1年に1度しか注目されないポケモンの集い

～某所にて～

｢さーあ始まりました！“1年に一度しか注目されないポケモン”の集い。年末で皆さんで愚痴りあいましょう！司会のジラーチです！｣
｢コメンテーターのデリバードです｣
｢同じくコメンテーターのパンプジンです｣

｢それでは早速やって参りましょう！まずはつい最近そのイベントが終了したデリバードさん！｣
｢はい。一応ポケモンGOでは私がまだ出ているようですが、そもそもクリスマス至近の時期しかポケモンGOで出現しないのは如何なものかな、と思います｣
｢ですよね～。｣
とパンプジン。
｢クリスマスでワイワイ騒がれるのはありがたいのですが、その代わりポケモンバトルで使いにくいのも改善して貰いたいです。せめてフリーザーさん並みの戦闘力に上げて貰いたい｣

｢分かります～！次はパンプジンさん！｣
｢アタシの場合は～そこまで別に～ハロウィンだけ騒がれるポケモンでは～ありませんが～。最近の若者は～ハロウィンの意味を履き違えてる～気がするのですよね～。渋谷？そんなところで騒ぎまくって～。今年はそこまでだったらしいけれど～。｣
｢なるほどー。ジャックオランタンがモデルのポケモンだけありますねー。さすがです。｣

｢あいざいます～。ジラーチさんは～どうなのですか～？｣
｢僕ですか...。七夕の時は皆さん僕にお祈りしてくれるのですが...7月8日になった瞬間見向きもされなくなるんです...。酷いと思いませんか...？｣
｢酷いですな。私もそう思います。｣
｢どうにかならないものですかね...。僕も他のポケモンみたいに年中皆さんに愛されたい｣

｢あのー。少し宜しいですか？｣
オブザーバー席から声が上がる。
｢...オブザーバーのバオッキーさん？｣

｢あのー。1日でも愛されるだけマシだと思うのですが...。(820匹中820位)｣

｢...｣
｢...｣
｢...｣



(暫しの沈黙)





｢また来年～！良いお年を～！司会のジラーチでした～！｣