本文冒頭
200%のじゃれつく(約1,000字)
めきめきめきっ!
木の幹がへし折れる音。命の危険を察知し、咄嗟に回避。刹那、頭上で木にぶら下がっていたリングマが落下し、土の上に倒れ伏した。アローラのバトルツリー随一の巨木がやられてしまったが、肋骨を折られるよりはマシだろう。
「そら、くまた。”つめとぎ”の時間だぞ」
そう言ってリングマの頭を撫で回し、鼻先に段ボール紙を置いてあげる。ただでさえ不機嫌そうな目が一層細められる。匂いを確かめるようにくんかくんかしながら起き上がると、
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