箱庭

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本文冒頭

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

あの場所は窮屈すぎて息が詰まりそうだった。だから私はあの箱庭から逃げ出した。

 私が生まれて最初に見た光景は、「はっ? なんだこれ?」と叫んでいる人間の姿だった。これが私の親か。生まれたばかりなのに、妙に冷静でいた自分は思い返せば可愛げない奴だと思う。
 だが、最初に見た印象の割に、親は私を真面目に育ててくれた。といっても人間たち側からしたら、必要最低限の世話しかしていない状態だったらしい。私がダンバルという頑丈な種族であったののもあり、あまり世話が必要なかったという考えもできなくはないが。

 親は工事現場というところで働いていた。私はそれを助けるために、生まれたらしい。しかし、......

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