私のゆめ

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読了時間目安:34分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

新しい朝、新しい生活、今日私は旅に出る。


私の名前はユメ、超美人の女の子。
この前の誕生日に私は10歳になり旅に出ることになった新人ポケモントレーナー。
旅に出る前に貰った初めての私のポケモン、メッソンと共にガラル地方を旅しています。
そして今私達はワイルドエリアというガラル地方のトレーナーなら誰もが最初に足を運ぶ場所に来ています。
この場所はとても強いポケモンもいて新人トレーナーには正直危険な場所ですが、私とメッソンならそんなポケモン返り討ちにして、あっという間にワイルドエリアを抜ける、はずだったんだけど…

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「イワァァァァァァク!!」

ワイルドエリアに入ってちょっと歩いただけでいきなりとんでもなく強いイワークと遭遇してしまい、相性有利のメッソンと共に戦ったが服に着いた糸くずを払い落とすかのようにあっさりメッソンが倒されてしまい、そして次はお前だと私を襲い始めて今私はめちゃくちゃ逃げています。

「誰かぁぁぁぁぁたすけてくださぁぁい!!」

私はワイルドエリアに誰かいないかと思い必死に助けを呼んだ、だけど誰も助けに来なかった、当然だ、今私はワイルドエリアの何処に居るのか自分でもわかってないし、逃げて行くうちにどんどん人気のない所に行ってしまっていたのでもう誰かの助けは望めない。
どうしよう、ピッピ人形もないし、メッソンを早くポケモンセンターに連れて行かないと行けないし、このままだと逃げるのに疲れていずれはイワークに…

「そんなのいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そんな絶望な時不幸な私達にも幸運が舞い降りた。
何と私を追っていたイワークが進化系のハガネールに襲われているじゃないですか!
この機会にを逃すわけにはいかない早くこのワイルドエリアを抜けてエンジンシティのポケモンセンター向かわないと。
だけどまた私に不幸が舞い降りた。
何と戦ってたイワークとハガネールが私を追って来たのだ。
さっきまで二匹で争っていたのに協力し始めるなんて、そんなのずるい!!
私は死に物狂いでメッソンを抱えながら走った、ずっとずっと走った。
だけど二匹は何処までも追ってくる。
しかもだんだん追ってくる数が増えている。
私は走った、何処までもずっとずっと走った、つい最近10歳になったばっかりなのに何故こんなに辛い思いをしなければいけないのだろう。
そしてそのまま私に幸福は訪れず、絶望が私を襲った。
逃げた先は自然にできた岩の壁の行き止まり、そして二匹だったのが10匹に増えて逃げ先を塞がれた。
あぁ…これはもうダメだ、私の物語はここで終わる、まだ序章すら行ってないショートストーリー、こんな終わり方をするなんて。
本当はもっと素晴らしい物語になるはずだったのに、どうしてこうなるの、どうして思い通りにならないの、誰か教えてよ。
こんな終わり方を望んでいない。
私の物語はこんな終わり方じゃない。
でもこれが人生なんだろうね、思い通りに行かない、それを楽しむ人もいるけど私は違う。

「こんなの楽しめないよ…」

私はボロボロのメッソンを優しく抱えながら全てが終わるのを目を閉じながら待つ。
長いような短いような10年が終わる。




あれ?なにも起きない。
騒いでるような音は聞こえるのに、どうしてまだ私は生きているの。
どうしてポケモン達は襲ってこないの?
やっぱりポケモン達は優しい生き物で私を追って来てたのは何か訳があったのかもしれない。
私はゆっくり目を開けたそして私が見た光景、それはすっごく近いハガネールの顔面だった。
あ、終わった…そう思った。
だけどハガネールは私を襲わずそのまま地面に倒れてしまった。
そしてハガネールの頭の上に堂々と立っているポケモンがいた。
そのポケモンはガラルでは見たことがない赤いポケモン、見た目からして多分かくとうタイプとほのうタイプ。
私は旅に出る時貰ったスマホロトムにあるポケモン図鑑を開きこのポケモンの事を調べようとした。
するとそのポケモンは私が動いたのに反応したのかゆっくりこっちに近づいてきた。
さっきの追われた恐怖もあるけど多分私を追いかけていたポケモン達を倒したのはこのポケモンだ、あんな強かったポケモンを全部倒してしまうんだ、絶対やばい。
私は必死に考えた、この場をなんとかする方法を。
そして思いついた、急いでバックに手を突っ込みワイルドエリアに来る途中少しだけ貰ったのと買ったモンスターボールをありったけだし投げつけた。
このポケモンはとても強いから絶対捕まらない、だけどモンスターボールに一度でも入れてしまえば逃げる隙はできる、もしたまたま捕まえれても多分私の言う事は聞かないのでずっとボールに入れていればいい。
私が投げたモンスターボールが赤いポケモンに当たる。
当たった瞬間逃げるように動こうとしたが、赤いポケモンはモンスターボールに入らなかった。

