キマワリの笑顔

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作者:早蕨
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本文冒頭

 気づいたらそこにいた。
 二階にある自室の窓のサッシからちょこっとだけ顔を出すと、にこにこと大きな笑顔が視線の先にある。まただ。たっぷりの日差しを浴びた、満面の笑み。ひきこもりの僕でさえ、いつもは恨めしい太陽が気持ちよく感じられる。


◆      ◆


 昼間なのにカーテンが閉められた薄暗い部屋。ベッドの上。カビくさいポケモン図鑑が、僕の手の中にある。小さいころ、父親に買ってもらったものだ。よく見ていた。本物はほとんど見たことないけれど、その図鑑の中にあるポケモン達にいつもわくわくさせてもらっていた。
 いつからだろう。このポケモン図鑑を読まなくなったのは。それは遠い昔......

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