無愛蝙蝠は空を彷徨う

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作者:雪椿
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あらすじ

蝙蝠は突然日常から放り出された。そこからある出会いをきっかけに、「愛」について考えるようになる。

本文冒頭

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

 べしゃり。

 蝙蝠(こうもり)は突如、まどろみから叩き落された。苛立ちを覚え、痛みから小さなうめき声を上げる。至福の時を邪魔したのは何者だ。
 軽く羽ばたいてから様子を探るも、映るのは暗闇のみ。当たり前だ。蝙蝠は目が見えぬ。否、目玉は一応ついてはいるが、ほとんど飾りのようなものであった。よって、状況を把握するためには耳と音波に頼る他ない。
 耳は先ほどから騒がしい音を捕らえ続けている。だが、それが何を意味するのかまではわからない。続けて蝙蝠が捉えたのは、蝙蝠からすぐ近くのものと少し離れたところにいる生き物達であった。
『しばらく連絡がないから心配して来てみれば、どうして……』
......

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