「えぇ!?なんでよ!!」

私は何度も何度もモンスターボールを赤いポケモンに当てただけど何回やってもモンスターボールに入らない。
ありったけあったモンスターボールは赤いポケモンの足元に全部転がってしまった。
もう手はない…

「なんでこうなるのよ…」

私はまた目を閉じようとした、だけどある異変に気づき目は閉じなかった。
その異変とは赤いポケモンが何かジェスチャーをしている事だ。
赤いポケモンは片方の手を何かを持ってるようにしてもう片方の手は何かシュ、シュと動かしている。
何が何やら分からず私は赤いポケモンに聞いた。

「なに?なにが言いたいの?」

すると赤いポケモンは私のスマホロトムに指を刺した。
どうやらスマホロトムを貸して欲しいみたいだ。
私は赤いポケモンにスマホロトムを渡した。
するとまるで人間が触っているようにすらすら指を動かしそして私にスマホロトムの画面を見せつけた。
その画面には新人トレーナーのマニュアルが書いてありそこにモンスターボールを当てたのにポケモンが捕まらない理由が書いてあった。

「誰かのポケモンはモンスターボールを投げても捕まらない、て事は貴方誰かのポケモンなのね?」

赤いポケモンは安心したように頷いた。
そして次は私の腕に抱えられてるメッソンに指を刺した。

「この子は、貴方が倒したイワークにやられたの早くポケモンセンターに連れて行かないといけないのだから私を見逃してくれる?」

このポケモンはどうやら頭がいいみたい、多分私が急いでると説明したらすんなり通してくれるそう思い話した。
すると赤いポケモンはくるっと後ろに振り返りそのまま歩き出した。
やった!うまく行った!!
だけど少し歩いていきなりしゃがみだし、何かを待ってるかのようにジーと私の方を見てきた。

「もしかして乗れって言ってるの?」

赤いポケモンは私の言葉に頷いた。
やった、これで怖いポケモンに合わず安全にそして早くエンジンシティーに行けてポケモンセンターにも行ける!
そう最初は思ってた、だけどいざ乗るとクソ早くめちゃくちゃ高くジャンプしたりそして私を乗せながらも追いかけて来るポケモンと戦っていて正直安全ではなかった…
そして赤いポケモンのおかげでポケモンセンターに着いた。
私は赤いポケモンにお礼を言ってすぐにメッソンをポケモンセンターに連れて行った。
メッソンをジョーイさんを預けて何時間も経った、やはり重症だった、私がもっとしっかりしていればそう後悔している中、ポケモンセンターに入ってくる人達の話を聞いた。

「なぁ、入り口にいたバシャーモあれ誰のポケモンなんだろうな?」
「さぁ?近くに誰もいないって事は野生じゃないか?」
「んな訳ないだろあんな強そうなバシャーモ絶対誰かのだって、だけどいいなぁ〜あのバシャーモ欲しいなぁ〜」
「バシャーモ?あの赤いポケモンの事かな?」

