夢の続き

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作者:ナイツ
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読了時間目安:33分
以前書いた短編小説の「私のゆめ」の続き。
ちょっと文章や前のキャラの性格が変わってるかもしれないけどそれでも良かったら読んでください。
憧れの背中追いかけて私は強くなる為旅をする。

私の名前はユメ、超美人の女の子。
10歳になって初めてのポケモンをもらい旅に出た私ですが、ワイルドエリアを抜ける際調子に乗って自分のポケモンに怖い思い痛い思いをさせてさらに目指していた夢を諦めかけていました。
だけどあるポケモンと出会い、目指していた夢を諦めず今もその夢に辿り着く為日々努力しています。
それももう2年前の話。
あれから私は色々あってヨロイ島に行き、マスター道場で2年間修行しました。
毎日相棒のポケモンと血が滲むような修行をしてそれなりに強くなった、もう覚えてない技を指示するような事はなくなりました。
それと私の外見もかなり変わったみたいで、私はよくわからないけど、周りのみんなは、

「君、本当に12歳?」

と言いたくなるほど変わってるらしく、何度も鏡を見て確認するけどちょっと身長が伸びた事以外やっぱりよくわからない。
ずっと修行ばかりしていただけではなく、少し休んでいる間とかに私はあるポケモンの情報も集めたりしていました、それは2年前に出会ったあのポケモン、バシャーモの情報を。
でもこっちは正直ちっともダメ、バシャーモと言ってもこの世界にいっぱいいるからその中からたった一人探すのは私では無理でした。
だけど諦めきれず私は別の方向で探してみた、それはバシャーモを連れて帰ったあのトレーナー。
黒い髪の男性と言うのはわかっているけどそれだけでは正直見つかる訳がないと少し諦めつつ探してみると、どうしてかそれっぽい人を見つけてしまった。
その男性はある地方でバシャーモたった一人でリーグ戦を勝ち抜いたと言うとんでもない情報があった、これでまたバシャーモに会えると思った矢先、その情報はまるで噂で流れてきた都市伝説のようなもので、ある地方が何処か、そのリーグ戦がいつやったのか全く書いてなかった。
だけど私は諦めない、この情報があるのなら全部の地方を回りつつ色んな人に聞きまくって絶対見つけて見せる。
そして私はヨロイ島から出て別地方に行く為の飛行機の便を乗り過ごしてしまったので一日泊まる場所を探す為エンジンシティーに来て今に至ります。

「ふわぁ〜久しぶりのエンジンシティー!さて、さっさと泊まる場所探そっか、インテレオン。」
「ウォン!」

私の相棒インテレオン、2年前にメッソンからジメレオンへ、そして修行の間にインテレオンに進化した、とてもかっこよくなってしまい昔の可愛らしい姿がちょっと消えた。
ただ頼りになり過ぎて私の私生活の手伝いまでしてくれて、試しにお使いを頼んでみたら見事に買って来た時は一時期不安を覚えた、本当にポケモンなのかと。
今はもうその不安は消えて、たまに怖がって泣きながら布団に入ってくるあたりちゃんとポケモンだと安心している。

「それにしてもエンジンシティー、やっぱり色々変わってるなぁ、時間と元気があったら見て回りたいしカブさんにまたポケモン勝負を挑みに行きたかったけど今日はちょっと無理だね。」
「ウォン…」
「そんなにがっかりしないの、泊まる場所見つけてから私達の力が何処まで通用するようになったか確かめにワイルドエリアに行くんだから。」

本当は確かめるつもりはなかった、2年間の修行で私とインテレオンはかなりレベルアップした、どれぐらいレベルアップしたかは詳しくは言えない、私達が修行でどんな事をしたかはバシャーモに会ってから話すつもりだから。
なので確かめる必要はないと判断してそのまま他の地方に行くつもりだったけど、私の馬鹿なミスで…これもいい機会だし今の私達がどれだけワイルドエリアのポケモン達に通じるか確かめる事にした。
だけどその前に泊まる場所を探さないといけない、私達はエンジンシティにあるポケモンセンターに急いだ。
エンジンシティーのポケモンセンター、とても懐かしい。
ボロボロのインテレオン…いやメッソンを抱えて来た事がまだ2年前の事なのにもう10年も前に感じてしまう、ポケモンセンターの前を見るとバシャーモが4体のポケモンに対して一人で立ち向かって圧勝したのが今も強く記憶に残ってる、あんな感じに私とインテレオンが戦えるようになれたら、あの条件で私達も勝ったらバシャーモのように胸を張って堂々と勝ち誇れるかなと、つい思ってしまってた。
ポケモンセンターの前で懐かしく眺めていたらいきなり声をかけられた。

