Aikane

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作者:円山翔
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本文冒頭




 アローラ地方のとある村に、一人の男が住んでいました。その男はとても気前がいいことで有名で、誰かが何かを必要としている時には、自分の持っているものの中から必要とされているものをくれるのです。たとえ必要なものを持っていなかったとしても、数日後にはどこからか取ってきて、あるいは買ってきて、依頼人に渡すのです。誰かが困っている時には、必ずと言っていいほど手助けを申し出るのでした。村人はこの男のことをアイカネ(アローラ語で「親切」という意味)と呼ぶようになりました。
 アイカネに何かを貰った人は、お返しにと言ってアイカネに色々なものを持って来てくれました。それは花だったり薪だったり木の実......

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