠していることあるでしょ。」
意外な一言だった。いつからそう思ったかはわからないが、とりあえず事実を話すことにした。

ヒノル。ごめんなさい。本当は隠し事があって...。聞いて驚かないで。
「やっぱりね。それで、隠し事って、あれでしょ。元人間でしょ。」
また驚いた。どうしてそのことが分かったのかが理解ができなかった。
今まで知っていたかのように突然と言葉を突き付けれた感じがしました。
とりあえず、そう。と返事をした
「実はな、最近人間がポケモンになる事件があってね、受け入れらなくて飛び出してしまうんだ。」
「それで、野生のポケモンたちに感情輸入しちゃって、元人間なのに野生のポケモンのような暮らしをしちゃうという事件がたびたび起きていて、今度はそれを食い止めないといけないと思っていたんだ。その時に君を見つけたんだぜ。」
「そしたら、早くも自分自身をポケモンと理解できて、抵抗なく俺に話しかけた君が一番初めだったんだんだぜ。ほかのポケモンはいきなりポケモンが話しているのと、ポケモンの姿になっているのを信じられなくて逃げてしまった元人間ばっかりだったぜ。」
そうなんだ、ヒノル。私もその事件に巻き込まれたんだ。
「そうだけど、君は他の元人間じゃなくてよかったよ。すぐにポケモンと受け入れてくれて。」
しかし、なんでそんな事件が発生しているんだ?
「その原因はある程度つかんでいるんだぜ。しかしな、あそこに近づくには危険なんだぜ。」
「ものすごく感情輸入しやすいらしく、下手したら、仲間だったのに、攻撃するかもしれない状況になるかもしれねぇ。そんな危険な場所なんだ。それを耐えて、それをぶっ壊すと状態は収まるだろう。しかし、今とても肥大化していてな、元人間のポケモンが増えるたびに肥大していくんだぜ。」
今すぐ止めなくちゃ。
「そう焦るな、ボル。そんなに焦っても、肝心の場所までは把握していないんだぜ。」
「近づくのが危険ということだけはわかっていて、肥大化しているのだけはわかっているんだけど、場所がはっきりしないんだぜ。」
しかし、速めに止めないと、とんでもないことになるんでしょ。
「...。うん。全力で場所を突き止めようとしているけど、見つからないんだぜ。もしかしたら、別空間にあるかもしれねぇ。何かヒントになるものがないか探しつつ冒険する感じだぜ。面白そうじゃないか。」
確かに...。私もヒノルを助けたい。協力したいよ。
「ありがてぇ。じゃあ、明日に備えて寝ましょう。ボル。」
そうしましょうか。お休みなさい。ヒノル

―こうして二人の冒険は始まった

第一話 技の出し方

[次の朝]

おはよう、ヒノル。
「おはよう、ボル。」
「今日は技を出す練習をしようぜ。練習場に移動するからついてきて。」
あまり時間をかけずに練習所に着いたみたいだ。
街少し道外れなのでとても近い場所にあるようだ。
「ここが、練習場だ。ポケモンたちの遊びや日々トレーニングのために設置された公園なんだぜ。」
とても広い空間で、いたるところに的があった。
遊具的なものもあり、ポケモンの強化をがまさにできそうな雰囲気な場所だった。
人間世界で言うと屋外トレーニング施設が該当しそうだ。
「まずは、この的に向かって体当たりしてごらん。」
私は思いっきり的に向かって体当たりをしてみた。
「おお!上手じゃないかボル!!」
褒められてすごく有頂天になってしまった。しかも仲間だったのでとても感慨深く受けてしまい、心のそこで好きの塊が刺さった感覚だった。
「次は電気技を出してみようか。」
「じゃあ、先ほどの的に向かって...スパークだ!」
電気の出し方がわからなかったが、なぜか電気を出しているような感覚で、いかにもなれているかのように、技を出した。
「おお、凄い!!大概は初めてはできないものなんだぜ。スパーク出そうと思って、体当たりが発動することが元人間ではしばしばあるけど、君はすごいぞ、一発でスパークを出した!才能あるんじゃないか、ボル?」
いや、本当に初めてで、電気の出し方もわからなかったが、なんか出来ている感触におおわれて、本当に何とも言えない。私は才能があるかもしれない。
「じゃあ、ちょっと難易度上げようか。そこの木の上らへんに向かって、エナジーボールを出せるか?」
すると、見事に的に命中し、技もちゃんと出せた。
その時は本当に感覚がなく、自分自身が本当に人間だったのかが信じられなかった。
「次は避ける練習ね。」
「ここが避ける練習場だ。」
「ランダムに玉の遅いボールが発射されるからね。」
「発射する時に音が聞こえるから、それを聞いてどこから発射されるかを一瞬で判断して、どう避けるまで考えるんだぜ。」
「最初のうちはあったってもいいんだぜ。いくぞ。」
はい!
「3、2、1...スタート!」
玉が音と同時に発射され避けられそうになかったが、なんか体か勝手に動き、ちゃんと避けられいる感触というか、当たったら当たった感じがあるが、それが一切ない。
でも、こんなんで大丈夫なのかとも思いました。技もそうだし、よけるのもそうだし、なんか体が勝手に動く感じで果たして大丈夫なのだろうか。とも少し思ってきた。
「すごいぞ!どんどん球が速くなるのと間隔が縮まるぜ。」
すると、発射機の表示上では超上級者モードまで達していたが、ボルは見事に一個も当たらずに避けていました。
「ストップ、ストップ!!」
はぁ、はぁ、はぁ。いい運動になったぞ、ヒノル。
「すごいぞ、ボル、超上級者モードでも一個も当たらないなんて...。君本当にポケモンとしての才能があるぜ。」
いや、そんな感覚がない。私は、ただ体が勝手に動いていて、どうやってよけているかもわかってない。
「大丈夫だ。ボル。それが正解だぜ。慣れたら、その勝手に動く能力は生きてくるぜ。」
ありがとう。そしたら、技の出し方やよけ方は完璧だね。
「おう。しかしな、とっても強い技の出し方があるうだぜそれは...。」
「れんけつわざだぜ」
れんけつわざでしょ。
ほぼ同時に言った。
「ボル、知っているのかよ。」
うん。知っている。なんかもともと身に染みていたのかわからないが、覚えている感じがしたんだ。
「じゃあ、説明も不要か?」
うん。私の知っている情報では、おなかというものが減りやすくなるけど、経験値が入りやすくて便利で、技のPPがいずれかが切れると連結が外れるんでしょ。
「全くその通りだぜ。おなかのシステムとかPPについて説明もする予定だったが、不要そうだぜ。」
じゃあ、今日はここまでという感じかな。ヒノル。
「そうだぜ。明日は、ダンジョンについて教えるから楽しみだぜ。」
そして、宿に泊まり、寝る前に一緒に話しました。
「なあ、ボル。ポケモンになってどうだい?楽しいか?」
うん。さっきの練習していたら楽しくて仕方がなかったよ。
人間とは違う経験をした。
「よかったぜ。結構ポケモンになれているんだね。」
そうよ。私ね、このゲームみたいなことをしたことがあるんだ。
似たようなゲームがね。たぶんその影響が響いているかもね。
「似たようなゲーム?」
ヒノルには難しいかもしれないが、ダンジョンという言葉にもなんか聞き覚えがあるし、何回もダンジョンをプレイした覚えがあるんだ。
とても親近感があって、楽しんだ。
それと、何よりもポケモンになりたかったんだ。実は。
「...???」
初めはポケモンになって心の中では凄く喜んでいたよ。
夢のポケモンになったって。私はこういうのに興味があって...。
まあ、いろいろあって、始めも混乱せずにヒノルについてこようとした。
すぐに判断できたし、悪いポケモンじゃないな。と思って。
「ボル...。君何かと才能あるよ。」
ふふふ。そう思ってくれてありがとう。
「もう一つだけ、質問していい?」
何?
「ポケモンは好きかい?」
もちろん好きだよ。それがどうした?
「いや、何もないぜ。」
滅茶苦茶その質問したのかがひっかかる...。
「チーム登録連盟のポケモンたちが足跡を見てさっしたんだろうな。元人間だということがね。鑑定のプロがいるからな。それを考慮して、さっきの質問が送られたんじゃないかと考えらるぜ。」
...。すげぇ。
「じゃあ、寝ようか。」