「なぁ、その強そうなインテレオンあんたのポケモンだろ?ちょっと俺とポケモン勝負しないか?」

いきなり声をかけて来たのは男性だ、しかも何処か聞いたことがある声だ、すぐに誰だったか思い出そうとしたが、その必要はなかった、もう行動に出てたから。

「あぁ!!あの時の強いフォックスライのトレーナーさん!!」
「ん?何で俺の相棒の事を知ってるんだ?何処かであったか?」
「私です!ほら2年前にバシャーモと一緒にいた美少女!」
「2年前?2年前…え、もしかしてユメとか言う嬢ちゃん?」
「そうです!そうです!そのユメです!!」

男性は冷静な顔をしてたが私がユメと知るととても驚いた顔になった、目玉が飛び出るぐらい。

「う、嘘つけ!あの時あの子はまだ10歳だったはずだ!あんたどう見ても18ぐらいだろ!!」
「え、失礼ですよ!私はまだピチピチの12歳ですよ!」
「いやいや、175近い俺の身長とほとんど一緒の12歳何ていないだろ!それに胸や尻だって…」
「ちょっと!何処見てるんですか!ロリコンですか!本当なんですって!何で信じてくれないんですか!」
「信じろと言ってもなぁ…ちょっと待ってくれ、少し頭を整理させてくれ…」

男性は近くに座れそうなところに座り、10分ぐらいぼーとしていた。

「まだ信じられないけど、俺の相棒を知ってる事、2年前の事を知ってる事を合わせたら本人と信じるしかないな…」
「やっと信じてくれましたね、もう何ですぐわかってくれなかったんですか!」
「無茶いうな!昨日タマゴから生まれたばっかのポケモンが次の日には最終進化してるぐらいの事を今目の前にいるんだぞ!」
「ポケモンだったらあり得る事じゃないですか。」
「いや、そうだけど、そうじゃないんだよ!何で何処にでもいそうな少女が2年経つと世界一の美少女コンテストに出れるぐらい成長するんだよ!お前はポケモンか!!ミロカロスか!!」
「もう、成長期なんだから成長して当たり前じゃないですか?何をそんなに疑問に思ってるんです?」

私がそう答えると、男性は担いでたバックを開けてそこに顔を突っ込んで叫んだ。
これはどう言う行動なんだろう?

「はぁ…はぁ…で、俺とポケモン勝負してくれるのか?」
「あ、当然しますよ!私達がどれだけ強くなったか、見せてあげますよ!!」
「ところでその服、もしかしてマスター道場の…」
「あ、そうですよ!2年間ずっとヨロイ島のマスター道場に入って修行してました!この服は道場に入った時にもらってずっと大切に着てます!」
「ふーん、(マスター道場に行けばみんなこんな風に成長するんだろうか…食事管理がいいんだろうか?それともやっぱりガラル特有の何かなんだろうか、うーん)」
「あの…何ジロジロ見てるんです?」
「ん?いや気にしなくていい、そうと決まれば前バトルした場所に移動しよう、一様君が案内してくれるか?ちゃんと覚えてるか確かめたいし。」
「まだ疑ってるんですか?わかりましたよ、連れて行けば納得するんでしょ?もう。」

全く何でこうなるんだろう、まさか久しぶりに会った人に同一人物かどうか疑われはなんて。
私は男性にちゃんと信じてもらうため、ワイルドエリアに来てあの時バトルした場所に向かった。
まだ2年前だからあの場所までの道ははっきり覚えている、記憶を頼りにあの場所まで歩く、少しワイルドエリアの風景も変わっているけどまだ見覚えがある木や岩があった、ポケモン達も木の上や草の中に隠れていたりであの時よりは元気に過ごしている。