助けてくれたあのポケモンバシャーモという名前らしい。
でもポケモンセンターの前にいるって言ってたけど何時間も経っているのになんでまだいるんだろう、まさか私を待ってるのかな?
そんな事を考えているとジョーイさんが私のメッソンを連れて戻ってきた。
私は急いでメッソンに駆け寄り、無事だったことに涙を流しながら抱きついた。
メッソンもやっぱり怖かったんだろう、私の服がびちゃびちゃになるぐらい泣いていた。
しばらくして私はジョーイさんに深くお礼を言いメッソンを抱えながらポケモンセンターから出た。
ポケモンセンターを出ると何やら人が群がっていた。
なんだろうと思い見てみると、なんとバシャーモがトレーナーのポケモン4体とポケモンバトルをしていた。
多分今さっき始まったばっかりなんだろう、見ている人達の歓声がすごい。
4体ともとても強そうなポケモンだ、多分流石にバシャーモは勝てないと思ってた。
時間は1分も経っていないと思う。
あっという間に4体とも倒し勝者なりに腕を上げている。
見ている人達は驚くを超えているのだろう声が出ていない。
助けてもらった時も思ったけどやっぱりあのバシャーモとてもとても強い。
助けてもらったお礼も言いたかったけどこの人混みではバシャーモにたどり着くまで時間がかかりそうだ、しばらく喫茶店でも行って時間を潰してからまたここに戻ろうそう思っていたら、バシャーモが私を見つけたのだろう人混みをかき分けて私の所に来た。
周りにいた人達の目線が私に向く。
バシャーモはメッソンが元気になって嬉しそうだ。
周りの人達は一斉にこのバシャーモは私のか?と聞いてくる。
バシャーモはメッソンが怖がっているのに気になっているのかメッソンをなでなでしている。
周りの人達はこのバシャーモをどうやって育てたかを聞いてくる。
もうめちゃくちゃだ。
私はバシャーモの手を引っ張り急いで街の人気のないところに連れて行った。
中々さっきの人達が諦めないで追いかけ来たので時間が掛かったけどなんとかまき、私が泊まる予定だったホテルに連れ込んだ。
今日は追いかられる1日だった。
私は疲労でもうクラクラになりベットに倒れ込んだ。
メッソンは倒れ込んだ私の近くに擦り寄り私が死んだと思い込んでいるのだろうほっぺを擦り擦りしてくるしかも泣きながら。
とても可愛らしい。
バシャーモは泣いているメッソンを泣き止ませようと私の脇をくすぐり笑わせて私がまだ生きていると確認させメッソンを安心させた、だけど疲れてる時にそれはやめて欲しかった。

「ねぇバシャーモ、貴方のトレーナーは何処にいるの?」

私はバシャーモのトレーナーはどうしたのかと気になりバシャーモに聞いた。
バシャーモは頭を横に振り分からないと答えた。

「どうやってはぐれたの?」

次に何故そのトレーナーとはぐれたかを聞いた。
だけどこの質問の答えはちょっとよく分からなかった、ジェスチャーで教えてくれたのだけど何かに触って飛んで落ちたみたいなジェスチャーをしてくれているのだろうけど全く意味がわからない。
その後も何度か質問したが段々疲れが出てきたのだろう眠気が襲いはじめ目蓋が開かなくなった。
このまま眠りに着く、はずだったんだけどまだ私がシャワーを浴びていない事にバシャーモが気づいたのだろう眠りそうな私を抱え無理矢理風呂場に連れて行き入らせようとしていたので私はバシャーモにもう大丈夫と伝えて風呂に入ってそれから色々してベッドに寝転がり眠った。
そして朝が来た。
目が覚めて一番に思い出した事、昨夜メッソンにご飯あげてなかった。
急いでメッソンにご飯をあげる準備をしようとしたら机にポケモンフーズが入っていた缶が置いてあるしかも二個。
そして私が寝ていたベットに安心して眠っているメッソンに空き缶の近くにあるソファーで寝ているバシャーモまさかバシャーモがメッソンにご飯をあげてくれた?
少し恐怖したこのバシャーモ本当にポケモンなんだろうか?実は着ぐるみで中は人間ではないかと思い始めた、それを確かめるには直接触れなければいけない。
私はゆっくり気づかれずバシャーモの頭に触れた、触れるととても暖かく毛もふわふわしてた、次に体に触れた体は見た目よりとてもふわふわしてて暖かくまだ眠気が残ってたのかまた眠たくなりバシャーモの体に寝転がってしまいそのまま寝てしまったのだろう、バシャーモが困った感じにツンツンして私を起こした。
結構ホテルを出たのは昼過ぎだ、私は助けてくれたお礼としてバシャーモの本当のトレーナーを探してあげようとワイルドエリアに向かっている。
バシャーモを見つけた場所はワイルドエリアだったと言う事はもしかしたらバシャーモの本当のトレーナーがいるかもしれないそう思い向かっている。
ただ昨日の事が少しトラウマになってるのだろう少し足が震える。
メッソンもずっと私に抱えられながら震えている。
そんな恐怖に耐えながらワイルドエリアに入った。
ワイルドエリアは自然豊かでポケモンもいっぱいいてそしてポケモントレーナーも修行場としていっぱいいる場所。
だけど今目の前に広がる光景にポケモントレーナーが1人もいない、しかもポケモン達もいない。
一体どうなっているんだろう。

