禍福は糾える縄の如し

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作者:秋道穂花
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読了時間目安:2分
オレは産まれたときから他の同族達よりも力を持っていた。
そんなオレを同族達はとても恐れ嫌っていた。

実を言うとオレは進化できるレベルに達しているが、オレは進化なんてしたくない。
「これ以上強くなりたくない。嫌われたくない。」
そんな苦しい思いをして生きてきた。

でもその願いは届かなかった。

何者かによる『かいでんぱ』により、オレの意志など関係なく進化させられた。

オレは絶望した。

その時、ある少年に声をかけられた。
「キミは………。
もしかして奴らのかいでんぱによって無理矢理進化させられたのか……?
苦しいよね………。
自分の意志に関係なく進化させられて………。」

この少年。何者だろうか。
どうしてオレが苦しんでいることが分かったのだろう。

その言葉を聞いたとき、オレは何故か涙が溢れてきた。

すると少年はこう言った。
「わわっ!泣かないで!!
え~っと、う~んっと。
そうだ!
ボクと一緒においでよ!
キミ、なかなか強そうだしっ!」

その一言はとても嬉しかった。
今までは恐れられ、嫌われてきたオレを初めて求めてくれたのだから。

その時オレは決意した。
『今まで恐れられ、嫌われてきたオレに手を伸ばしてくれたこの人について行こう』と。

この日からオレの生き方は180度変わった。

今まで萎縮していて出せなかった力を最大限発揮し、さらにバトルで経験を積んで今までとは比べ物にならないぐらい強くなった。
強くなるたびに主人は褒めてくれた。

今までは強くなるのが嫌いだったのに、今となっては楽しくなっている。
進化だって嫌だったのに今では進化して良かったと思ってる。

今でも同族達に恐れ嫌われた苦しみが消えることはないが、それを上回る楽しみを、喜びをたくさんくれた。

オレはこの人の夢を叶えたい!
その想いを胸に今日も生きていく。
2回目の投稿となります。
今回は金銀本編の『いかりのみずうみ』の話を元ネタにしてみました。

タイトルはことわざをそのまま引用しました。
意味は
『幸福と不幸はより合わせた縄の用に表裏一体である』ということです。

感想やアドバイスもくださると嬉しいです。
また気まぐれで投稿すると思いますのでその時はよろしくお願いします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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