第二話 ダンジョン

[次の朝]
「おはよう、ボル。」
おはよう、ヒノル。
「じゃあ、ダンジョンに行って実践的にしようか。」
うん。
「そうだな、依頼をこなしながら、実戦してみようぜ。」
「実はな、依頼は宿の一階に貼られるんだぜ。」
「なんにしろ、この宿は冒険や探検するポケモンがたくさんいるからだぜ。」
一階の階段のある方向とは逆の方向に依頼の頼めるスペースや、依頼内容を見ることが出来るようだ。またなんか新鮮な気分だ。
「まずは、この簡単な依頼からやってみようぜ。」
「本来は複数選んで出来るが、初めてだから一個だけにしておくぜ。」
受け付けはタブンネだった。ポケモンセンターみたいだった。
タブンネ「この依頼を実行するんだね。バッチを見せて。」
「このように、チームじゃないと依頼が実行できないんだぜ。」
「あ、バッチ渡すの忘れていたぜ。これが君専用のバッチだ。」
「かっこいいだろ?」
カッコイイ...!
とても言葉で表せることが出来なかったが、私に引き寄せる何かがあって、とてもカッコイイ形だった。
タブンネ「チームメモリーズとして実行しますね~。」
バッジ見てわかるんだ...。
タブンネ「はい、そのバッチには登録したチーム名と名前が埋め込まれているんだ。」
「ダンジョンの入り口は勝手口からはいるんだぜ」
タブンネ「あら、依頼の挑戦は初めてかしら?」
「そうだぜ、珍しいことに後ろについているピカチュウ、ボルというんだけど、元人間なんだぜ。」
あ、よろしくお願いいたします。
タブンネ「ため口で良いよ~。そうなんだ、頑張って依頼達成応援しているよ。」
ありがとう。
「ダンジョンの名前は『最初の森』だぜ。いかにも初めてにぴったりな名前だぜ。」
え、以前の記憶あるけど、『始まりの森への道』という名前のダンジョンが終盤に出てきた記憶がある。
「あ、そうなんだ、でも大丈夫だぜ、ここのダンジョンは正真正銘の初心者向けのダンジョンだぜ。」
こうして、ダンジョンに入ると至る所にポケモンがいるが、全部敵で襲ってくるポケモンなんだと思いました。
「あ、言ってなかったが、依頼は3階だぜ。」
わかった。じゃあ、とりあえずポケモンをやっつけてみる。
ポケを落としたみたいだ。
「基本的なシステムは理解しているそうだな。」
まあね、以前の記憶を引き起こしているからね。
階段を見つけたぞ。
「おお、ナイスだぜ。」
これは、えだか。結構最近のシステム導入しているんだ。
ポケダンのいいところをすべてより集めた感じだ。
「なんでも知っているじゃないか。」
うん。ダンジョンやポケモンの名前のことははっきりと覚えているけど、そのほかのことは忘れているみたいだ。
「そうなんだ。じゃあ、階段が見えてきたし、依頼の場所にたどり着けそうだぜ。」
そういえば、依頼のポケモンって誰...?
「ごめんな。色々忘れてしまって。依頼のポケモンはニョロモだぜ。」
じゃあ、ニョロモを探せばよさそうだね。
しかし、ダンジョンの形も歩くたびに広がるこのマップは便利だね。
「まあね、俺も初めての冒険の時はそのマップを見て感動したぜ。」
言っている間に、ニョロモを発見したよ。救助用バッチを渡せば依頼クリアだよね。
「その通りだぜ。」
ニョロモ、助けに来たよ。大丈夫だったか?
ニョロモ「ありがとうございます!」
じゃあ、このバッチもって一緒に帰ろう。

システムメッセージ:依頼は以上になります。ダンジョンから脱出しますか。

もちろんだ。

その言葉をすると突然宿の依頼の勝手口らへんの景色が広がっていた。
ワープというのがこんな感じなんだと初めてわかったような感じがした。

ニョロモ「ありがとうございます。お礼はこんなものしかないです...。」
100ポケを渡してきた。
ありがとう。無事で何よりだよ。そのお金は大切に持っときな。
それ、全財産でしょ。
ニョロモ「...!」
ニョロモは涙を浮かべながら笑顔になった。
君が無事でよかったよ。もしかしたら命の危険もあったんだよ。
お礼より、なにより無事だったのが何よりのお礼だと思うよ。
ニョロモは耐えられなくなり、泣きじゃくりながら声を震わせ『ありがとう。』を数回言いました。
もう迷子になるんじゃないよ。と言って頭をやさしくなでた。
そして、ニョロモは宿の入り口に向かって走りだし、姿が見えなくなりました。
「本当はお礼は受け取らないといけないんだぜ。こういうポケモンが多いからな。」
「何回もそうやって見逃すことはできないぞ。」
わかっているけど、つい私のやり方をしてしまった。
「今回は見逃してやるけど、次からはないと思っとけよ。ボル。」
うん。
タブンネ「依頼達成おめでとう~。どうだった?初めての依頼は?」
ポケモンを助けるのも悪くないと思った。でも、やっぱりこういったポケモンが多いから報酬は受け取った方がいいの?
タブンネ「そうだね~。やっぱりお礼をしてくるポケモンは素直に受けっとった方がいいね。」
お礼をしてくれないポケモンもいるんだ。
タブンネ「まあ、そうだね~。お金も何も持ってなくて、何もお礼できなくてごめんなさい。と言って飛び出すことも多々あったよ。」
そうなんだ。じゃあ、これからは受け取ることにするよ。
「じゃあ今日は終わりだ。明日は少し難しい依頼をこなそうぜ。」
いつもの部屋に入り、寝ようと思ったが、ヒノルからまた話があった。
「そうだ、今日ね、いいものが届いているんだぜ。それは、水色に近い青色のスカーフだぜ。」
「つけてやるぜ。...似合っているじゃん。」
「俺もつけて...。お似合いじゃないか。」
部屋には鏡が設置されていた。その鏡を見てみると、とても似合っていた。ワンポイントとしていい感じになっているし、黄色は結構目立つし、落ち着いた色を引き出している感じだ。それと、改めてポケモンになったことを実感した。今まで、自分の姿を一度も確認したことがないからだ。
鏡は試着ルームみたいな場所にあって、扉は常時閉まっていた。その扉を開くと、鏡があった。
ヒノルも一緒に入ってヒノルの姿も鏡越しで見ていた。
しかし、この姿を見ると元人間で言うと全裸状態で今更恥ずかしい思いをして赤裸々にしていたが、ヒノルもいろいろ察してくれて元人間のことをあたかも知っているかのようだった。
私は何でこんなルームがあるか疑問に思ったので聞いてみた。
「実はな、いろいろな衣装があってねレンタルできるんだぜ。」
「しかもいい機能付きの。不思議玉とか枝で起こるような状態を起こせるのが衣装だ。」
スカーフのような効果か。ここにはスカーフというものがないのか。
「スカーフ...?これ以外のスカーフ以外俺にはわかんねぇが、衣装というシステムがあるぜ。」
なるほど、似合っているかどうかのチェックがあるのか。
「そうだぜ。服にもいろいろな種類があってな、体の大きさや、素早さが変わったり、攻撃力も変わったりするんだぜ。いわゆる、装備というやつだね。」
ポケモンの世界で装備があるなんて...。すごい発想力だ。
「じゃあ、とっとと寝ようぜ」
次の朝は予定通り少し難しいダンジョンでの依頼をこなし、また朝が訪れた。

第三話 ボス
おはよう、ヒノル。
「おはようだぜ、ボル。」
「今日はボスのある通常のダンジョンを攻略してみようぜ。」
「それと、今日から、前紹介した衣装をレンタルしてみようぜ。」
「ボロボロになっても新しく作ってくれるらしいぜ。また、ボロボロでも効果はあるぜ。」
「一度着ていった衣装はダンジョンを脱出するまで有効なんだぜ。つまり、脱いでも有効だぜ。」
画期的だ...。

各階に衣装部屋があって、鏡がないけど、衣装がずらっと並んでいた。
「どの衣装にする?俺的におススメなのはちょっとスピードが遅くなるけど、すべての能力がちょっぴり上昇するこの衣装はどうかな。」
部屋に戻って衣装ルームで来てみると意外とかっこよくてそんなに重装備な感じがなく、ポケモンユナイトのホロウェアみたいだった。
しかも速度遅くなってしまうのは仕方ないけど、各能力が上昇するのはいいかもしれない。
これで冒険することにするよ。
「俺は何も装備せずにダンジョンに挑むぜ。こう見えてもレベルが高いぜ。」
「普通にダンジョンに挑む場合は、宿から出て練習所のわき道からダンジョンに挑むぜ。ついてこい。」
「わき道にはダンジョンの行き先のワープがずらっとあるぜ。」
「俺たちは、瓦礫の谷に挑みたいからここだね。」
ワープすると、山が立ち並び、まるでテンケイ山みたいだった。
「...あれ?なんか違和感がある気がするぜ。」
「いや、気のせいか。とりあえずダンジョンに挑んでみようぜ。」
なんか変わってしれないということ?
「ここ最近の元人間の事件が深刻になってしまっているかもしれねぇ。」
「気を引き締めて頑張ろうぜ。」
こうして、ダンジョンに挑み、中盤に差し掛かった時です。
「なんか嫌な雰囲気漂っているような...。なんか妙だぜ。」
なんかダンジョンのBGMもなんかおかしいような気がする...。
「そうなんだぜ。なんかいかにも妙なんだぜ。」
ダンジョンの終盤ぐらいの階数になってもその妙な感覚が何かわからず、いよいよボスと
戦うことなった。
エアームド「この世界を―ほろばせてやる」
聞き取りにくく、いかにも乗っ取られたような声でいきなり、突進してきた。
運よくよけることが出来たが、攻撃が当たると一発で倒れそうな強さだった。

ヒノル、このダンジョンは簡単なのか?
「間違いなく、ある程度初心者向けのダンジョンだぜ。しかし、なぜかボスが強すぎる。俺のデータではレベルは50以上は行っているぜ。」
あ、なんかなんか覚えがある。超のボーマンダみたいだ。
「なにそれ、そんなことを言っている場合じゃないぜ。」
ヒノルが一気に目つきが変わった。
鋭くなって、後ろの背中を燃やしてとてもかっこよく見えた。
「鋼は炎が抜群だぜ!ここは俺が何とかしてやるぜ。君はエアームドの気を引いてくれ。これが本当のレンケイプレイだ!」
それなら、私だって、エアームドの複合タイプの飛行で効果抜群だ。私だって攻撃するぞ。
「だめだ、ダメージ量がまるで入っていなさそうだぜ。効果抜群なのにレベル差が違いすぐいてちょっとかゆいぐらいな感覚だろうぜ。」
「俺はレベルが70ぐらいあるから、俺の炎技で喰らってとっとと正気を戻してほしいぜ。」
わかった、ヒノルの言う通り私はエアームドの気を引いて炎が当たりやすく誘導してやる。