「あ、あの場所。」

少し変わった風景を楽しみつつ歩いていると目的の場所に着いた。
初めてポケモンバトルした場所、あの時はバシャーモにちゃんと指示できなくってバトルの途中バシャーモが私の指示無しで動いてくれたおかげであのバトルには勝てた。
でもこの勝ちは私の勝ちじゃない、バシャーモの勝ちだ。
あのバトル今思えば私を鍛えるためとかじゃなく、ポケモンバトルがどんなものかを教えてくれていたんじゃないかと思う、ポケモンだけが勝っても意味がない、トレーナーと共に勝つことが一番重要と言う事をバシャーモは伝えたかったのかもしれない。
バシャーモには本当に色々教えられたな。
目的地に着くと男性は担いでたバックを地面に下ろしてモンスターボールを持ちながら私の前に立つ。

「さて、あの時の弱虫ちゃんがどんだけ強くなったか見せてもらうかな!」
「ボコボコにされたからって泣かないでくださいね!」

お互い相棒のポケモンを出す。
私は当然インテレオン、男性はあの時と同じフォックスライ。
以前の私では全く気付かなかった事が今のわたしはわかる、男性のフォックスライはあの時より強くなってる。

「インテレオン、油断しちゃダメだよ、昔より強い。」
「フォックスライ、あの時の子供とはもう思うな、手を抜けばこっちが負ける。」

しばらく静かな時間が流れる、私も男性もお互いに出方を伺っている、あの時一緒に戦ったのがバシャーモだったから気付かなかったのかもしれない、男性とフォックスライから迫りくる来る圧がすごい、こんなに強い人だったのかと少し驚いてる。
ビビっていては昔と変わらない、このバトルは男性に私達は強くなったと証明するバトルなんだから。

「インテレオン!ねらいうち!」

先に動いたのは私達からだ、インテレオンは私の指示通りねらいうちの構えをした、その瞬間フォックスライは素早く動き出した。

「そうだ!フォックスライ!相手にねらいをつけさせるな!」

流石、確かにそう動き回れたらインテレオンのねらいは定まらない、もし適当に撃ったとして外れてしまったらその隙を狙われる、そう普通なら。

「キャウ!?」
「フォックスライ!?」

フォックスライは男性の指示通り素早く動き回っていた、だけどインテレオンの攻撃は当たった、またフォックスライは動き回っただけどまたインテレオンの攻撃は当たった。

「くっ、動き回っても当ててくるだと…」
「インテレオンそのまま距離を保ちつつねらいうち!」
「接近する方法はまだある!フォックスライみがわり!」

フォックスライは真っ直ぐインテレオンに迫ってくる、インテレオンは迫ってくるフォックスライにねらいうちを撃った、ねらいうちがフォックスライに当たる直前、フォックスライが2人に増えた、1人はねらいうちが当たり、いや当たったがまるで煙のように消えた、そしてもう1人はインテレオンに迫ってくる。

「いまだ!フォックスライ!超至近距離でバークアウト!」

フォックスライはインテレオンに腕を伸ばせば届くほど近づきバークアウトの体制に入った。

「させない!インテレオン地面に向かってエアスラッシュ!」

フォックスライがバークアウトを撃つ瞬間を狙って地面にエアスラッシュを撃たせた、エアスラッシュの風と共に土煙が巻き上がりインテレオンの姿を隠した。
フォックスライそのままバークアウトを撃った、砂煙はバークアウトと共に消えた。
だけど消えたのは砂煙だけではなかった。

「インテレオンがいない…」

インテレオンの姿が消えた、それは男性にとっては意外な事でとても戸惑っている。
フォックスライもインテレオンを探すためあたりを見回っている。

「今よ!インテレオン!連続でねらいうち!!」

私の指示で何処からかねらいうちが飛んできてフォックスライを襲う、その攻撃は色んな方向から飛んで来てその飛んで来た攻撃は全部フォックスライに当たる。

「フォックスライ!!」

男性はフォックスライを呼ぶ、フォックスライはインテレオンの攻撃に耐えきれずその場に倒れる。
私達の勝ちだ。

「やった!インテレオン!私達の勝ちだよ!」

喜んでる私の声に反応してインテレオンは姿を表す。

(なんだったんだ…最後の攻撃…インテレオンの姿が見えなくなったと思ったらねらいうちの集中砲火が飛んで来た…)
「どうですか?私達?強くなったでしょ?」
「あぁ…あの時ワイルドエリアに心へし折られてた嬢ちゃんとわとても思えないほど、強くなったな。」
「へへ、そうでしょう!そうでしょう!」
「いや、もしかしたら本当に別人なんじゃないか?」
「まだ疑ってるんですか、確かに身長は伸びましたが、他は全くあの時から変わってないでしょ!」
「変わってないて言っても髪型だけじゃないか、他はとっても変わってる、身体だけじゃない、心もな。」

