十月十日の守り神

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作者:絢音
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本文冒頭

 ある森の入口にそびえ立つ大樹にはこんな言い伝えがあった。

『子を授かりし者、参れば安産たるや』

 それを象徴するように、その大樹には沢山のハハコモリが生息していた。ハハコモリはこそだてポケモンと呼ばれるだけあって、そのご利益に預かろうと多くの若い夫婦がその大樹の元を訪れた。
 そこに住むハハコモリにとって、人間はあまりいいものではなかった。ご利益、と言って大樹の若葉や枝を取っていくからだ。住処を壊されるだけでもたまったものではないのに、さらに酷い者はメスのハハコモリすら捕っていく。そういった事が続いた為に、大樹に住むハハコモリは徐々に数を減らしていった。安産神の象徴とも言えるハ......

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