...勝った...!
凄いぞヒノル...!
ヒノル...?
「...今まで何があったんだ?」
覚えていないのか、ヒノル...?とても強いエアームドを倒したんだよ。
「わりぃ。何にも覚えていないんだぜ。」
でも、なんか執念な雰囲気は消えたような気がするような。
「そうだぜ、何より、この冒険を計画したのがこのためだぜ。」
ダンジョンの違和感を感じる共感は演技だったのか?
「いや、そうじゃないんだ。たまたまここがそうだったんだ。」
どういうことなんだ?
「各五か所に執念を抱えるポケモンが至る所に配置されていて、場所も特徴も把握できなかったんたんだぜ。それで、特徴だけは今わかったんだぜ。ダンジョンのBGMがおかしい。あと雰囲気でいつもと違う感じだったか。これで後四か所見つけ出していこうぜ」
そうなんだ。
それと、強いボス前では記憶無くなるんだね。
「そうだなんだ。俺の悩み事でね。何があったか忘れてしまうんだぜ。」
それよりも、一つの執念をたおしんたんだ。ヒノル。
「そうだな。今日の冒険は大成功だぜ。」
二匹はハイタッチをした。

宿に戻り、今日の出来事を話した。
今日は何かと楽しかったよ。ヒノル。私も強くらなきゃと思った。
「いいぞ、その息だぜ。」
「今日は何も話すことはないぜ。今日は寝ようぜ。」

第四話 謎のアイテム
おはよう。ヒノル。
「おはよう。ボル。」
「そういえば、俺たちがチームを組んだ時に渡そうと思ったものがあったぜ。」
「こんなものだぜ。」
それは将棋の駒らしきものだった。
『飛』と『角』と二つあった。
「俺は『角』が気に入ったぜ」
じゃあ、私は『飛』にしようか。
「いいの?じゃあ、俺はスカーフにつけるぜ。」
私は、耳につけたいな。
ポケモンになってこういうの初めてだ。
私、ダンジョンの途中でリボンらしきものを入手したから、それを耳に巻いて、ピン止めすれば痛くないはず。
こうして、ボルは左耳のほうに駒をつけ、ヒノルはスカーフに駒をつけるようになった。
ねぇ、ヒノル、将棋ってわかるか?
「俺はわかんねぇ。ボルは知っているのか?」
知っているよ。じゃあ、今貰ったものと将棋のルールについて語るよ。
将棋は9*9マスの卓上の戦いで、駒の種類は歩、香、桂、銀、金、王そして、いまもらった角と飛だ。
それぞれ動かし方があるけど、一気にすべて紹介するとわからなくなるから、今貰った飛と角で説明するよ。
飛は上下左右にどこまでも動かすことができる。
角は斜めに動かすことができて、それぞれ右上、右下、左上、左下に動かすことができる。
そして、相手の王を動かせくなったら勝利。
というシンプルなルールなんだ。でも、最初のころの将棋ってもっと複雑だったんだ。
今ぐらいの簡単なルールになるまで結構時間がかかっているんだ。
勝敗が着くかわからないほど。たしか、36*36のマス目でバトルとかだったんだ。
駒の種類もたくさんありすぎて、駒の名前は違うものの、同じ動かし方があったらしんだ。
要するに、今の将棋はまだ覚えやすいほうということだ。
「ほー、将棋には深い歴史があるんだね?」
うん。私の知っている限りの情報だけど。
「それより、ボル、昨日の強かったボスいるじゃない。そのボスが持っていたものがあるんだ。」
見せてきたのは『歩』だった。
「ボル、歩はどう動くんだ?」
前に1マスしか動かない駒だよ。
一番弱い駒なんだ。
でも、これは後ろに安全ピンがないね。後ろに『と』と書いてあるね。
「『と』?それって動き方変わるの?」
うん。『金』と同じ動かし方で前三方向と左右と後ろに1マスに動かすことができるんだ。
それと、唯一、駒にひらがなが書いてあるんだ。
「なぜ?」
理由は歩の枚数が多いからよ。自分の駒で9枚もあるから、合計で18枚『歩』という駒が必要なんだ。
昔は手彫りで間違えると駒が台無しになるから、裏に『と』と書くようになったらしいよ。
歩も書くの大変そうなのに、『と』だけなんか私も不自然に思うけどね...。
「それはそうと『金』という駒と同じ動き方するんだね? 」
そうだよ。ボスはおそらく、将棋の駒を持っているかもしれないね。
おそらく、この異変は将棋の駒に操られているのかもしれない。
「じゃあ、ボル!今付けたものも外さないとやばいんじゃない?」
それはおそらく大丈夫じゃない。私たちのつけているものは安全ピンがついているし、裏にも何も書いていないただの将棋の駒らしきバッチみたいなものだと思うよ。
特に効果はないと思うけど。
「なるほど...。飛や角にも裏になんか書いてあるんだ。本当は。」
そうなんだ。飛と書いてる裏には『竜』と書いてあり、角と書いている裏には『馬』と書いてあるよ。
動かし方も簡単だから紹介しておくよ。
『竜』は『飛』の動かし方+全方向1マスに動かせるんだ。
『馬』は『角』の動かし方+全方向1マスに動かせるんだ。
「なんかすごい覚えやすいね。」
そうだよ。でもここから複雑になるからね...。
残りの駒は『香』『桂』『銀』『王』の動かし方だね。
これは後で紹介するとして、今日も冒険しつつ、将棋の駒を取り戻そうか...。
しかし、将棋の駒を手に入れたとして、どうしろというものだろうか。
ポケモンバトルと将棋のバトルと両方仕掛けてくるのだろうか...?
「ボル、そうだね。今日も冒険するぜ。」
「昨日冒険した付近を探索してみようぜ。」
そうしよう。
「やっぱり山登りはきついね。」
この前ボスがいたところらへんはまだ、中間付近だと思った。
なんか山というよりかは、道が平坦で森っぽくなってきたな。
「今日はそのあたりで冒険しようぜ。」
数分が経過し、私のレベルが4ぐらい上がりました。かなり手ごわいダンジョンで、ヒノルに任せきりでした。
ボスはおらず、今日のところは終了という感じで翌朝を迎えた。
「ねぇ、今日は将棋のルールをほかにも教えてくれ。」
わかった。将棋バトルするかもしれないからね。そうなったときは頼りになるかもしれない。
じゃあ、ほかの駒の動かし方から説明しようか。
『香』は上方向ならどこまでも行けることができるんだ。
『銀』は前三方向と右下と左下それぞれ1マスに動かせるんだ。
『王』は全方向にそれぞれ1マスだけ動かせるんだ。
そして、厄介なのは『桂』。
『桂』はニマス先の右上と左上と動かせるんだ。そのとき、自分の駒を飛び越えることができるんだ。
裏に書いてあるものも説明してなかったね。
あれは成駒といって、敵の陣地に入ると裏返して成ることができるんだ。
敵の陣地というのは自分から見て上の3行のことだよ。
あそこに入ると裏返すことができるし、そのまま裏返さないこともできる。
敵地にある駒を後ろに引いた時もなることができるんだ。
今日はそのぐらいにしておいて、今日も冒険に出かけよう。今日は砂漠地帯を探索してみようか。
水とか入念に準備して、レッツゴー!
「ボル、今日も将棋の知識ありがとうだぜ。砂漠ってそんなに熱くないのね。」
そうなんだ。温度は高いが、湿度というものが低いからそんなに熱くないんだ。
その代わり喉が渇きやすいの。
あいにく水タイプのポケモンがいないからちょっと残念だ。
しかも私電気タイプだから相手ポケモン効果なしで体当たりぐらいしか使えないんだ...。
そして相手からの攻撃は抜群だから、ここはヒノルが何とかしてほしい...。
「わかったぜ。ボル!まかしときな!」
たよりになるよ、ヒノル...。
すると、BGMが壊れて聞こえてきました。
ここが二つ目の場所だね。
なんかボスが強そうな雰囲気が...。
ここは地面タイプがおおい。ボスはおそらく、グラードンだ。
しかし、こんな装備と私のレベルで倒せるのだろうか...。
「大丈夫だぜ。俺がいるぜ。」
ヒノル...。優しい...。
しかし、グラードンもタイプ相性を考えて、だいちのちからを使ってきそうだ...。
いや、まだボスもわかってもないのに、技まで考えるなんておかしな話だ。
「おそらくボスフロアまで来たぜ。」
....!!!なんだこの違和感は!
まるでボスがいないみたいだ。
気配を殺している....。
さすがのポケモンなのか...?
ヒノル!気配を殺しているから、どこから来るかわからない...。これは二手に分かれよう。私は前をみる。
ヒノルは後ろ側を見てくれ!
それとゆっくり進もう。ここで待機していても仕方がない。
「了解だぜ。ボル」
...。なあ、ヒノル。ちょっと見て...。
「どうしたボル?」
これは、前に見た将棋のような駒が落ちているよ。
『香』と書かれた将棋の駒がね。
ヒノルがそれを見ようと振り向こうとした瞬間、私は、待って!これはトラップだ。といった。
ボスは、気を抜くその瞬間を見て、一気にやっつけようと思っている。
しかし、おかしいな...。本当にボスの気配がしない...。
何なんだ、この違和感は...。どうして、ここにわかりやすいトラップまで仕掛けて、私たちを誘導しているみたいだ。
ボスは何を考えているんだ...。最後のボスもそんな感じなのか...。巧妙なトラップを仕掛けてきそうだよ。
まるで、私をボスに仕掛けられた道のりをたぐっているみたいだ。
私は落ちているその『香』を拾おうとしたとき、私は手がかすんでしまった。私の脳裏で、それに触ると操られる!
という感じがぶわっと出てきた。
すると、私たちがつけていた将棋の駒のようなバッチが共鳴しているように感じた。
私は、なにも躊躇せずに『香』を拾った。
私は、気が付かないで拾った。なんかよくわからないが、自分の手の中には『香』の駒があった。
操られていない...?そして、ボスもいない...?
なんかよくわからないけど、ヒノル、将棋の駒も手に入れたし、次の場所を探そう。
「...なあ、ボル。何かおかしいぜ。」
な...。何よ。
「BGMが静寂なままだぜ。」
「俺は、最初『歩』という駒を拾ったその時にBGMがもとに戻ったんだぜ。」
確かに変ね。私が持っているこの『香』の駒はでたらめか...?
だとすると、さっきの感触は何だったんだ。それにもうそろそろ日が沈みそうだ。と思い、とりあえずこの場所をとうろくして、いったん引き返そうといいました。
「そうだね。ボルの言うとおりだ。いったんきらり広場に戻ろう」