男性はフォックスライを抱えながら手を差し出した、私はそれに答えて手を差し出し、握手をした。
バトルの後はフォックスライとインテレオンの傷を癒すため、キズぐすりで手当てしたりオレンのみを食べさせて体力を回復させたりした。
その後は昼ご飯の準備をして男性と共に食べている。

「ふーん、ヨロイ島で前の前のチャンピオンに色々指導してもらったんだ。」
「はい、マスタード師匠に色々教えてもらいました!」
「へぇー、でも何でヨロイ島から出ることにしたんだよ?そのまま後何年か指導してもらった方がよかったんじゃないか?」
「それはそうなんですが、やらないといけない事が出来て、一度旅に出ることにしたんです。」
「やりたい事?」
「実は私ある人を探してるんです、何処かの地方でポケモン1匹でリーグ戦を勝ち抜いたていう成績を持ってる人です、知ってますか?」
「あぁ…それね、誰か知ってるよ。」

私は食べていたカレーをテーブルに叩き置いて男性迫った。

「知ってるんですか!?誰なんですか!」
「ま、まぁ落ち着け、知ってるて言ってもどんな人物かてだけだ、名前と何処の地方かは知らん。」
「そ、そうなんですか…」
「俺が聞いた話では、そいつはかなりの武闘派でポケモンを育てる時自分と手合わせして育ててるって噂だ。」
「ポ、ポケモンと手合わせ、凄いですね。」
「いや凄いってもんじゃない、バケモンだよ、聞いた話ではリーグ戦でだった1匹で戦い勝ったポケモンの唯一の敗北はそのトレーナーらしい。」
「え、じゃあ、その人ポケモン相手に勝つんですか!?素手ですか?」
「もちろん素手だ。」

な、なんと言うバケモントレーナーなんだろう…でもちょっと納得、バシャーモがバケモン並みに強かったのはトレーナーがバケモンだったからなんだ。

「で、なんでバシャーモを探すんだ?」
「き、気付いてたんですか…」
「そりゃそうだろ、噂は知ってるんだぜ、別に隠すことじゃないだろ。」
「まぁ…そうなんですけど…勘違いされるかな〜て思って…」
「勘違い?」
「私がまだバシャーモに頼ろうとしてるって…」
「うーん、バトルする前に聴いてたらそう思ったかもしれないけど、今は全くそんな風には思わないな、でもそれなら何しに会いに行くんだ?」
「私達が強くなったって見せに行きたいんです!」

私達がバシャーモに会いたい理由、それは強くなった私達を見てもらうため。
そして、バシャーモを超えたい。

「私はもう弱くない、あの時みたいに壁にぶち当たって逃げ出そうとする私じゃない、今の私達がバシャーモに挑戦してもボロ負けするかもしれないけど、それでも挑戦したい、挑戦しないといけないんです。」
「今の自分がどれぐらい戦えるか確かめる感じか…たく…これが12歳で考える事か…どんだけ成長してるんだよ。」
「いや〜それほどでも〜」
「ただ、目標を作るのはいいが、達成する為たがらと言ってあらゆる手を使うのはダメだぜ、しっかり本当に目指す所を見てないといけないぞ?」
「それはどう言う?」
「本当の夢はバシャーモと言う憧れを超えるだけじゃないだろ?もう一つの憧れも超えないといけないだろ?」
「そ、それは分かってますよ!バカにしないでください!」
「それとなりたい自分も忘れるな、超えるだけじゃない、その人がどうやって高みに登ったかも知らないといけないぞ!」
「は、はい!」

