春うらら

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作者:立花愛瑠
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本文冒頭

そよそよと吹く春風や小鳥のさえずりに心地よさを感じる私が大好きな季節。
新生活への期待と不安が入り混じる複雑な胸中もこの時期ならでは。
眼下には、艶を纏った斑点模様の物体が一つ。そう「ポケモンの卵」だ。
持ってみるとずっしり腰に来る。それが一つの命を扱っているという重圧からくるものか、はたまた卵の重さからくるものかは知る由もない。
立ち止まっていても仕方がないので、私は卵を孵化装置に移して公園まで歩いてみることにする。
控えめに雲の合間から顔を覗かせたお日様に体がぽかぽかしてくる。手元に目をやると、殻に陽光が反射していて少し眩しい。だがその姿はまるで新たな命の誕生を祝福されているかの......

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