次の朝。
今日は謎の現象だった場所の続きをしようか。
その前に衣装を決めよう。強いボスがいるかもしれないから、威力アップ衣装とかどうかな。
似合っている?ヒノル?
「ああ、ばっちりだぜ。ボル」
「そういえば、衣装も木の実と融合させてランクあげ出来るんだぜ。」
え?何それ?気になる!
「それは、購入した衣装、もしくは拾った衣装でしかできないが、特定の木の実と衣装を融合させると、衣装が持つ効果が良くなるんだぜ。」
「しかも、デメリットのほうも半減されるので、めちゃくちゃお得なんぜ。」
凄い!いつか試してみたいな。これはレンタル用の衣装だからね...。
じゃあ、威力が大幅に上がる衣装をまとわせて出発だ!

ここが香があった場所ね...。BGMがなく静寂だ。
奥にまだ何かありそうな雰囲気だ。
これは、砂地獄...!?
「ボルどうする?この先は砂地獄みたいだし、引き返そうぜ。」
まって、ヒノル。なんか親近感があるんだ。
そうだ、私には冒険の極意を知っている気がする。
RPGあるある_その1
『怪しい砂地獄には飲まれろ。』
「なにそれ?」
私を砂地獄の底から呼ばれている気がするんだ。
「まって、ボル。正気か?」
私は正気さ。なんとなくなんだが、この砂地獄に新しい駒があるはずだ。
行くよ、ヒノル!

予想通りだよ、ヒノル。
砂地獄の先に洞窟があったよ。
探索してみよう!
「ボル!すごいぞ!どうしてわかったんだ?」
なんか、勘だよ。いや、この耳に飾っている駒のおかげかもしれない...。
「どういうこと?」
ヒノルにもスカーフについてある駒もなんかこの辺にありそうな雰囲気出してなかった?
「まぁ、多少。でも、さすがに砂地獄の中なんか飛び込める自信はないぜ。」
私、もしかしたら、砂地獄の中に何かあるんじゃないか?と思ったの。
いろんな冒険をしてきたような昔のような感覚が身についているかもしれない。
さっきも何かつぶやいたでしょ。RPGあるあるとかなんとか。
「いったぜ。」
まあ、なんか、前にもこんな冒険したことがあった気がするから、なんとなくそうだと思った。
いや、正確に言うと、「きたのさばく」というイベントでこういうのあったな。と思ったのよ。
とりあえず、この洞窟探索しよ。ヒノル。
「そうだな。」

こうして、私たちは順調にダンジョンをクリアし、私のレベルが3上がった。
ボス部屋らしき場所までたどり着いた。
というか、ボスが目の前にいた。
まだ、こちらには気付いていない。
ボスはグラードンだった。
ボスの額を見てごらん。
駒が埋め込まれているよ。
どう考えても駒に操られている。
前のエアームドはそうではなかった。
しかし、エアームドの場合は、手に所持していたみたいよ。
今回は額に埋め込まれているみたい。
なんでこんな危ない効力を持っているんだろう。
どうして、それが将棋なのか、さっぱりわからない。しかし、それを今考えるのはまだ早い気がした。
「充分体力とPPはばっちりだな、ボル!」
ああ、大丈夫さ。
じゃあ、突撃しよう。
こんにちは!私たち...メモリーズでーす!
すると、グラードンはすかさずだいちのちからを繰り出した。
やっぱり、タイプ相性が悪い!
「ボル!あきらめるのは早い!たとえタイプ相性が悪くても、何とかなるさ!」
ボルの強気な姿勢が表れた。
それは、そう、あの時のエアームドのように。
ほかには目にもくれないが、戦略的で、指示も的確。
かなりの腕前を持っている。
「ボル!右に避けて!」
どうする?ヒノル?
「そうだ!俺がおとりになるから、あなたはひたすら、電光石火で攻撃するんだ。」
グラードンはヒノルに向かってだいちのちからを何度も繰り出しました。
「しまった!ボル!ジャンプだ。」
「そのまま、アイアンテールできるか?」
できるかもしれない!
アイアンテール!
これが私が初めて尻尾を使った攻撃だった。
今までなかった『尻尾』というものを使って敵に攻撃した瞬間、私は背筋が凍りつきました。
どこかしらで喜びを心の底から出ているみたいな感じだった。でも、そんな喜びもつかの間。
今度はその隙にヒノルがピンチになりそうになっていた。
ヒノル!大丈夫か!!
「何。心配いらないぜ。ボル。」
「二人いれば何とかなるぜ。」
その時にヒノルが輝かしく見えた。というかなにか光っていた。
将棋の駒が共鳴している???
一時的に進化するというのか?
と思われたが、実際はそうではなく、ただ光っただけで何にも効果がないように思えた。
しかし、ボルの渾身の一発でグラードンは倒れこんだ。
何だったんだ今のは...?
「何があったんだ?」
二匹同時に言った。
ヒノルは戦いに夢中になると、その出来事を忘れてしまったことに対して、何が起こったかわからないとつぶやき、ボルは、ヒノルの輝いたあの瞬間は何だったんだのだろうか?という意味合いである。
ヒノルが何かバトル中に変なことが起こったのか?と聞かれるとそのように答えた。
なぞの力はのちに解明するだろうと思い、とりあえずグラードンの額にめり込んでいた将棋の駒を手に取ると、BGMがなり始め、やっと砂漠の洞窟らしい雰囲気のBGMが流れた。
今日はいい冒険だった。なんか楽しかったよ。
おやすみなさい。

第五話
恐怖の始まり

次の朝。
おはよう。ヒノル....。
なんか空気がいつもりよどんでいないか...?
「おはようだぜ、ボル。俺はそんな感じしねーぞ。」
あ、そう。でも、なんか心がひずむようななんか嫌な予感がするんだ。
ヒノル、教えてくれ、元人間がここにたくさん来ているのでしょ。何が起こっているんだ。
「実はな、俺がそういう現象を見たとき、あるものに出会ったんだ。」
「それが、そのバッチだ。最初は何かわからないから取っておいたんだ。そこから事の発展が進んだ。」
「俺は、なぜか声をかけると元人間だったと主張するポケモンたちがいて、いきなり攻撃したんだ。」
それは、信じられないからでは?
「違うんだぜ。最後まで話を聞いてくれ。」
わ、わかった。
「違うというか、そんな感じじゃなかったんだ。何かしらの力で攻撃してきたんだ。元人間だと主張するのに、強烈な技を使って、俺を仕留めようとしたんだぜ。」
「なんか違和感があると思ったんだぜ。」
「すると、とある事実を突き止めたんだ。」
「謎の勢力をまとう謎の物体によるものだって。」
「ボルから聞いてわかったんだ。その謎の勢力は将棋の駒であることだ。」
「そして、その勢力はほかのものと組み合わせないとたどりつかない。」
「つまり、ボルから将棋の駒の種類があると聞いて、ほかの駒を見つけて最後の場所に来いと考察できだぜ。」
「相手は、ポケモンと勝負するのではなく、将棋でバトルするということだぜ。」
なるほど、最後のボスは将棋バトルになりそうということか。
「そういうことだぜ。」
でも、まって、ひとつ気になるところがあるけど、なんで将棋だったのだろうか。
チェスでもオセロでもほかのボードゲームでもよかった気がするんだけど、どうして将棋を選んだのだろうか。
「そんなのたまたまなんじゃねーの」
...。まって、何か思い出したかも。
「どうした、ボル。」
たしか、私がポケモンになる前の瞬間何か見えた気がするんだ。
それが将棋の駒かどうかははっきりとはわからなかったが...。
....!!!!
「おい、ボル!どうしたんだ!」
なんか、ポケモンになる前のことを考えたら、急に頭痛が...。
た、たすけ...て。
私は耐えきれないほどの頭痛を感じた。私はこんな頭痛をするのは初めてだ。
思い出してはいけない状態で、口封じのために誰かが作為的に頭痛にしたかのように、話したときに突然頭痛がした。
私はこの後しばらく気を失っていた。
「大丈夫か、ボル!」
その声がかすかに聞こえてきた。
だ、大丈夫だ。
「よかったよ、ボル。このまま何も解決せずに人間世界に戻ってしまうかと思ったぜ。」
...ありがとう、ヒノル。
「なんで感謝すんだ?」
だって、なんか親近感があって、なんか嫌な頭痛もすっかり吹っ飛んだみたいだし。
「そ、そうか...。」
で、ここはどこだ?
「病棟だぜ。」
頭痛で病棟まで運ばれるとは。
しかし、最後のボスが将棋を使うのはありえそうだ。私、将棋割と弱いけど...。
大丈夫かな...。
「大丈夫だよ。元気出せよ、ボル。」
そうだよね。ありがとう、ヒノル。今日も冒険...は止めておこうか。私がこんな頭痛をしているというのに、冒険に出かけるのはきけんだ。
「そうだな。また、明日にしようぜ。」

