貴方への贈り物

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作者:草猫
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読了時間目安:3分
※ポケダン空の探検隊のシェイミのストーリーがベースになっています。ネタバレ注意です。
「ふう......。」
山の麓の草原で、一匹のポケモンがため息を吐く。 そこに、そのポケモンと同じ姿のポケモンが話しかける。
「どうしました?辛いことでもありました?」
「いいえ、そういうわけでは無いの。ただ、退屈だなぁって。」
「まあ、そうかもしれないですね。昔は、あんなに多くの探検家たちで賑わっていたのに......。」
「ええ......。来て欲しいな、また。」
彼女らは、顔に憂いを浮かべて、もう見慣れすぎた空を見上げた。


私はシェイミ。この「空の頂」の案内人ならぬ案内ポケです。まあ、誰もここを訪れなくなっていたので、その職業も意味の無いものに成り果ててはいますが。
私たちには寿命という概念はありません。だから、ずっとこの山の姿を見てきました。 今はこんなですけど、昔はとても賑わっていたんですよ? 頂上を目指し進む探検家、家族や友達に感謝を伝えたいと「空の贈り物」を拾いに来る者など。
......あの頃は、本当に楽しかった。

だけど、いつしか、誰も来ることがなくなったのです。
なぜなのかは、私たちにも分かりません。それが、私たちの寂しさを助長していました。世間では時の歯車だの、星の停止だの騒がれていましたが、あの時の私たちにとっては知らないどころかどうでも良かったのです。あの時の私たちは、「また、ポケモンがこの里に来る事」
それが、何より大事な事だったのです。

ですから、急に探検家たちがきた時はそれはもうビックリしましたよ! どうやら彼らは、パッチールというポケモンがロマンを求めて結成されたチームとの事で、私たちにこう言ってきました。
「他の探検家の方々にも来てもらっていいでしょうか?ロマンはみんなで分け合いたいんです!」
......さて、その言葉に対して、私たちがどう返答するかはもう決まってますね?私たちは全員で、心からの笑顔で、こう言いました。
『喜んで‼︎』


こうして、また多くのポケモンたちがこの山に集うようになりました。私たちの願いを叶えてくれたのは、まぎれもない「皆さん」です。 皆さんが私たちにくれた「贈り物」を大切にしつつ、皆さんに、心安らぐ「贈り物」を、届け続けますね。 本当に、ありがとうございます!
これは、シェイミから探検家たち、そしてプレイヤーの人に向けての感謝の文です。「皆さん」というようにカギカッコをつけたのは、そう言った意味も込められています。

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