泡沫のガールフレンド

作者:四葉静流

本文冒頭

「あの子をお願いね。サラナちゃんには、あなたが必要だと思うの」

「そんな顔しないで。それから、わたしの事を忘れないでね、ヒメ」







「戻れ、ダダリン」

 サラナさんが前に突き出した腕の、その先に握られたボールから光が伸び、このジムのバトルフィールドであるプールの底へと力なく沈み始めたダダリンに達する。サラナさんの三番手がボールへ戻る最中、バトルフィールドより高い位置に設けられた四方の観客席から挑戦者へ疎らな拍手が起

全文はこちらから

つながり