「なんでポケモンも人も誰一人いないんだろう…昨日もそうだったけど…」

まだ10歳の私がどうこう考えてもどうにもならない、とりあえず先に進む事にした。
今日は一日をかけてワイルドエリアを探索してバシャーモのトレーナーを探す、もし見つからなかったらワイルドエリアには来ていないとわかったので次の日は街を探せばいいそんな予定を決め歩き始めた。
が、すぐ歩くのをやめた、理由は誰かに呼び止められたからだ。

「なぁ、そのバシャーモ昨日ポケモンセンター前で4体同時に倒したバシャーモだろ?」

呼び止めたのは男性だった格好からするにポケモントレーナーだと思う、モンスターボールを片手に戦意剥き出しにバシャーモを見てる。

「ちょっと悪いんだけどそのバシャーモとバトルさせてよ?あんたバシャーモのトレーナーだろ?」

しかも悪い事に私がバシャーモのトレーナーと認識されているようだ、すぐに違うと言おうとしたらバシャーモが私の前に出て来て男性を戦意剥き出しに男性を見てる。
男性は喜んでいるのかにやりと笑った。

「もしかしてバシャーモ、バトルしたいの?」

私はバシャーモだけ聞こえるように小声で言った、するとバシャーモはコクリと頷いた。
バトルがしたいようだ、だけど私がバシャーモの指示をするとなると完全に足手まといになる、バシャーモはそれをわかっているのだろうか?

「さぁ、始めようぜ!ポケモンバトル!」

これはもうやるしかない、男性は持っていたモンスターボールを投げポケモンを出した。
出て来たのはフォックスライ、とても強そうだ。
メッソンを地面に下ろしバシャーモの方を見るとバシャーモは私の方をチラリと見て来た、多分指示は任せたという意味だろう。
男性は先制攻撃をすぐにしてくると思っていたけど、レディファーストという事で私から仕掛けていい事になった。
私は正直バトルはあのイワーク相手とこれで2回目しかも1回目はボロボロに負けた、それでもバシャーモは私を信じているなら答えなければならない。
私がバシャーモに最初に繰り出させる技、そらは…

「バシャーモ、アイアンテール!!」

私の指示でバシャーモ、男性、フォックスライはずっこけた。
男性は凄く驚いているのか唖然としてる、バシャーモはくるっと体を私の方に向けまたスマホロトムを貸した時のジェスチャーをしながら近づいて来た。
バシャーモにスマホロトムを渡した後すぐにある画面を開いた状態で戻ってきた、画面に映っていたのは多分バシャーモが覚えている技表だ。
バシャーモは技表を見せると元の場所に戻った。
少し間違ったがこれで始めれる。

「こほん、バシャーモ!ブレイズキック!!」

バシャーモは私の指示通りブレイズキックを繰り出した、男性はフォックスライに避けるよう指示しフォックスライは指示通り避けた、男性はフォックスライにあくのはどうで反撃するよう指示した。
バシャーモへの指示が遅れて間に合いそうになかったが指示する前にバシャーモはあくのはどうを避けた。
私はもう一度ブレイズキックを指示しバシャーモは指示通りブレイズキックを繰り出した。
男性はまたフォックスライに避けるように指示して反撃にあくのはどうを指示した。
同じ行動で流石に指示が間に合いバシャーモは私の指示通り避けてくれた。
だけどどうしたらいいんだろう、このまま攻撃をしててもフォックスライは避けてしまう、なら動きを止めなければならない。
だけどバシャーモが覚えてる技でそれが出来そうにない、なら攻撃をしまくってフォックスライが避けるのに疲れるのを待つか、でもそれはバシャーモも疲れてしまう。
こういう時ベテランのトレーナーなら、憧れのあの人ならどうする。
そう考えているとバシャーモと目があった、バシャーモの目は何を伝えたいのだろうジーと私を見ている。
その目に私は何処か不安を感じた、試されているような緊張感があった。