なんだろう、この人こんなに熱い人だったんだ。

「あ、そうだ!いい加減名前教えてくださいよ!」
「ん?そういえば名乗ってなかったけ?」
「そうですよ!また会えるとは思ってなかったし気にしてはなかったんですが、これも何かの縁だし、教えてもらえませんか?」

気にしてなかったと言うのは正直嘘、めちゃくちゃ気になっていた、どんな名前だったのか、男性なのに女性みたいな名前なのか、とっても気になっていた。

「そうかそうか、じゃあ俺の名前はフォックスだ。」
「フォックスですか…」

フォックス…普通にかっこいい名前で、今まで気にしてなのがバカらしくなってきた。

「なんだ!人の名前を聞いててがっかりするなよ!立派な名前なんだぞ!」
「あ、いえ、かっこいい名前だと思いますよ…うん…フォックスライが相棒のフォックスね…うん…」
「ユメよりかは考えられてるだろうが!!」
「ちょっと!!ユメの何処がダメなんですか!ユメだって立派な名前ですよ!」
「はん!そんな適当に選んだような名前の何処が立派なんだよ?」
「あぁ〜!言いましたね!言っちゃいましたね!フォックスだって厨二病が考えそうな名前じゃないですか!」
「貴様!!それは言ってはいけないだろ!」
「いーだ!!」
「ふーんだ!!」

自分達の名前について言い合っていると何処からか悲鳴が聞こえて来た。

「た、助けてぇぇぇ!!」

遠くから走ってくるのはポケモンを抱えながら助けを呼んでいる男性だ。
私達は言い合いをやめてその男性の元に急いだ。

「どうしたんだ?何があった?」
「あ、あ、あっちでとんでもなく強いポケモンが暴れてるんだよ!」
「とんでもなく強いポケモン?どんなポケモンだ?特徴を…あ、オイ!話を!!」

男性は話を聞く前に早くこの場から逃げたいようで、フォックスの質問を答えず逃げてしまった。

「たく、どんだけ怖がってるんだよ。」
「実際死ぬほど怖いんですよ!ポケモンに追いかけられるの!!」
「あ、すまん…」
「そんな事より、まだ誰かの声が聞こえますよ!早く向かいましょ!」
「そ、そうだな!」

さっきの男性が逃げて来た方向、そしてまだ誰かが呼んでいる声を聞きながらその場所に向かう。
声がだんだん近くなり周りを見て声の主を探した。
すると少し木がたくさん生えている所からポケモンを抱えている女の子が出てきた。
そしてその後ろから木を倒しながら凄い勢いで追ってくるポケモンも飛び出して来た。
そのポケモンは赤い体にでっかい翼、そしてしっぽに激しく燃える炎、リザードンだ。

「助けてぇぇぇ!!」
「リザードン!?あのリザードンまさかあの時の…」
「多分そうだ!ユメ!お前はリザードンを相手しろ!俺はあの子を助けに行く!」
「うん!行くよ!インテレオン!!」

私はボールでご飯を食べ終わってボールで休ませてたインテレオンを出してすぐにねらいうちを指示した。
ねらいうちはリザードンの顔面に当たり、リザードンの標的が女の子からインテレオン、私達に変わった。

「嬢ちゃん!こっちに!早く!!」
「で、でもあのお姉さんが!」
「いいから早く!このまま走ってポケモンセンターまで行くんだ!」
「うん!ありがとう!!」
「よし!ユメ!思いっきり戦って大丈夫だ!!」

フォックスの報告が聞こえる、なんて言ったか聞こえなかった、集中しないとやばい、このリザードン強い。

「インテレオン!次が来る!避けてねらいうち!」
「ウォン!」

インテレオンはリザードンのドラゴンクローをかわして、ねらいうちの体制にすぐ入った…が。

「早い!?」

インテレオンがねらいうちを撃つまでに距離を詰められてねらいうちが撃てない。
リザードンのドラゴンクローが繰り出される、インテレオンは避けきれずこれを受けてしまった。

