釣りの名所

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作者:芹摘セイ
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本文冒頭

 釣りの名所(約1,700字)




 ぐぉめんっくだっさあぁぃ、という色っぽい声が聞こえてきた。玄関からだ。低くゆったりとしたトーンの、妖艶な女声。これはものすごい美女にちがいない! 嬉々として駆けつけ、戸を開けると。
「きみは釣り、好きかな?」
 面食らったことに、来客は中年のおっさんだった。釣りおやじ、という人の弟らしい。手には釣り竿とクーラーボックスを引っ提げ、肩には2匹の鳥ポケモン――ケララッパとペラップを乗せている。手持ちのポケモンだろうか。釣り人なのか鳥使いなのかよくわからない風貌だが、否定するのは酷だろう。とりあえず「はい」とだけ返事しておく。するとケララッパた......

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