君と夏の終わり

あらすじ

テーマ:10

本文冒頭

 季節は既に夏の終わりだというのに、残暑は厳しくまだまだ蒸し暑い。
 昨晩のうちに、自宅からとりポケモンに乗って空を飛んで現地入りし、早朝からの作業に備えて倉庫の空きスペースを借りて前泊していた僕は、薄暗い倉庫の中で鳴り続ける目覚ましを止め、寝袋の上で大きな伸びをする。旅をしていた頃を思い出す、10年前は屋根もロクに無く、野生ポケモンに夜襲に怯えながらの野宿の毎日だった。
 ひとまず出られるように支度をして外に出ると朝日は既に出ており、空が少し明るくなっていた。できるだけ早く、気温が上がる前に作業を始めなければならないことは知っていたが、これは少々寝坊してしまったの

全文はこちらから

つながり