『美しい』

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本文冒頭

 第一印象は、白色。それは今も昔も変わらない。
 ‎四角く区切られた青空を望むのは、もう何度目になるだろうか。
 ‎青々とした草花を踏みしめ、わたしは木陰から陽の元へ歩み出た。
 ‎太陽は、今は丁度真上の枠にいる。つまり、一日のうち半分ほどの時間が過ぎたということだろう。
 ‎今日もこの場所は、平穏そのものだった。
 ‎陽射しはまるで突き刺す様に強烈だが、わたしには寧ろその方が良い。陽射しが強い時の方が、身体が軽く、気分もいいのだ。
 ‎頭に咲いた大輪の花も、晴れの日の方が色が鮮やかな気がする。――もっとも、気がするだけで、実際にわたし自身が目にすることはできないのだが。
 ‎木......

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