「バシャーモの動きが止まってる、フォックスライわるだくみの後もう一度あくのはどう。」

フォックスライは指示通りわるだくみの後すぐにバシャーモにあくのはどうを放った、私は反応が遅れてまた指示できなかったが、バシャーモはいつの間にか避けていた。
そしてさっきとは違う速さでフォックスライに近づきブレイズキックを繰り出した。
バシャーモの攻撃でフォックスライはかなり吹っ飛び、体制を立て直すが遅れていた、その隙にバシャーモは私の指示無しでフォックスライにオーバーヒートを繰り出した。
オーバーヒートの炎に包まれたフォックスライは倒れてしまった。
バシャーモの勝ちだ。

「フォックスライ!?」

男性はすぐにフォックスライに近寄った。
バシャーモは私を見た後私の指示無しで動きバトルに勝ってしまった。
しかも多分最初にブレイズキックを繰り出した時はかなり手加減をしていた感じだ。
バシャーモは何で手加減したんだろう。
まさか私を鍛えようとした?

「やっぱり強いなぁ…あんたのバシャーモ。」
「あ、いや私のポケモンじゃなくて…この子本当のトレーナーとはぐれたみたいで…」
「迷子のポケモンなのか?」

男性はフォックスライを人通り手当てしてあげながら私にバシャーモの事を聞いて来た。
私は今わかっていることだけを男性に教えた。

「なるほどな…だからバシャーモは君と一緒にいるのか…ならワイルドエリアで探しに来たのは間違いだな。」
「間違い?なんでですか?」
「今ワイルドエリアはとても危険な状況なんだ、なんでもワイルドエリアにとんでもないぐらい強いポケモンが現れてそいつがワイルドエリアの主を倒して今ポケモン達の中で派閥が分かれて抗争状態らしい。」
「派閥?何ですか?それ?」
「派閥は…そうだな簡単に言えば学校のクラスみたいなものだ、今ワイルドエリアには前の主を称える派閥と新しく現れた主を称える派閥で分かれていてしかもどっちもとっても強くなっているみたいでそれで最近ワイルドエリア内のポケモン達が強いみたいなんだ。」

だからあのイワークも強かったのか。

「でも何で争うんですか?」
「ポケモン達…いや人間でも言えるが…縄張りていうか自分のスペースがあるんだけど、そのスペースは広くなくて広くするには他人のスペースを取らないといけないんだ、だから争うんだよ。」
「な、なるほど!だいたいわかりました!」
「わかってないだろう…それ…、まぁもっと簡単に言ったら、強かった主が負けたから次は自分が主になるて奴と主は今まで通りがいいて奴で争ってるんだ、それでそのお互いのリーダーが元の主とその主に勝った奴って事。」

なるほど、やっと分かった。
しかしこのワイルドエリアにポケモン達の主がいるなんて知らなかった、その主を倒したポケモンもだけどどんなポケモンなんだろう?

「しかし迷子ポケモンにしてはあの2匹仲がいいな。」

男性がそう言いながら見ているのはバシャーモとメッソンだ。
2匹は遊んでいるように見えたが、違った。
メッソンはバシャーモにはたくを繰り出してバシャーモは片手で受け止めている。
特訓しているのか?でも何でいきなり…

「多分さっきのバトルを見てメッソンがやる気を出しんだんだろ、あんたの話を聞く感じボロボロに負けたの気にしてるだろうからな。」

メッソン…あれは私の判断ミスでメッソンのせいではない。
私が調子に乗ってあのイワークにバトルを挑んだから…

「メッソンが強くなろうとしているんだ、パートナーであるあんたがメソメソしてたらがっかりされるぞ。」
「もう…がっかりされてますよ…調子に乗って無謀なバトル挑んでそして無様に負けて…」
「だからってメッソンを見捨てるのか?と言っても多分あんたの気は晴れないだろうな、そうだなそういう時は何故ポケモントレーナーになりたかったのか何故旅に出たのかを思い出すといいかもな。」
「何故旅にでたのか?」
「そう!俺はこの世界を冒険したくて旅に出たんだ!あんたは?聞かせてくれよ。」
「私は…」