「インテレオン!!大丈…はっ、インテレオン!次が来る!避けて!」
「ウ、ウォン…」

やばい、なんてスタミナだ、あんなに連続で攻撃しといて疲れないなんて…このまま避けてばっかじゃいずれやられる…
あれをやるしかない…

「インテレオン!地面に向かってエアスラッシュ!!」
「あ、あの戦法…フォックスライにやった消えるやつか!」

エアスラッシュで巻き上がった砂煙が消えるとインテレオンの姿は消えていた。
リザードンはさすがに驚き周りをキョロキョロ見ている。

「今だ!インテレオン!連続でねらいうち!!」

何処からかねらいうちが連続で飛んで来てリザードンを襲う、流石のリザードンもこれは効くようだ、このまま相性有利の技を食らわせれば…
そう思っていたら、リザードンは少し飛び地面に向かって凄い威力のだいもんじを放った。

「だ、だいもんじ!?一体何を…うわ!?フォックス!?」
「馬鹿!あの威力はやばい!下がるんだよ!!」

だいもんじは地面にそって広がっていく、それは私が立っていた所まで広がった。
インテレオンはだいもんじに飲まれ、消えていた姿が現れた。
リザードンはその瞬間を逃さずあっという間に距離を詰められてインテレオンにドラゴンクローを喰らわせた。

「インテレオン!!」

インテレオンは少し飛ばされた、だがそれを追ってリザードンは追撃をする。
インテレオンは反応出来ず、リザードンの攻撃を喰らってしまう。
リザードンの攻撃は止まらない、インテレオンはサンドバックのように攻撃を喰らっている。
インテレオンを助けないと、でもどうやって、なんとか反撃を、何も思いつかない、早く指示を、何も思いつかない、どうする、どうしたらいい、早くしないと、インテレオンが、考えろ、考えろ、考えて、はやく、どうしたらいいの…バシャーモ。

「ウォォォォォン!!」

インテレオンが叫んだ、その叫びに驚きリザードンは攻撃を一瞬止めた、その隙にインテレオンは得意のねらいうちを放ちリザードンとの距離を離した。
私はまた同じ事をしてしまった、またインテレオン…いやメッソンに助けてもらった、またバシャーモに頼ろうとした…本当に情けない…

バシィィィィィィン

両方のほっぺたを叩いた音が鳴り響く。

「そうだね!インテレオン!まだ私達は負けてない!このバトル、絶対勝つよ!!」
「ウォン!!」

リザードンの攻撃が来る、このまま避けても意味がないのはわかった、なら。

「インテレオン!リザードンの目にねらいうち!」

私のインテレオンはとても正確な射撃ができる、どんだけ動き回っていても当てる事ができる、だからリザードンの目に向かってねらいうちを撃っても当たる。ちょっと卑怯だけど…
リザードンは痛そうに叫び目を擦っている。
今だ。

「インテレオン!きあいだめの後、姿を消して!!」

インテレオンはきあいだめをした後、また姿を消した。
目が見えるようになったリザードンはまた少し飛んだ。
さっきのアレが来る。
私はリザードンがだいもんじを繰り出す瞬間を待った。
リザードンはさっきと同じようにだいもんじを繰り出した。
それを待っていた。

「今よ!インテレオン!ジャンプ!!」

インテレオンの姿は見えない、だけど私の指示通りジャンプしてくれていると信じている、そして私が狙っている場所までジャンプしてくれている事も。
リザードンは姿を現さないインテレオンを探している。

「インテレオン!ねらいうち!!」

インテレオンはねらいうちを放った、その場所はリザードンの真上、リザードンはねらいうちがきゅうしょに当たりそして威力も中々あったため地面に叩きつられた。

「次に翼中心にれいとうビーム!!」

インテレオンは地面に着くまでにリザードンの翼中心にれいとうビームを放った。
リザードンは地面にくっつきながら身体が凍り身動きができない状況になった。
もし動けたとしても翼を念入りに狙ったのですぐに飛ばずさっきみたいに連続して攻撃ができないから、少し離れた所から攻撃すればいいだけ、これで戦いは終わった、
私達の勝ちだ!!

