本文冒頭
世界というのは、1つの出来事でガラッと変わる。
それはまさにこの世の不思議とも言うべきだろうと私は思う。
出会いは、奇跡のうちの1つ。 それを実感したのは、小さくて大きな、1つの出会い。
それは突然だった。
トレーナーズスクールからの帰り道、私が見たのは道の脇にうずくまる小さなポケモンだった。 隣には、砕かれたモンスターボールのようなものが散らばっている。トレーナーに、捨てられたのだろうか。そのポケモンは、毛並みはボサボサで、土で薄汚れていた。 ずっと俯いたままで、生きている
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