私はなりたかった、いつもテレビで見ているあの場所でとても強くかっこいいトレーナーにそしてあの人の様になりたかった、私の憧れの人ダンテさんの様に…
そのために色々勉強した、けど全然覚えられなかった、私には無理と言われ親にも反対された、それでも私はやれるという自信だけはあった、だから無理矢理旅に出た。
だけどその結果が今だ。
さっきのバトルだってバシャーモが勝手に動かなきゃ勝てなかった。
私は何をやっても出来ない、何の才能もない無能。

「私は…ただ友達皆んながそうしてたから私もそうしただけですよ。」

私は嘘をついた、本当の事を話しても意味がなかったからだ。
男性はそうかと優しく言ってくれた。
それ以上は聞いてこなかった、多分察してくれたんだろ。
これでいい…ただ流れでやったて言えば、理想が高かったなんて言わなくて済むんだから。

バシ!!

私の後頭部に軽くだけど誰かが叩いた感覚があった、私はそれが誰かを確認するため後ろを振り返った。
するとそこにはバシャーモがいた。

「バ、バシャーモ!?いきなり何するのよ?」

バシャーモは私の言葉を聞かずすっとメッソンの方に指を刺した。
メッソンはずっと木に向かってはたくを繰り出している。
何が言いたいのだろう、メッソンに頑張ってるねと言って欲しいのだろうか?
バシャーモの行動の意味を考え悩んでいるとと男性が私にその意味を教えてくれた。

「多分バシャーモはメッソンはあんだけ頑張っているのに君は頑張らないのか?て言ってるんだと思うよ。」

私はその意味について少しイラッとしてしまった、私だって頑張っている、精一杯やっている、情けなくても頑張ったんだ。
それを何も知らないバシャーモはもっと頑張れという、確かにメッソンが頑張っているんだからトレーナーである私も頑張らなければいけない、でもそれは才能がある人ができる事だ、私には何の才能もない、努力しても意味がない、そんな人種なんだよ私は!!

「何であんたに…」

私はバシャーモに怒鳴りそうになった、だけどバシャーモの目を見たらその怒りが引いた。
その理由はよくわからない。
私を信じているからなのか、それとももっと別の理由があるからなのか、バシャーモを見ているとなんでもできる気がしてきた。

「バシャーモ…あなた…」

バシャーモに何か言おうとした時、バシャーモが何かを感じたのか何処かを見ている。
バシャーモが見ている方向を私も見るとそこには赤く翼があり尻尾が激しく燃えてるポケモンリザードンがいた。

「リザードン…ワイルドエリアにいたんだ…」
「俺も初めて知った…野生のリザードンなんて初めて見た…もしかしたらあれがワイルドエリアの主なのかもな…」

リザードンはバシャーモにゆっくり近づいた。
そしてお互い何も言わずずっと睨んだまま動かない。
何をしているか私にはわからないけど周りの空気が冷たくなるぐらい緊張が走ってるのはわかる。
私はメッソンを抱えて何があってもすぐに逃れる準備をした。
静かな時間が流れる。
風の音が聞こえる。
そしてある音が聞こえた途端全てが動き始めた。
リザードンとバシャーモの戦いが始まった。

「バシャーモ!?何でリザードンと戦ってるの!!」
「多分、バシャーモがいきなり現れた強いポケモンなんだ!となるとこれはリザードンのリベンジマッチになる!」
「じゃあバシャーモがワイルドエリアをめちゃくちゃにしたの…」

なんとなく男性から聞いた時分かっていた気がする。バシャーモがワイルドエリアで何をしていたのか。
だからと言って昨日あった事を責めるつもりはない、むしろ助けてもらった。
助けてもらったけど、それは本当に偶然助けてくれたのだろうか、バシャーモは何か企みがあって私を助けたのではないだろうか、そんな考えが今頭の中でめぐっている。
バシャーモ、あなたは何を考えているの?。

「ん?あれは…ワイルドエリアのポケモン達…いきなり現れたが、まさか…」

何処からかいきなり現れたワイルドエリアのポケモン達は二つに分かれてお互いを睨み合っている、そしてお互いに1匹が前に出たと思ったらその後にもう1匹と続きそのまま乱戦のようになっていった。

