終わる世界に花束を

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作者:けもにゃん
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本文冒頭

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

 雲の切れ間から注ぐ眩しいほどの太陽を一匹のポケモンがその美しい若芽のような背で一杯に受けていた。
 白い体に萌える青々としたグラシエアの葉がその光を受け、全身にその恵みを行き渡らせていた。
「一週間振りくらいか……。どうだ? フィーレン。久し振りの太陽は?」
「うん……! やっぱり太陽の光は気持ちが良いわね」
 全身で陽光を受け取り終わったそのフィーレンと呼ばれたポケモンは体をプルプルと震わせ、伸びをしていた。
 そんな様子のフィーレンを見て、話しかけた男は嬉しそうに声を出して笑っていた。
 男の風貌は決して整っているとはいえないボロ布を纏めたようなマントを羽織っており、いかにも......

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