幸せの分かち合い

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作者:K^2
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※この作品は完全に単体の作品です。また、僕の作品でありがちな科学の話などは出てきませんのでご安心を。

他の作品の執筆の気晴らしに書いたもの。思いついてから20分で執筆を終えた、僕史上最も執筆時間が短かった作品です。
僕は、ポケモントレーナーのケンタ。相棒のマフォクシーとともにポケモンマスターを目指している。
あ、ポケモントレーナー1年目のKentyじゃなくて、ケンタな。
で...... え? 何? ポケモンマスターの定義を教えろって? う〜ん、使い方は人それぞれだけど、僕にとってのポケモンマスターになるということは、ポケモントレーナーとして、ポケモンとともに満足してトレーナーを引退することを意味するかな。
まあ、そんなことは置いておこう。
中にはポケモンバトルで頂点に立つことをポケモンマスターになることだと定義している人がいるが、僕は彼らは嫌いだ。僕はあくまでこの生活を楽しめたらなと思っている。もちろん、生活のために賞金稼ぎはやるが、基本ポケモンと人は、同じ立場で互いの思いを尊重しあえる関係が最高だと思っている。

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「まふぉ......」

「ん? どうした? マフォクシー。」

マフォクシーはケンタに近寄り、ブラシを差し出した。

「ああ、ごめんよ。マフォクシー。今日のブラッシングがまだだったね。」

ケンタはマフォクシーをソファに座らせ、腕からブラッシングを始めた。

「まっふぉ〜......」

マフォクシーは気持ち良さそうに目を細め、そのまま腕をケンタに委ねた。

「最近一層色艶が良くなったな。本当に綺麗だよ。」

「まふぉ。」

マフォクシーは頬を赤らめ、そっぽを向いた。

「冗談冗談。」

「......」

今度はマフォクシーは黙ってケンタを睨みつけた。

「冗談って二回言ったから冗談の冗談って意味だよ。最近本当に一層綺麗になってるよ。」

ケンタは少し焦りながら冗談かってくらいの笑顔で言った。

「まふぉ......」

マフォクシーは半信半疑な顔を向けながらもまんざらでもない様子である。

「じゃあ、次は尻尾に行こうか。」

「まふぉ。」

マフォクシーはケンタの声に応えてケンタに向かって尻尾を向けた。

「マフォクシーはフォッコだった頃から尻尾命だからね......」

そういってケンタは丁重に尻尾のブラッシングを進めていく。

「まふぉっ!」

マフォクシーも満足そうに笑顔を見せた。

「ねえ、マフォクシー。」

「まふぉ?」

「こうやってブラッシングされるのは幸せな時間?」

「まふぉ。まふぉ。」

マフォクシーは二回頷いた。

「それなら良かった。僕も、マフォクシーと過ごしているこの時間はとても幸せ。」

「まふぉ!」

マフォクシーはケンタに対して満円の笑みを見せる。

「バトルをしている時はどう? 楽しいと感じる?」

「まふぉ。」

マフォクシーは頷く。

「そうなんだ。僕はね、ポケモンにバトルをさせるのが嫌いなんだ。もちろん、ポケモンバトルに勝利したときはとても嬉しいけれど、負けたときには悔しさと喪失感、ポケモンへの申し訳なさが残るばかり。
ポケモンバトルというのは、勝利という幸せを互いに奪い合うものだと僕は思う。奪い合われるものは、それは有限であるということを示している。でも、有限だからこそ僕たちのように、幸せを分かち合うこともできるんじゃないかな? マフォクシーはどう思う?」

「まふぉ...... まふぉ。」

「そうだよね。よし、尻尾終わり。今度はどこがいい?」

その後もケンタとマフォクシーはブラッシングを続けたのであった。
マフォクシーはいいぞ!

最後にマフォクシーが首肯したのか否定したのかは想像におまかせします。


友達にこの文章の形と同じ形で書かれたこれとは違う文章を読ませてみたら、情景を想像できる人と、そうでない人に別れたんだけど、多分思考体系の違いだよね......
この場合、自分は映像を想像しながらそれを実況するように地の文を綴ってるんだけど、それを映像として復元するのが苦手な人がいるのであれば少し文を改善したほうがいいのかもね。


「クオリティお察し系短編小説」っていうシリーズを作ってこういう作品(20分で書き終わるような作品)を増やそうかなと考えてしまった筆者がここにいました()

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