最強の騎士「○○○ナイト」

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作者:豆シヴァ
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読了時間目安:5分
初めてあいつを見た時の衝撃が忘れられず、軽い短編を考えようとした結果、真面目にふざけたカオスな作品ができました。気軽に読んでもらえると幸いです^_^
吾輩はカモである、ネギはまだない。武器となるネギを探す旅をしており、各地を巡っては最高級のネギがないか調べている。
我らカモネギ族は、幼少期から剣術の訓練を積み、辛く苦しい修行を乗り越えた者にのみ許される、最強の剣術「飛天長葱流」の伝授を目指す。吾輩はその剣術を習得し、武器であるネギ探しのために故郷を旅立った。
しかし、その旅を始めて十数年。未だに最高のネギを見つけられずにいた。その間吾輩は、偶然手に入れたこの「ドドンパッチソード」という銘柄のネギを装備し、数々の修羅場を生き抜いてきた。

「このネギも名刀と呼ぶに相応しい代物だが、吾輩が求めているのはこれではない…。やはり、新大陸に行くしかないのか」

風の噂で聞いたのだが、新たに発見されたガラル地方という大陸に、選ばれしカモネギにしか抜けないマスターネギが存在するらしい。しかもそのネギは、HPが満タンの時に振るとビームが出るとか、世界を征服しようとする魔王を封印する鍵になっているとか、とにかく色んな情報が流れている。
さっそく吾輩はそのネギを探し求めて、ガラル地方にやってきたというわけだが、いったいそのマスターネギはどこにあるのだろう?

「ヒャッハー!!ここは通さねぇ…あべしっ!!」

「おそろしく速いネギ振り、オレでなきゃ…!?
な、何故オレはまだ生きてるんだ!?」

「に、逃げるんだぁ…勝てるわけがないっ!」

途中で草むらから飛び出してきたザコ敵を倒しながら、吾輩は町に寄って情報を集める。そしてついに、迷いの森にそれらしきネギが目撃されたという情報が入ってきた。
その情報を元に吾輩は、迷いの森をひたすら進んでいく。しばらく探索をしていると、太陽の光に祝福されているかのように、輝く台座に刺さる神々しいネギを見つけた。

「まさかあれがマスターネギ!?…ここまで来て今更だが、はたして吾輩は選ばれしカモネギなのだろうか?」

吾輩はゆっくりとした足取りで台座に近づく。一歩進むたびに心臓が強く鼓動するのを感じる。もしここでマスターネギを抜くことが出来なければ、今までの苦労が水の泡となる。これは吾輩にとって、人生の分岐点と言っても過言ではない。
緊張で震える手を伸ばしながら、ネギに触れようとしたその時!

「待ちな、そこのカモネギ!」

突然の声に驚く。そして振り向くと、吾輩は大勢のカモネギに囲まれてしまっていた。

「実は俺たちもそのネギを狙っていたんだ。お前が道案内してくれたおかげで、こっちの手間が省けたぜ」

吾輩は応戦するために、ドドンパッチソードを抜く。しかし相手は10匹ほどの数がいて、一人では勝てそうにない。

「この数相手に勝てると思っているのか?言っとくが俺たちは全員、5Vで努力値極振りの精鋭部隊だ。甘く見てると痛い目に遭うぜ?」

その言葉を聞いて冷や汗が垂れる。吾輩なんか3Vで努力値まだ振り切ってないのに…。
そして案の定、吾輩はなすすべもなくコテンパンにされてしまった。

「ついにこの時が来た!マスターネギは俺の物だ!」

吾輩が絶望に打ちひしがれていたその時、手に持っていたドドンパッチソードが強い光を放ち、周りのカモネギたちの視界を奪う。そして謎の声が吾輩の脳内に語りかけてくる。

「さぁ、マスターネギを手に取るのです」

その言葉に導かれるように、吾輩は隙を見て台座に近づきネギを握る。そしてそのネギを両手で、力いっぱい引き抜いた。
その瞬間、吾輩の周りがまばゆい光に包まれていく。これはまさか、カモネギ族が得られるはずないと思っていた、進化の光か?
そして吾輩はいつの間にか、右手にマスターネギを持っていて、左手には盾の形をしたネギを装備していた。これはもしかして、侍から騎士へジョブチェンジしたというのか?

「これこそ吾輩が求めていた代物だ!この装備があれば、ガブ…ナントカとかミミ…ナントカにも負ける気がしない!」

逆鱗や化けの皮で世界を掌握する怪物たちを倒すための冒険がついに始まる!
俺たちの戦いはこれからだ!



>今までご愛読ありがとうございました!
豆シヴァ先生の次回作にご期待下さい!<

「終わるなーーーーーーっ!!」
こんなくだらない作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。色んなネタを練り込んでいるので、全部のネタを理解できた読者には、「靴をはく時に踵が引っ掛からない幸運」が舞い降りるでしょう(嘘)

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