少女は主人公になれなかったのだ。

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本文冒頭

 世の中にはヒーローが数えきれないほどいると、幼いころに知った。

 誰かを助けるヒーロー。世界を変えるヒーロー。人々の望む世界を作るヒーロー。

 

 世界はヒーローで満ちていたのだ。

 だから私も、ヒーローになりたかった。女なのでヒロインだとか、そういうのは気にせずに、ただ純粋にヒーローになりたかった。

 しかし大きくなるにつれ、とある事実にぶつかった。

 

 私という存在は、ヒーローにはなれないのだと。

 

 私は世の中の歯車であり、決してそれを動かす役割ではないのだと、悟った。悟ってしまった。

 

 だけど、それでも望んだ。......

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