紅葉

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作者:ioncrystal
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本文冒頭

 紅葉が燃えていた。
比喩表現ではない。蒼い炎に照らされて、エンジュ街道の塔まで続く樹々を色づかせていた紅葉の葉は確かにその生命をまっとうしようとしていた。
そう見えた。
 くさタイプのポケモンとして、いい気はしない。
だがそれ以上に、ああ認めよう。私は年甲斐もなしに、その姿に陶然となっていたんだ。

 シャンデラがそんな私の姿を認めると、「れんごく」の炎は弱められた。
「アラアラチェリムさん、盗み見は感心しませンねぇ! 」
先ほどの炎のや言葉の勢いに反して、そのまなざしは私に酷く無関心に感じられた。
我に返った私は、やっきになって抗議した。
詳細を語る必要はあるまい。とい......

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