わたげのリボン

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作者:レイミラ
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あらすじ

持てる者と持たざる者の、それぞれの葛藤。もふもふは、皆を癒すだけがスベテなのか。これをもふもふを愛す者達へ贈る──それでも好きなんだ。

本文冒頭

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

 彼女は寒さに一人で震えていた。誰も気づかぬ冬の洞窟でひっそりと焚き火を炊いて、毛布を羽織って、熱いお茶を飲む。それでも陽の当たらない冷えた洞窟ではまだまだ寒い。週二で昼間に近くの森で木の実狩りをしてやっと食っていっている。夜になってようやく焚き火の熱が籠ってきたので、火を消して眠る。そうやってここ数ヶ月はずっと家に居っぱなし。冬の昼間はただ寒さに打ちひしがれながら木の実狩りだったり部屋に籠ってたりしてやり過ごすだけで、かなり辛い。しかし、彼女からすると昼間よりも夜中が何よりも嫌いである。悪夢だ。悪夢を見るのだ。二ヶ月前から魘(うな)されているのだが、いつも夢の内容も登場人物も何もかも同じで、......

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