パンジー捧ぐは水の君

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作者:小狐リラン
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あらすじ

バレンタインデーは、日頃の思いを伝える日だとテレビで言っていた。
ならば、私もあのバカに私の思いを伝えようではないか。
私の日頃の思いが、伝わることを信じて。

✿ハーメルン様にもマルチ投稿しております。

本文冒頭

 2月とはいえ、まだまだ寒い今日この頃。窓の外では雪が振り、中々に寒々しい空が見えていた。そんな時に俺は部屋にこもり、パソコンを置いた机の前に座っていた。

「……うーん、やっぱり違うんだよなぁ」

 椅子に後ろへと体重をかけながら、俺は唸る。どうしても良い描写が思いつかない。しかし、こんな所で止まっていては締め切り間に合わなくなりそうである。こうなるならば、いつものことながらもっと早くから練れば良かったと思ってしまう。もはや時すでに遅しだが。

 ──コンコンっ。

「ん?」

 ふいに、部屋の扉がノックされた。うちにいるのは1人……いや、1匹しかいないわけだから、誰なの......

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