桜のような君

作者:春琉

あらすじ

ルカリオとニンフィアが、花見の席でイチャイチャする話です。

本文冒頭

「まるで桜の精みたい、って言われちゃった」

ニンフィアは上機嫌で隣に座り込んでいるルカリオへと寄りかかる。ルカリオは目の前の桜の情景と、隣で身を預ける彼女とを交互に見比べてくすくすと声を抑えて笑った。

「何が可笑しいの?」

沢山の木の実を詰め込んだかのように頬を膨らませて、じっとルカリオを睨む。笑いが収まってきたルカリオは微笑ましげにニンフィアを見つめる。

「俺にはニンフィアが桜の精にはどうしても見えないんだ」

確かに色合いは桃色を基調とし、端か

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