「ここにいるのもまずい!早く離れるぞ!」
「でもバシャーモが…」
「バシャーモは大丈夫だ!早く離れないと巻き添え食うぞ!」

違う心配しているんじゃない、バシャーモあなたは誰のために戦っているの?、何故めちゃくちゃにしたの?何故私を助けたの?何で私に戦い方を教えようとしたの?
あなたは一体何のために戦ってるの。

「くっ…こっちでもポケモン達が戦っている、まずいぞ…このままだと本当に巻き込まれる…」

私達はこの戦いに巻き込まれないように逃げていた。
バシャーモの戦いを見ずに逃げている。
また逃げる、得意な事だ。
夢からも逃げて恐怖からも逃げる、そして自分を偽る、多分現実はこうだったんだて分からさせられる。
そう思いながら逃げていると、あるポケモンが逃げ道を塞いだ。
昨日襲ってきたイワークだ。

「くそ!逃げ道を塞がれた!どうする…フォックスライはまだ動けるほど治ってない。」
「ほ、ほかのポケモンは持ってないのですか?」
「今は持ってない、バシャーモとバトルしてすぐ戻る気だったからポケモンセンターに預けてきてしまった。」
「じゃ、じゃあどうするんですか!これ!」

私はまた恐怖した、昨日のように体を震わせ男性を見捨ててでも逃げようと考えている。
やっぱり私はそういう人間なんだ。
イワークが攻撃してくる、男性はかわそうと動いたが、私は動かなかった怖くて体が動かなかった。
何も出来ない人生だったとまた考える、何も叶わなかったとまた考える、どうしてこうなるんだとまた考える。
イワークの攻撃が私に当たる。
また私は目を瞑った。


あれ?痛みが来ない。
私は瞑った目を開いた。
イワークの攻撃が外れた理由、とても簡単だった、メッソンがイワークにみずてっぽうを放ち攻撃を逸らしたからだ。
メッソンはそのままイワークに攻撃を仕掛けている。

「メッソン!?何してるの!やめなさい!何で逃げないの!何で戦えるの!」
「何言ってんだ!君を助けたいからメッソンは戦ってるんだろ!」

男性のその一言を聞いた時バシャーモが私に何を伝えたかったのか分かった気がする。
メッソンが頑張っているから私も頑張るとかじゃなく、多分、多分だけどメッソンは恐怖を克服したから私も恐怖を克服して嘘をつかずしっかり目標を目指せて意味だったんじゃないかと思った。

「メッソン…わかった…私も覚悟を決めた、一緒に戦おう。」

私はメッソンと共に戦う事を決めた。
暴れるイワークを前に私とメッソンは構える。
イワークがしっぽで攻撃してきた、私はメッソンにかわすよう指示した。
メッソンは私の指示通りかわしてくれた。
次に私はメッソンにみずてっぽうを出すよう指示した。
メッソンは私は指示通りみずてっぽうをイワークに当てた、だけどイワークにそんなに効いていないようだ。
レベル差がありすぎて効果はばつぐんでもメッソンのみずてっぽうはイワークにいまいちのようだ。
ならどうする、消して効いてないという事ではないからこのままみずてっぽうでごり押すか、いやごり押す前にメッソンの体力が尽きるかもしれないし、ずっと攻撃をかわすことが出来るも保証もない、こっちは1発でも当たれば致命傷なんだから。
色々対策を考えているとバシャーモの戦いが目に入った。
バシャーモはリザードンの攻撃をかわしている、リザードンはバシャーモに攻撃を当てるのに必死だ。
そんな時他のポケモンの攻撃がバシャーモ達の方向に飛んで来た、リザードンはバシャーモに隠れてその攻撃は見えてない、バシャーモに飛んで来た攻撃が当たりそうなその瞬間リザードンの攻撃をかわしながら飛んで来た攻撃もかわしてそのままリザードンに当てた。
そのやり方を見て一つ対策を思いついた。

「メッソンイワークの体にまとわりつくついて!」

メッソンは指示通りイワークの体にまとわりついた。
イワークは体をひねってメッソンを剥がそうとしたけどメッソンは中々離れずイワークの顔面まで辿り着いた。

「メッソン覚えてないけどちょうはつ!」

メッソンはイワークに軽いちょうはつをしてイワークを怒らせた。
イワークは顔面にくっついてるメッソンにしっぽで攻撃してきた。

「メッソン今よ!かわして!」

メッソンはイワークの顔面から離れた、イワークの尻尾は自分の顔面に当たりイワークは倒れ込んだ。

「やったね!メッソン!」
「馬鹿!反撃が来るぞ!!」

倒れ込んだイワークがいわおとしを繰り出してきた、作戦が上手くいって喜んでいて私もメッソンも反応ができなかった。
メッソンはもろにイワークのいわおとしを喰らってしまった。
一撃でも食らったらダメな攻撃を。