しかし、この翌朝、とんでもない出来事が発生した。

翌朝
おはよう、ヒノル。
ひ、ヒノル...?
なんかすごく驚愕していそうな目つきをしているけど、なんかあった?
「あ、あったんだよ。」
「ちょっと、外に出てごらん。俺もついていくから。」
わ、わかったよ。
外に出てみたが何も変化がないように見えた。
?なにも変わったところがないよ。
ヒノルは空に指をさしました。
そ、空?
そう思い、ゆっくりと空に視線を向けると、小さいながらも謎のブラックホール的な謎の円が出現していた。
私もヒノルのような表情をとり、言葉が出ませんでした。
かろうじて、なんだあれは...?とつぶやいた。
「わ、わからねぇ」
すると、何かを思い出したようだ。
この、ブラックホール...。
お、思い出した!
このブラックホール、人間が落ちてくるホールだ。
その時は前回のような頭痛はしませんでした。
そうとも知らずに、ヒノルは、
「思い出してはいけない!それ以上は!また頭痛がするぞ!」
...。大丈夫だ。ヒノル。今度はなんか頭痛しなかったよ。
しかし、おかしいな。そのホールは閉じるはずなんだけど。
ひらっきぱなしということは、ますます将棋から発するエネルギーが増幅するのではないか。
「だろうな。とにかく、残りの将棋の駒は、『銀、金、玉』だな。」
「あと三つだ、急ごう!」
いや、あと三つじゃないかもしれない。この今飾っている謎のこの駒はノーカウントだと思うよ。
つまり、飛車と角はまた別にあるんじゃない?
「え?」
だって、もしこれが将棋のパワーを持つものだったら、とっくに操られているよ。
さらに言うと、これはバッチだろ。今まで拾ってきたのは、ただの将棋の駒だよ。
だから、まだ飛車と角が残されているんじゃないのかな。
すると、ボルが言った。
「ふふふ、大丈夫だ。最初は何だろうと思って、集めていたんだ。その将棋の駒を。」
「見てよ。もうすでに飛車と角は回収済みだぜ。」
ええええええ!?
ど、どうして?どうして操られなかったの?
「いや、どうしてといわれても、なんか落ちていたから拾っただけで。」
「最初はそんな効力があるとは思わなかったんだぜ。」
「ペアで落ちていたんだ。どさっとね。」
「飛車と角と落ちていたところに、その将棋の飛車と角の駒も一緒に落ちていたんだ。」
いや、それはさすがに怪しすぎるでしょ。何かトラップだと思わなかったの?
と、ついきつく言ってしまった。
「思わなかったぜ。だって、この世界は平和で、どんなポケモンもだましたり、トラップといってもゴーストポケモンたちもそんなひどいことはしないぜ。もし、そうしたとしても、俺はその当時でさえ強かったし、こんなトラップ仕掛けるのは弱いポケモンぐらいしかいないだろう。と思ったぜ。」
そ、そうだったのか。ごめん。ヒノル。
「大丈夫だぜ。じゃあ、気を取り直して、急いで、残りの駒を探しに行こうぜ。」
結局何も見つからず、寝る前まで時間がすすんだ。
見つからなかったね。ヒノル。
「そうね、ボル。」
そういえば、将棋の駒に価値というのがあるんだ。
「将棋の駒の価値?」
そうだ。それは、歩と香と桂は弱い駒で、それ以外は強い駒とされているんだ。
強さのランクは、歩が一番弱く、続いて、香、桂馬、銀と金は同じぐらい、その次に飛車と角が同じぐらいの価値があるんだ。
王は取られると負けなので除外するが、一番強い駒が今飾っている、飛車と角の駒なんだ。
「へぇ、それで何がわかるんだ?」
駒の損得がわかるんだ。将棋の戦いを進めると駒のぶつかりあいが始まるけど、駒の損得具合で取ってみようという作戦だよ。
例えば、自分の次の一手で飛車をとれるが、その次の相手からの一手で桂馬が取られてしまうというときに桂馬は駒の価値が低いので、飛車を取るというわけさ。
「なるほどね。駒の価値があるのか。」
それに、あと残っているのが、金と銀と王なので、今までのボスより格段と強いはずだし、見つけにくいと思うよ。
「た、たしかに。」
それと、まだ、王がある場所は把握できていないのか?ヒノル。
「まぁ、そうだぜ。でも手掛かりになるヒントがあったぜ。」
手掛かりになるヒント?
「それはなぁ、今まで見つけてきた場所を地図に書き込んでいたんだが...何なのかわかんないぜ。」
ちょっとまって、それ、将棋の初期配置じゃない!?
「初期配置?」
そうだよ。将棋の駒の初期配置は、
一番下段の左から順に、「香、桂、銀、金、王、金、銀、桂、香」で、
その一つの上の段は左のマス一つ飛ばして「角」、右のマス一つ飛ばして「飛」
そのうえの段には9マスすべて「歩」になるんだ。
まるで、王を対称にさせるような配置だよ。
でも、飛車と角は左右対称じゃないから、一か所におかれているのも同然だは。
しかし、まてよ、私たちが最後に見つけた桂馬は結構東のほうにあるし、その先はもう地図に描かれていないぞ。
「そうだぜ、もしかしたら金と銀は未知の場所を冒険することになるぜ。」
それなら、町のどこかに地図に詳しいポケモンを探して、この先の地図があるか聞いてみようよ。
「そうだな。それより今日はもう寝ようぜ。」
そうね、おやすみ。
翌朝
おはよう。
それじゃあ、聞き込み調査始めようか。ヒノル。
「おはよう、ボル。そうね、早速行こうぜ。」
そしたら、いかにも地図を取り扱っていそうな店があった。
ヒノル、この店知っているか?
「知らなかったぜ。なんか、見つけてしまったぜ。」
じゃあ、早速入ってみよう。
見せの店主はフライゴン。
フライゴン「いらっしゃいませ。」
まず、この店が何なのかが気になったので、それについて聞いてみた。
「ああ、この店か。この店はな、地図の鑑定をしたり、地図がボロボロになったら修復させるサービスをする店だ。」
「鑑定は無料だけど、地図の修復にはポケが必要だ。ボロボロ具合にもよるがな。」
「また、地図持っていないポケモンには500ポケで、地図を購入する店だよ。」
「では、ご用件は何だ?」
ああ、この地図なんだけど、
「鑑定か?」
違うよ、この地図の東側がないから、それがないか尋ねに来たのよ。
「あるには、あるが...。役に立たないんだ。」
や、役に立たない?
「実物を見るとわかるよ。」
「ちょっとまってって。とても貴重な地図なんだ。」
といって、フライゴンは店の裏口に入っていった。
しばらくして、フライゴンがまた顔を出して、
「あった、あった。それがこの地図だよ。」
「この地図はかなり古くて、これが現存するのは5枚程度しかないんだ。」
ヒノルもボルもその地図を見てな、なんだこの闇のような地図は...?
と同時に言った。
「そうだよ。役に立たないといったのはこれより東のほうの地図は謎に包まれているんだ。」
ど、どうして?
「まあ、順に説明するけど、地図を作るためには衛星とか、実際にその場所にポケモンたちが行って、数学とかでやる三角関数とかで計算して地図を作るんだが、衛星からの映像もその場所がうまく映らなくて、実際にその場所を訪れたポケモンたちは帰ってこないという現象が起こっているんだ。」
「だから、それより東に行くのは危険すぎるよ。」
ヒノルは何を言っているのかわからないような顔をしていたが、私は数学が得意だったので理解できた。
「だ、だから、場所がつかめなかったのか。」
「最後のボスがある場所が。」
とヒノルがつぶやいた。
「最後のボス?どういうこと?」とフライゴンが言った。
フライゴンに今までの経緯を言うことにした。
「なるほど、だから東側の地図が欲しかったというわけか。」
「じゃあ、ちょっと待ってね。今なら、コピーという手法があるから、いくらでも作れるよ。」
「じゃあ、これがこのポケモン世界の全体の地図だよ。」と手渡してきた。
ありがとうございます。
「じゃあ、500ポケね。」
...。どうする、役に立たないこの地図貰う?ヒノル?
「....。いらないね。」
ごめんなさいね、その地図いらないです。
「了解いたしました。気を付けていってらっしゃいませ。」
ええ、ありがとう、フライゴン!
「またのお越しをお待ちしております~」
どうする、ヒノル?
「とりあえず未知の領域に踏み入れないといけないのか。」
未知の世界...。闇の世界に似ている...。
「何?ボル?何か思い出したのか?」
いや、そういう冒険をしたことがあるな~と思って。
しかも、あの世界、いわゆる『地獄』の世界だからな...。
「えええ、地獄って..、まままさか?」
そのとうりだ、ヒノル。でもそれを言葉に出すのはできないがな。
ヒノルも言ってはダメだよ。
ヒノルは喉の唾を飲み込んだように、息をのんだ。
「あの未知の空間はそれに見立てているということか?」
まあ、そうなるな。
しかも、周りが暗いから、自分のいる場所ぐらいしかわからないかもしれない。
急に敵が出てくる可能性が高い。
ここで依頼を受けて私のレベルをもっと上げるか、このブラックホールの奴が危険すぎるからすぐに向かうか迷うところだ。
しかも、フライゴン曰く、入ったポケモンは帰ってこないということもあって、めちゃくちゃ強いポケモンが出てきそうだ。
私のレベルはだいたい23ぐらいだ。かなり不穏な空気が流れてしまうぞ...。
ヒノルは?
「俺はまだ70だぜ。この冒険の敵ポケモンがちょっと弱くてね、経験値が入らなかったんだぜ。」
連結技は?
「使用していないぜ。つうじょうこうげきで突破していたぜ。ボス以外は。」
ここからは苦しい冒険になるはずだ。気を引き締めていこう。
依頼より、こっちが先だ。
「まって、ボル。」
ど、どうした?
「君、なんか雰囲気変わってないか?」
そう見えるかい?何も変わっているようには見えないけど...。
「あ、そう...。」