「インテレオン!やった!やったよ!!勝ったんだよ!!あのリザードンに!!」
「ウォン!ウォン!ウォ…グ…。」
「インテレオン!?」

インテレオンと共に勝利にぴょんぴょん跳ねながら喜んでいたら、インテレオンは誤魔化してたダメージが今来てその場にしゃがみ込んでしまった。

「インテレオン、よく頑張ったね、後はゆっくり休んで…」
「ユメ!!リザードンが!!」

フォックスが叫び、私はリザードンの方を見た、するとリザードンに光が集中している、まさか…

「キョダイマックスする気!!」
「もう、インテレオンは戦えない!早く逃げるぞ!」
「う、うん…」

武術とかで言う一本と言うのは取ったし、それにまた戦うことになってもさっきと同じやり方でなんとかなる、そう思い私はその場を後にしようとした。
だけどリザードンをよく見て気付いた、あのリザードン凄く傷だらけでボロボロな事に。
あんな状態でキョダイマックスなんてしたら身体がもつわけない、私は逃げずにリザードンの元に走った。

「馬鹿!何をする気だ!!」
「リザードンを止めないと!この子死んじゃうよ!」
「もうキョダイマックスは始まってるんだぞ!あぁもう!!」

私はリザードンに駆け寄りながら叫んだ。

「もうやめて!!リザードン!!あなたが死んじゃう!!何が貴方をそこまで戦わせるの!」
「ツ…ツヨ…ク…ナ…ル…」
「!?」

今声が聞こえた気がする、誰の声、フォックスや私の声じゃなかった、まさかリザードンの声。
リザードンは強くなりたいって言っていた、まさかバシャーモにリベンジしたいのだろうか。
なら説得できる。
私はキョダイマックスしかけのリザードンに触れながら説得した。

「リザードン!私達もバシャーモに会いに行くんだ!強くなった私達を見てもらいに!貴方も一緒にこない?」
「グォォォ…」
「それに今頑張って勝っても身体がもたなかったらもう二度とバシャーモも戦う事もできなるなるんだよ!」
「…」
「ねぇ、だからもう戦うのはやめて傷を癒そうよ。」

中途半端にでかくなっていた身体が縮んでいく、そして元のリザードンに戻った、説得は成功した。

「リザードン、ありがとう、私の言う事聞いてくれて。」
「ユメ〜大丈夫かぁ〜」
「あ、フォックス!うん!大丈夫だよ!」

遅れて来たフォックスが私の安否を確認して来た、私は元気よくそれに答えた。
フォックスが近づいてくる、だけどいなり血相変えて後ろ!と叫びながら走って来た。
後ろ?と思い振り返った。
すると目の前には牙と喉と舌が見える、あれ?何これ?
リザードンの開いた口が私の頭を挟もうとする。
あれ?これ喰われる?

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!助けてもらって何してやがるぅぅぅぅぅぅぅ!!」

走って来たフォックスが私の頭を飛び越えるほどのドロップキックをリザードンの顔面にヒットさせて、リザードンはそのまま動かなくなった。

「ユメ!大丈夫か!何処か噛まれなかったか?」
「う、うん…凄いドロップキックですねふぇぇぇぇ…」

喋っているといきなり足に力が入らなくなって地面に空気が抜けたように座った。
その後は流れるように時間が経った。
倒れたリザードンをフォックスが叫びながらポケモンセンターまで連れて行き、私はまだ足が少し震えるけどなんとか歩きながらインテレオンをジョーイさんに預けてフォックスと一緒にしばらく待った。
そしてインテレオンはすぐ戻って来たが、リザードンはまだ治療する必要があると言われ私はそのまま待った、二時間三時間四時間と待った、だけどリザードンはまだ治療しないといけなかった、ジョーイさんにリザードンの怪我について聞くと、リザードンは少しも休まずずっと戦っていたみたいで、古傷も酷いし、よく今まで戦えてたとジョーイさんは驚いていた。
て事はさっき私達と戦った時はあれでかなり弱っていたと言うことになる…もし本調子ならどうなっていただろう…
そんな事を考えながらリザードンを待った、外が赤い空から暗い空に変わってもまだ待った、フォックスとインテレオンがご飯を食べに行こうと言ってくるが私は待った。
インテレオンがとても甘えて来たが、もういらないと言うほど愛でながら待った。
そして皆んなが寝静まる時も私は待った、フォックスは私に毛布を持って来てくれてその後は自分の部屋で休んでいる。
インテレオンは私の隣でソファーで器用に寝ている、私はちょっと眠いけどまだリザードンを待ってる。
ポケモンセンターも少し電気が消えてちょっと不気味がました。
そんな中いきなりでっかい音がポケモンセンターに響き、ジョーイさんが怒鳴る声と共にポケモンセンターの奥からドスドスと薄暗い所からリザードンが歩いて私のところに寄って来た。
薄暗い中ドスドス歩いて寄ってこられると変に恐ろしさが増して私は寝てるインテレオンを抱き寄せた。
そしてリザードンは私に顔を近づけて睨んでいるかの目で私を見ている。