「メッソン!!」

私はメッソンに駆け寄った。
メッソンはまだ戦おうとしている、もう体が動きそうにないのにイワークを見てる。

「メッソン…もう…大丈夫だよ…貴方は休んでて後は私が何とかするから」
「ちょ…君何してるんだよ!危ないぞ!!」

私はメッソンをゆっくり休ませてイワークに立ち向かった。
人間の私が何か出来るって訳じゃないけど立ち向かってやる、メッソンだって戦ったんだ!私だって戦ってやる!もう諦めたり逃げたりするもんか!私の人生は物語は始まったばっかりなんだから!
イワークは私に攻撃をしてくる、私はもう目をつぶらないずっと見続けてやる!
そんな時私の後ろから誰かが横切るのが見えた、その体は光っててよくわからなかった。
だけどそれがイワークの攻撃を弾いてくれたのがわかった。
光がだんだん収まっていく、姿が見えてくる、その体はメッソンと同じ色でどことなくメッソンに似ているような姿。

「あれは…」
「あれは…ジメレオン、メッソンの進化系、つまりメッソンが進化したんだよ!」

メッソンが進化してジメレオンになった、初めて見た進化、初めて見たジメレオン、色々なことがありすぎてパニックになりそうだ。
イワークはジメレオンに攻撃を仕掛けた、だがジメレオンは軽く交わした、そして手に水を集め放った、その威力はみずてっぽうを軽く超えている。

「みずのはどうだ!ジメレオンはみずのはどうを覚えたんだ!」

男性が教えてくれなきゃ全くわからなかったが、どうやらジメレオンは進化したことによって新しい技を覚えたようだ。
イワークは効果ばつぐんの攻撃を食らって倒れそうになってる、その隙を狙ってジメレオンはもう一度みずのはどうを繰り出しイワークに当てイワークは倒れた。
このバトルに勝った。

「ジメレオン!やった!勝ったよ!」
「喜ぶのは後にしろって!早く行くぞ!」

私は男性に引っ張られながら喜んだ、ジメレオンはその後をついてくるだけど少し辛そうだったので途中で私はジメレオンを抱えて移動した何故かとても嫌がれたが無視した。
ワイルドエリアはどこもかしこもポケモン達が戦っている。
ワイルドエリアから離れてる最中謎の光がどこかに集まっているのに気づきその方向を見たら何とさっきのリザードンがキョダイマックスしていた、リザードンが野生でキョダイマックスをするなんて初めて見たし、リザードンのキョダイマックスは憧れのダンテさんのリザードン以外出来るのも初めて知った。
あのリザードンとバシャーモは今も戦っている、その戦い見届けてあげたかったが私達はワイルドエリアを後にした。
そしてそれから丸一日たった、ワイルドエリアに平穏が訪れた、また以前みたいにやたらと強いポケモンばかりではなくなり、そしてポケモン達も平和に過ごしているのが確認できた。
あの戦いがどう終わったかしっかりとわからなかったが、噂である一人の男性がいきなり戦いの最中やってきて暴れているポケモン達を説教して終わらせたなんて噂がある。
その男性はバシャーモを連れて何処か行ってしまったらしい。
バシャーモは無事に本当のトレーナーの所に帰れたようだ。

「全く酷い目にあったなお互い、だけどいい経験を得たな、まだ旅に出てそんなに日がたっていないのにパートナーポケモンが進化して自分の目標をしっかり見つけることができたんだからさ、じゃあな元気でいろよ!」

あの後すぐに男性とはわかれた、男性のいう通りまだ旅に出てそんなに日がたってないのにいい経験をした。
私はこれから自分の夢、ダンテさんのようなポケモントレーナーになるその夢に向かってもう止まる事はない。
バシャーモ、いつか貴方にまた会えて今度はあなたとバトルがしたいな。

                終わり

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