こうして、未知の領域の冒険が始まった―

残りは金と銀か。ポケモンのタイトルでポケモン金銀があるのって知っているか?ヒノル?
「知らないぜ。だって、ずっとここで暮らしているんだぜ。」
そうだよね。ポケモン金銀は金はホウオウ、銀はルギアがパケ伝になっているんだ。
「パケ伝?」
ああ、パッケージになっている伝説ポケモンのことだよ。
「なるほど、それで、金と銀はルギアとホウオウがボスかもしれないということかね?」
そういうこと。
「ますます、緊張感高まるじゃないか、ボル」
ふふ、じゃあ、未知の世界に行こう。

未知の場所に進むにつれ、あたりが徐々に暗くなってきました。
そして、BGMも静寂だ...。これじゃあ、どこにあるかわからないな...
しかし、身に着けているその将棋の駒みたいなバッチは将棋の駒のある場所に誘導されるように....。

そして予想通り、足元が浅い水のような感触をするようになりました。


そして...。
ヒノル、大丈夫かい?水?
「大丈夫だぜ。これぐらい、何ともないぜ。」
私が、水タイプに有利な電気だから、連結技だすと、すぐに倒れてくれる。
そして、経験値も結構たまりやすいし、そしてもうそろそろ、ボスの場所につきそうだ。
ボスの場所についたようだ。
あたりも、ほかの場所よりあからさまに明るい!
やっぱり、ボスはルギアだ!
ルギア「この場所に来るのは誠に遺憾だ!」
「すぐに蹴散らしてやろう!」
でも、将棋の駒には操られていなさそうだな。
ルギア「ああ?将棋の駒?この謎の奴か?」
見せてきたのは将棋の銀の駒だった。
それだよ!
ルギア「...わかった、その駒を賭けてバトルしようじゃないか。」
望むところだ!
ルギア「ぐぎょおおおお」
ヒノルどうする?
「俺は気を高めながら、おとりになるぜ。」
「ボルはどんどん攻撃しな。」
「相性も抜群だぜ。」
じゃあ、いくよ、ボルテッカー!
ルギア「サイコキネシス」
うわぁ!?
ヒノルとボルはサイコキネシスで体が浮かび、制御できなくなりました。
ルギア「ハイドロポンプ」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!
つ、強すぎる...。
私たちにかなりのダメージを負ってしまった。
その時です、またあの現象が起こりました。
ヒノルのつけているバッチ、「竜」に変わった!?
ということは、私も...。
左耳を見ると、かすかに将棋の駒が見えました。
「馬」になっている!!!
しかし、これにはどういった効果が...。
ルギア「ふふふ、これでおしまいだ!サイコキネシス」
ルギア「...あれ?サイコキネシス!!」
ルギア「???」
なんと、サイコキネシスを無効にしてしまったのです。
ルギア「こうなったら、ハイドロポンプでおしまいだ!!」
私の目の前までハイドロポンプの技が迫ってきました。
もうおしまいと思ったが、体が勝手に動き、ふわりと宙に浮きました。
これは、チャンスと見て、電光石火からのボルテッカーを繰り出した。
ルギア「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!、つ、強い...。なぜだ...。」
ルギア「これでもくらえ、エアスラッシュ!」
私は瞬時にルギアの後ろに回り、電光石火からのボルテッカーの連携技をだすと、
ルギアは、瀕死になりました。
私、私、ルギアに勝っちゃった!?
「すごいぜ、ボル」
え?今回のバトル覚えているの?
「ええ、なぜかこのルギアのバトルは覚えているぜ。最後らへんの攻撃は見事だったぜ。」
ルギア「僕からも褒めたいよ、最後の攻撃が完璧すぎて、何もできなかったよ。」
ルギア「約束通り、銀のこまだ。」
私はルギアの一人称は「僕」なんだと心の中で思いながら、銀の駒を受け取った。
これで、残るは、金の駒と王の駒だね。
ルギア「僕、エスパータイプだから、ちょっと、回復させる能力があるんだ...。」
私はなぜか体の傷が癒されていきました。
ボルも同じような感じで、傷をいやしてくれました。
ありがとうございます!ルギアさん。
次なる金の駒に行こう!ヒノル!
「そうだぜ、行こう!」
ルギア「まって、そこの二匹」
ど、どうした?
ルギア「王の駒について聞いたことがあるよ。」
え?どうして、王の駒は知っているのに、銀の駒は知らないのよ。
ルギア「いや、噂にながれてきたんだ。そういう、噂が。」
この暗闇の世界で?
ルギア「その通り、僕はエスパータイプだから、そういう噂も遠くから拾えるんだ。」
「王の駒というか、王の存在を聞いたんだ。王は『天高く、だれにも見つからない場所だ』という噂だ。」
...つまり、てんくうのとうか...。
「え?また、過去のこと思い出したのかい?」
ええ、てんくうのとうは最後の冒険であったんだよ、空高い場所が決選場所だったんだ。
「で、ボスはなんだったんだ?」
レックウザだ。もしかしたら、王はレックウザかもしれない。
しかし、空に行くためには何か方法がいるはずだ...。
この過去の作品ではテレポートの結晶というものを作ってもらって、てんくうのとうにワープして攻略した思い出があるよ。
ルギア「僕も、同行するよ。あと金の駒でしょ。」
ルギア「それに、僕、そらをとぶを覚えているし、同行するよ。」
わかった。ルギアを連れて行こう。
おそらく、金の駒を持っているのはホウオウだ。ホウオウも強いはずだ。
そのままバッチの効果で金の駒にありそうな場所にたどり着きました。
なんだ、ここは、めちゃくちゃ金箔な洞窟だ...。
まるで、黄金の洞窟みたいだ!
しかも、周りの明るい...。
神秘的な雰囲気もあって、私は好き。
ルギアさんにヒノルは?
二匹そろって....目がちかちかするからいやだ。と答えた。
....。確かに、ちょっと目によくないね...。自分の姿も鏡みたいに反射していて、敵ポケモンが反射しているのに気づかず、違う場所に攻撃しそうだ...。
しかも、タイプも偏っていないし、さすが終盤という感じ...。

なんとか、ルギアがいるおかげでボスのフロアらしき場所に来ました。
やはり、ボスはホウオウ。
金箔も落ち着いており、ボスと戦いすそうだった。
相手のタイプは炎、飛行。ヒノルはタイプ的に相性がよくない。
ここは私とルギアで戦うと作戦会議したところで、ホウオウは虹色の羽根を落とし、目の前に現れた。
ホウオウさん、あなたも謎の駒を持っているでしょ。
「持ってござる。」
また、独特な話し方であった。
「この、駒でござるな?」
「なんと書いてあるんで候?」
金だよ。
「金でござるか。」
「じゃあ、拙者、ボトルが嫌いだから、その駒をあげようとしようではないで候?」
なんと、バトルをせずに駒をもらえるといっていますが、そんなものはトラップに決まっている、念には念をいれて、いいですか?と恐る恐る質問した。
「よいでござる。」
私がおそるおそる前に行き、駒を受け取ろうとすると、一瞬ホウオウの目つきが変わり、技を繰り出した。
私は、最初のほうでもやったけど、瞬発能力が高く、間一髪でよけられた。
ホウオウが後になって、「噴煙...じゃ....」と今の動きに動揺し声を震わしながら発言した。
私は、トラップだと思ったよ、ルギア、ハイドロポンプだ!
私は、電光石火からのボルテッカーだ!
ヒノルはボルの成長ぶりをみて感動し、何もボスに攻撃やおとりをしないでホウオウが倒れました。
将棋の駒の発動もありませんでした。ルギアの強力なハイドロポンプがホウオウにうまく効き、ホウオウはすぐに倒れました。
「拙者、負けたのござるか...。さきほどは、トラップを仕掛けてすまなかったでござる。」
「金の駒?でござる。」
よし、これで残るは王の駒だ!
「すごいぞ、ボル!」
「ボスのバトル成長したじゃないか!俺が誘導やおとりをしないで初めてボスを倒したじゃないか!」
その言葉にものすごく胸を引き詰められ、とても感動を覚え、声にならない声でヒノル...。ありがとう...。といった。
「さあ、王のある場所に行こうぜ」
「まつのじゃ、そこのトリオたち」
どうしたの?ホウオウさん。
「王はレックウザだぞ、拙者もこの金箔のここにしかいないがな、噂が広まるんじゃ。」
「そして、レックウザのいる場所は雲の上じゃぞ」
なるほど、ありがとうございます。
「それで、そらをとぶポケモンがいるで候?」
いますよ。ルギアさんです。
「では大丈夫じゃろう...あ、お礼に、この洞窟から脱出させることができるんじゃが?」
では、ありがたく使わせてもらいます。
私たちは脱出し、ルギアさんがまた、体力などを回復させてくれました。
「それでは、行きますよ、天空の場所まで!」
ヒノルもルギアさんの背中にのって!
「緊張してきたぜ。」
私も同じだ。でも、なんかわくわくしない?
「俺も同感だぜ。」
暗闇から脱出し、空も見えるようになりました。
空を見ると、私が落ちてきたブラックホールが大きく広がってきていました。
まずいな..。一刻も早くブラックホールの拡大化を防がないと...!
私は将棋の駒の感覚で、次の目的地が空にあるような感じもしました。
ルギアさんに指示を出しながら、目的の空へ向かいました。

このあたりだな。ありがとう。ルギアさん...。
この雲乗れるかな...。普通なら乗れないけど...。
そして、ルギアさんの背中から雲に乗ろうとすると、モフっとした感触が全身に伝わりました。
たぶん乗れるはずだ。おそるおそる雲に乗ると、落ちないで雲の上に乗ることができました。
凄いぞ、ヒノル...。こんなの体験できるなんて...。
「俺も同感だぜ。」
おそらくこの頂上が、王「レックウザ」のいる場所だな。
早速行ってみようよ!

