学び舎の記憶

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作者:笹霧かもめ
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本文冒頭

登場キャラクタ

 遠く海の向こうから朝日が昇り、静かな細波が徐々に騒がしさを取り戻す頃。空では朝食を探すピジョン達が綺麗な三角形を描いて海上を周回している。窓から差し込む日差しは黄金色に輝き、絵画の装飾のように部屋に彩を添える。
「さて」
 目覚ましを止めた私は起き上がって部屋を出る。寝間着のままではあるが、庭に出れば居候が私にあいさつした。
「おはよう」
 モモンの木にぶら下がったエイパムは、その尻尾を器用に使って私に熟した実を渡した。私が3つほど受け取って礼を言うと、こちらに手を振って枝から枝へと飛び移っていく。熟しすぎて落ちそうになっている実を、こちらに笑顔を見せながらつまんで食べていく。そうい......

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