「な、なんなの?」
「ちょっとリザードン!ダメですよ!まだ貴方は動いていい身体じゃないんだから!!」
「グルルルル…」

え、めちゃくちゃ怒ってるの、やっぱり私達に負けたのが悔しいのかな。
でも弱気に行ったらダメだ、私は強いと分らせなければ。

「リザードン!私達は貴方に勝ちました!!だから貴方は私達の言う事を一つ聞かないといけません!!いいですね!!」
「グル…ル…?」

なんか戸惑っている、この流れなからなんとかいける気がする!

「リザードン!私のポケモンになりなさい!!」

私はモンスターボールをリザードンの前に突き出した、これでリザードンがモンスターボールに入ってくれたら嬉しいんだけど、多分そんなに甘くは…

カチッ

「え、あ、入っちゃった…やったぁぁぁぁぁ!!リザードンゲットだぁぁぁぁぁ!!」
「はい、預かりますね。」
「あぁ〜リザードンがぁ…返してくださぁい…」
「ダメです、それより早く貴方寝なさい、今何時だと思っているんですか?」
「そんな事言わずにリザードンと話がしたいんです。」
「寝不足すると肌が荒れてBBAになりますよ?」
「まだ私そんな事心配する歳じゃないもん。」
「うだうだ言わない!もう大人なんですから早く部屋に戻ってください!」

これ以上ジョーイさんを怒らせたらちょっと大変な事が起きそうなので、私はインテレオンをボールに戻してから部屋に戻って寝ることにした。
もう大人って、私はそんなに立派に見えるのだろうか。
朝になって、リザードンが入ったモンスターボールが帰ってきた、さっそくボールから出そうとしたが、ボールが全く開かない。
ジョーイさんが言うにはまだ完治とはいかないみたいで、本当ならもう1週間はポケモンセンターに預けないといけないけどリザードンがそれを嫌がったので仕方がなく私に返したそうだ。
そしてボールが開かないのはリザードンが少しも外に出れるほど元気がないからだそう。
リザードンとの会話はまた今度になりそう。
リザードンを受け取りポケモンセンターを出た私、新たな冒険の始まりだ〜と行きたがったが、後ろからフォックスが話しかけて来た。

「なんだユメ、もう行くのか?」
「はい!とりあえず今日ガラルから出て目的の人を探す旅を始めようかと。」
「ふーん、その旅何十年かかかるかもしれないけど、それでも行くのか?そんなに年が経つのなら他にもっとやるべき事とかあるんじゃないか?」
「わかってます、だけど行きます。」

フォックスは私の顔を見ると少し困った顔をした、そして何か考え出して、悩み出して、そして私の方を見た。

「あのバシャーモがいる地方を知ってる。」

私は驚いた、あの時地方は知らないと言っていたのになんで知っているのか、もしかして嘘をついた、でもなんの為に…

「だけど、その地方は本当に危険だ、つい最近まで内戦があったんだからな。」
「な、ないせん?」
「他人のポケモンを取ることなんて当たり前で人殺しもする、そんな地方だけど本当に行くのか?」
「なんでそんな事を聞くんですか?場所が分かっているのなら行きますよ、私は。」

フォックスはまた悩み出した、その悩みは5分ぐらいかかっている。
しばらくしてフォックスはまた私の方を見た。

「なら俺も同行する。」
「え!?なんでですか?」
「場所を教えた手前、その地方で死なれたら後味悪いからな、それに故郷に帰るのにいいも悪いもあるか?」

強くなった姿をバシャーモに見てもらうのとバシャーモとポケモンバトルをしたいだけの旅、道中仲間が増えてちょっと騒がしくなっちゃったけど、これもいいよね。
私の夢はまだ始まったばかり、まだまだこれからだ、だから待ってて、一段ともっと強くなって貴方に会いに行きます。
私達とのバトル楽しみにしといてよバシャーモ。

                終わり

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