ルギアは?
「僕は無理だよ..ちょっと気圧がきつくてね...。」
「あなたたちは大丈夫なの?」
大丈夫みたい...。きっと、このつけているバッチのおかげだと思う。
じゃあ、ヒノル、一緒に行こうか。
道中はとても難しかった。
復活のタネが何個もないと難しかった。レックウザに出会うまで3個ぐらい消化してしまった...。
でも大丈夫...。レックウザは将棋バトルをするはずだから。
ここまで、予想は百発百中で当たってきたので今回も当たるだろうと思っていた。
いま、レックウザの手前で、メガシンカした状態だった。
ひげ?みたいなところが王の駒らしきものだった。
じゃあ、最後のバトルだ...!
レックウザ!将棋バトルだ!
「???ピカチュウにヒノアラシ...?」
「どうしたんだ?この王が欲しいのか?」
そうだ、その王が欲しいのだ。
「しかし、将棋バトルってなんだ?普通のバトルしか知らないけど?」
え...。うそでしょ...。
「まあ、この王が欲しければ、この私に勝ってみなさい!」
ちょっと不安になりながら、望むところだ!と返事した。
「じゃあ、行きますよ、りゅうのまい!」
心のなかで、本当に将棋バトルは知らないようだ。
じゃあ、どうして、将棋の駒を集めてきたのだろうか。
王で最後のはずなのに、将棋でバトルしないなんて...。
すると、そう思いながら、メガレックウザに攻撃し続けました。
すると、レックウザがヒノルに向けて、何かの構えをしてきました。
ヒノル、危ない!
技は間一髪でよけられました。
ヒノルも攻撃し続けているが、メガレックウザにプレッシャーをかけており、一方的に攻撃をされていました。
「さっきの技は何だ?」
きっと破壊光線だよ。
あれに当たっていたら、ヒノルでも倒れるパワーだよ。
かなり、終盤まで互角に戦っていました。
ちょっとだけ、私たちのほうが厳しいぐらいだった。
行動のヒントみたいな感じで、何とか追い上げていきました。
なんか、いい感じに勝てた。
なんかちょっとすっきりした。
駒の変化はなかったものの、つけているバッチに戦い方を教えてくれた感触だった。
レックウザがメガシンカ状態から解除され、約束の王を渡しました。
「これで、全部でしょう。」と渡した来たのは王....ではなく「玉」だった。
....!?し、しまった!!!と大きい声で言った。
そ、そうか、私たちは勘違いしていた!
これですべてではない!!!
「ど、どうした、ボル?これですべて駒が揃ったのじゃないの?」
それが、違うんだ。もう一つ、駒がある。それが本当の「王」だ。
これは王は王だけど、王じゃない、玉だ!
レックウザも駒を読めないから「王」と勘違いしていたんだ。
「つ、つまり、本当の王はこれじゃないっていうこと?」
そうなんだ、本当の王はどこにあるかわからなくなった。
「どうしたらいいんだ?」
バッチの駒が反応している...。
もしかして、ブラックホールの中の方角からしている。
レックウザは、あそこまで行ける?
「行けるよ。」
よし、じゃあ、行こう!!

移動中に王とはどういうことなのかヒノルが聞いてきた。
玉も王も同じく、全方向に1ます進ますことができるんだ。
しかし、決定的な違いは、玉は下手、王は上手なんだ。
「...しもて?うわて?」
簡単に言うと、将棋の強さの違いだよ。強い人..いや、この世界ではポケモンが王を握ることになる。
そして、下手は必ず先手なんだ。
玉は先手、王は後手なんだ。
「そんな違いがあるんだ...。」
そうなんだ。さあ、ブラックホールの中へ行くよ!

最終話 将棋の駒の秘密

ここがブラックホールの中の世界か。
あれは、アルセウス!?
暴れまわっている...。近づけそうにないよ。
ここで将棋のバトルか...。
「ふふふ、ようこそ、パラレルワールドへ」
誰だ?
「...。私は悪いものではない。私は将棋のバトルをしてやろう」
の、望むところだ!
「じゃあ、1戦だけだとつまらないから、3戦してやろう。」
「1戦でもかてば、王をあげようとしよう。」
「それでよいな。」
望むところだ!!

しかし、相手の将棋の棋力が強すぎてすぐに2連敗してしまいました。
つ、強い...。
「フハハハハハ、弱いね、でも、序盤の定石は知っているようだね...。そこだけは褒めてあげるよ」
「じょうせき?なにそれ?」
ヒノル、定石は強い人が考えた最善の動かし方なんだ。
序盤は定石を使ってバトルを仕掛けるんだ。
今の二戦でもあったように、戦法もあるんだ。三間飛車とか四間飛車、中飛車、棒銀...などなど。
そして、玉を固める、『囲い』というのもあるんだけど、私が勝ってからヒノルに将棋のバトルの仕方を実践にしていきましょう...。
しかし、相手が強すぎる。
「ハハハハハ、相手は将棋のルールも知らないのねぇ~。弱いねぇ~。あきらめてもいいんだよ~」
あきらめるものか!
ここまで来るのにもたくさんのボスを倒したり、戦略性を立ててきた!
ここで引き返すことはできない!
「そうだよ、ボルの言う通りだ。私たちは決してあきらめたりはしないんだぜ!」
「そうだ、そうだ」
...誰だ?
も、もしかして、過去に倒したボスたちの声...?
エアームドにグラードン、そしてルギアにホウオウ...。レックウザまで。
いや、ほかのポケモンたちもブラックホール巨大化を防ぐためにエールを送っているんだ!
それがいま、ここに...!
「...な、なんなんだ、この圧は...。圧迫感があるぞ...。」
...。さあ、最後の一戦対局お願いします。
「あなたが先手でいいよ」
7六歩
「3四歩」
2六歩
「4四歩」
...今回は振り飛車かと思いながら次の一手を指しました。
こちらは居飛車で行きます!
2五歩
「3三角」
4八銀
「3二飛...三間飛車だ!」
そろそろ、玉を囲おうとしよう。
6八玉
「ならこちらも、6二王」
7八玉
「7二王」
5六歩
「8二王」
5八金右...船囲いだ!
「5二金左」
3六歩
「7二銀...美濃囲いだよ~」
6八銀
「4二銀」
5七銀
「5四歩」
6八金
「9四歩」
4六銀
「5三銀」
3五歩、仕掛けていきますよ!
「じゃあ、同歩で」
同銀...今回は調子よさそうだ!
「そうはさせぬ、3二角だ」
なるほど、飛車の効きを活かしたか。ならば、3四歩だ
「ムムム、6二金寄だ。」
じゃあ、どんどん攻めていきますよ!2四歩!
「同歩だ」
同飛
「3六歩」
2三飛成
「!?このままだと、飛車がタダで取られてしまう...。4二飛だ」
...どうしよう...。ここからいつも調子がくるってしまう...。
すると、自分の体で何かに操られるように、いい手を指してくれた。
2五竜!?
たしかに、歩がタダでとれるぞ...。と思いながら指しました。
すると、相手が慌ててきはじめ、
「2三歩」と震えながら指してきた。
同竜
「仕方ない、ここは3七歩成だ」
同桂
「9二王」
一手パスみたいな手を出してきた。
また私は困惑し始めた。どうすればいいのかわからなかった。
すると、またもや、体が勝手に、2五桂を指した。
なるほど、数の攻めか、思いつかないよ。と思い指した。
「...数の攻めか...。自分の持ち駒に何もないから、仕方ない、5二金寄だ」
3三歩成
「同桂」
同桂
「取られてしまうけど、仕方ない、ここは同角だ。少し厳しくなってきたよ...。」
同竜
「6四桂...どうだ!」
痛い一手をくらってしまったと思いました。
これを守らないと、次の一手で両取りになってしまう。
それを察知してどちらかを先に駒をどかしても、両取りになってしまう...。
やってしまったと思った時、ここで私でも素晴らしい手が勝手に手が動いて指した。
6五角だ。これで桂馬が動かしても同角で取れる素晴らしい手を指してくれた。
しかも、この一手で王も睨んでいるので本当に私では思いつかない最高の一手だった。
「な、なんだ、その手は...。素晴らしすぎる...。なんだか、今回強いぞ...。いったい何が起こっているのだ...。まあ、いい。王をまた固くしよう。」
「6二金寄」
8四桂
「同歩したいところだけど、それだと、王が角で取られてしまう...。守りを固くするために、左美濃になるように、8二王だ」
7二桂成
「同金...どうしよう、寄る、上...。なんとなく上にしておこう。同金上だ。」
3一竜
「もっと王を固めておこう、7一桂」
...行きます!割り打ちの銀!5一銀!
「仕方ない、5二飛だ」
6二銀成
「同...銀だ」
4四角
「これで、あなたの角はおしまいだ!7四銀!」
仕方ない。同角。
「ここはあえて7六桂」
いいんですか?角を取らなくて?
じゃあ、また気持ちい手がありますよ。
割り打ちの銀二回目!6一銀!
「うわぁ!痛い...!」
「仕方ない、これは取り残した角を取ろう。7四歩」
5二銀成
「6八桂成。王手だ。」
同玉
「...負けそうだな、ここは銀をあげて上からの攻めを耐えられるようにしよう。」
「7三銀だ」
ここで、またどうすればいいのかわからなくなった。
すると、私の手が勝手に動いた。
7一角成 
ど、どういうことなのかさっぱりわからなかった。しかし、この一手でもう詰みが確定していた。
私は気付かなかったが、ここから、超高速で手を指して行った。
「王手か。仕方ない。同金だ」
同竜
「...手が速いぞ...。覚醒したのか?いったいこのピカチュウに何が起こっているんだ?詰みそうにないけど...。まあ、いい。同王」
6二金
「う、うそでしょ、何をやっているんだ?」思わず声が出てしまった。
私も何をやっているのかわからなかった。普通に同銀で取り返されそうと思いました。
やはり指してきたのは同銀でした。
6一飛
「8二王」
6二飛
「まあ、とりあえず合い駒しよう。7二金」
7一銀
「連続王手しているけど、本当に詰むのか...?9二王」
7二竜
「合い駒をしてもすぐに取られて詰んでしまうな。9三王」
8五桂
「だから、詰まないって。多分。こちらが有利になっていきますよ。8四王」
7六桂
「...!?ちょ、ちょっとまって。」
ここで8五王とすると、8六金で詰んでしまう...。同じく、9五王も詰んでしまう。すると、7五王だけど、6六金から8五王、8六金で詰んでしまう...!と考えた。
「う、うそだ...。こ、これは...。つ、詰んでいる...。」
「ま、まいりました。」
それと同時にアルセウスは正気に戻り、ありがとう。私を止めてくれて...。感謝している。
あなたたち、このよくわからない将棋の駒を集めていたのですね。これが、王の駒ですよ。私に勝ったお礼の品です。
「すべての駒を集めたようですね。これで、駒をすべて取った...。持ち駒にして味方になったということさ。」
なるほぢ、私たち、将棋のこまを集めていたのはそういうことだったのか...。
ブラックホールも正常に閉じつつありました。
「あなたたちは世界を平和にしてくれてありがとう。このピカチュウはもともと人間です。役目を終えると、元の世界に帰ってしまいます。」
「ちょっと待ってよ、それは聞いてないぜ...。俺も将棋のルール知りたいんだぜ。」
「まあまあ、このポケモンの世界には将棋というものが存在しないし、ルールを覚えたって対戦するポケモンなんていないよ。まあ、ポケモンのバトルが一番なのさ。」
「いやよ、ポケモンバトルもいいけど、将棋のバトルの面白さが伝わったよ。俺も将棋のルールもっと知りたいんだぜ。いろいろな攻め方。いや、このボルが一生懸命、ポケモンのバトルも強くなったし、人間だったのに、強くなったのよ。そんな悲しいの俺は嫌だぜ!」
ヒ、ヒノル...。
「ダメです。この冒険はなかったことになります。このピカチュウ、ボルという名前なんですね。今日でその名前は忘れてしまいます。このピカチュウ自身も。」
「俺は嫌だぜ!忘れるもんか!ボルの成長している姿、思い出している姿...。たくさん見てきたのに。」
「私たちはルールに基づくもの。この冒険はすべてなかったことになります。」
嫌だ!私もそれは嫌なんだ。私も、このヒノルと一緒にいたんだ。それと、将棋のバトルの仕方とかを教えたいんだ。
それに、まだ解明していない謎があるんだ。私を勝利を導いてくれた謎の力がね。
あの力がないと負けていたよ。この将棋の駒のおかげだと思うけど、そんな力を使わずに私も、もっと強くなりたいと思ったんだ。
それに、アルセウスは将棋のルールを知っているのに、それを独り占めするなんてひどいよ。ポケモンたちに選択肢を増やしてほしいんだ。
「...そんなこと言われてもな...。」
アルセウスが元の世界に返そうとしたけど、謎の光に包まれて、元の世界に戻せられなかった。
きっと、この将棋のバッチも嫌がっているんだ。
「わかった。しばらく様子を見ましょう。」
「もし、何かしら影響があったら、すぐに引き戻すからな。」
ありがとうございます。
「あと、この物語はなかったことにはしないさ。このボルの言葉が響いたからな。元人間なのに、ポケモンバトルの方法を極めたのは素晴らしいと思ったよ。」
「私なら、どうせ元の世界に戻ってしまうからそんなことはしないと思うな。」
「それより、ここにいるのはもう危ない。元の地上に戻してあげましょう。」
アルセウス...。
私たちは少しの間深い眠りに落ちていたようだ。

「ボル、ボル...。ボル!起きて...!」
...ど、どうしたんだ。ヒノル。
急に抱きしめてきました。
抱きしめながらこう言った。ありがとう。ボル。世界を救ってくれて。いろんなポケモンもブラックホールの拡大化を心配の声やエールに声とか。
いろいろ何があったか俺が言ったんだぜ。俺は駒の動かし方はしているから、将棋に興味あるポケモンたちがたくさん集まってくれたぜ。
ヒノル...。ありがとう。じゃあ、将棋の駒の一つ一つの動かし方から始めますね―

こうして、ボルとヒノルは長い長い旅に幕を閉じ、対局したり、普通にポケモンバトルをしたり。
楽しい日々が暮らせる日が訪れましたとさ―。

おまけ
将棋の戦法

ここにいるポケモンはほとんど将棋の駒の動かし方も覚えてくれたし、対局できる感じになってきたけど、ここから、戦法というものがある。
それに基づいて自分なりの戦法を導いてほしい。
まずは簡単な棒銀の戦法だ。棒銀は必ず、居飛車だ。
居飛車は飛車を動かずに戦いをする攻め方だ。
棒銀の攻めは基本的に「数の攻め」という理にかなっているんだ。
数の攻めは、駒を取れる数と取り返される数に対して、こちらのほうが勝っているときに使える方法だ。
棒銀すると、玉の囲いが薄くなるけど、自分から見て右側の銀は玉の囲いにほとんど使わない銀なんだ。
私の知っている囲いは船囲い、穴熊、矢倉、片美濃、美濃、高美濃、銀冠だ。
そのほかにも囲い方知らないけど、名前だけは知っているのは、カニ囲い、エルモ囲いなど、私でさえ知らない囲いもたくさんあるけど、それは自分たちで玉の囲い方を研究して、自分の使いやすいものを使ってほしいな。ポケモンバトルも同じでしょ。四つの技の中からどれを選べばいいか考えて、相手にリード券を握ったりすることと。
将棋の攻めや受けには結構、ポケモンに似ているんだ。
それに、取った駒は仲間になるように、倒したポケモンが一定確率で仲間になるように、冒険するじゃない?それが一定確率ではなく、必ず仲間になる感じ。
将棋の駒である秘密はこうだったかもしれない。
ポケモンたちはなるほどと言わんばかりの顔を一斉にした。
とにかく、将棋の囲いや戦法はたくさんあるんだ。
次は受けが必要ですね。受けには底歩とかがあるよ。底歩は自分が先手なら9筋に歩を打つことだよ。
囲いという話に戻るけど、ほとんどの囲いは玉が9筋か8筋にあることが多いんだ。
下から攻められると厳しい状況になるので、合い駒として、底歩を打つんだ。これで、王手から逃れることもある。
あとは逃げ将棋といって、王手から逃げられる手が一手だけ存在していて、そのほかは詰んでしまう状況が発生する時があるんだ。
その時に逃げ将棋が上手だったら、うまく詰まないようにすることができる受けがあるんだ。
合い駒をしたり、王を逃げたりするんだ。
私はまだ弱いから、あまり上手じゃないけどね...。知っているだけで、上手ではないんだ。
とりあえず、私と将棋でバトルして勝てたら、初心者からは卒業だよ。まあまあ強いといえるよ。
ポケモンのバトルみたいに将棋に勝つ方法もすぐに覚えるはずだ。
じゃあ、将棋のレッスンは終了。私と勝負したいポケモン、先着五匹ですが、よければどうぞ。
といった瞬間、ポケモンたちが一斉に手をあげました。
じゃあ、私が指名しますね―
ポケモンたちが将棋のバトルも覚え、初めて戦うには私より強いポケモンもいました。
私も楽しかったですし、ポケモンたちも楽しそうだった。
振り飛車とかいろいろ試行錯誤している姿もたまに見れて私は本当にうれしかった。
私ももっともっと強くなりたいとおもったし、このポケモンの世界にいても飽きない暮らしが続きました。
将棋にはいろいろな戦法もあって楽しいです。皆さんも是非興味がわいたら、将棋バトルしてほしいです。

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