第2話 異世界は日記と共に

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   元ネタが分かったら、コメント欄に書いてくれてもいいんですよ?チラッチラッ(露骨(コメ稼ぎ乙




・・・え?

どれだけ覚悟を決めていても、びっくりすr

???「あれ?今回1人称なんですか?」

???「お、せやで。言ってなかったっけ。すまんな」

???「あら。じゃあ、まあ、ここで見てますか」

・・・

・・・え?

覚悟していないと、もっとびっくりする

僕は今、・・・えーっと、なんかよくわからない導きのもと、多分異世界に来ているんだ

なんで多分かって言うと、確認のしようがないからだけど。だってスマホとかある訳じゃないし。僕ポケモンだけど。あ、でも、最近起きたときに近くにいたヒトが持ってた気がする。すっごい薄い、リンゴが書いてあるやつ

って、そんなことはどうでもいいんだけど、この後どうすればいいんだろう。あの声に貰った日記はあるけど、まず、書くものないんだよなあ

ペラペラペラ・・・

ん?なんか書いてある

『やっほ~!さっきぶり!僕だよ、僕僕!』

僕僕詐欺?

『いや、詐欺じゃなくてさ、こっちの世界で、君が快適に暮らすために、ちょっと贈り物をさせてもらったよ!君は1000年に7日しか起きてられないから、まずその制限をなくしたよ~。普通のポケモン達と同じような生活ができるよ!やったねたえty・・・』

???「おいやめろ」

『で、次。君のその能力、確か、【どんな願い事も叶える程度の能力】だったはずだけど。それも、3回だけ、とかじゃなくて、何回でも使えるようにしておいたから』

な、何回でも!?

『うん』

・・・なんで僕と会話できるの?

『・・・ま、そんなわけで、』

逃げた

『もう話は終わりだから、ね。それじゃ、この世界が、君にとって・・・・いや、君たちにとって、素敵な世界になりますように』

『じゃあね』

・・・不思議な世界だなあ。

そう思いながら僕は、少しだけぼんやりと空を見上げていた

「こんなにまったり出来てるの、何日ぶりだろう」




・・・そろそろ動こうかな

そう呟きながら、上げなくてもいい腰を上げる。少しだけ遠くを見ると、うっすらと町の輪郭が見えた

日は陰ってきているけど、今から向かっても特に問題はない。あんまり早くはないけれど飛ぶこともできるし、それに何より

「お願い!あの町まで!」

この、チート能力があるから










「うわ~~~。大きい!」

第一声は、まあこんな感じだよね

「そういえば、自分の意思で町まできたのって初めてだなあ」

思い返すと、あんまりいい記憶じゃないけれど、この世界にいるうちはそんなことを気にする必要は無いと思う。なんとなくそんな気がする

「とにかく、寝るところが欲しいなあ」

いつもは浮いたり、繭の中だったり、ひどい寝方をしてきたけど、僕も一度くらいはベッドとかで寝てみたい。研究所のベッドで寝たことはあるけど

「まあ、ぶらぶら歩いてるだけでもいいかあ」

そう言って、僕は適当に歩き始めた




「お~~。結構色々あるんだなあ」

当たり前のようにポケモンだけで生活が整っている。昔にポケモンだけで生活が成り立ってる時代に起きたことがあるけれど、その時よりも盛り上がっている感じだ。僕の気分も喧噪に飲まれながら漂う。結構楽しい

「ん、なんだろこのにおい」

美味しそうに香ばしいにおいが漂ってきて、僕はそっち側へと足を運ぶ

「お、兄ちゃん、らっしゃい!」

そこには、バクガメスのおじちゃんと、串にささった焼けた肉が丁寧に置いてあった

「うわー!美味しそう!おじちゃん、これ美味しそうだね!」

「あったりめぇよ!なんだったら一本食ってみるか?御託並べて説明するより、味わった方がいいだろ!」

そう言ってバクガメスのおじちゃんは、一番おいしそうな肉を僕にくれる。え、えっと、こういう時はお金を払えばいいんだっけ

「兄ちゃんはコレ、初めて食べる見てえだし、お題はいらねえよ。その代わり、食った感想だけ聞かせてくれ!」

僕の顔から察したのか、おじちゃんは先に言ってきた

「ありがとう!」

僕はそう言って、串に気を付けながらアツアツのお肉を口に運ぶ

???「飯テロ・・・ダイケンキ、オレもなんか食いたい」

???「あなたは黙って仕事してなさい。うん。スタバ美味しい」

???「は?おい!」

・・・?

「おい、どうだ?」

何もしゃべらない僕を見て、おじちゃんがしゃべりかけてくる

「あっ!すいません!えっと、すっごいおいしいです!」

僕は本心からの言葉を口にする

「焼き加減とか、タレとか、色々美味しいです!」

そう言うと、最初は不思議そうに見ていたおじちゃんも豪快な笑いを取り戻したみたいで

「はっはっは!そうだろそうだろ?この町でも1、2を争う旨さだぜ!」

へー。確かにこの串焼きは美味しいから、そうでも間違いじゃないかも

「あんた、だまされちゃいけないよ。コイツ、口だけは上手いんだから」

そんなことを考えてると、隣のミルタンクのおばちゃんが声をかけて来た

「あ?口だけじゃなくて串焼きもうめーだろーが!」

おじちゃんはそう言っておばちゃんと口論を始める。周りの人は、「またかw」みたいな、温かい目でそれを見ていた

「ごめんねあんた。この町は、見ての通り大きいから、色んな所を見て回るといいよ」

と、優しい口調で僕に話してくれる。足の下にバクガメスのおじちゃんが敷かれてるけど

「は、はい!」

あ、そうだ。これ聞いておこう

「あの、ここら辺に、いい宿屋さんみたいなのってありますか?」

そう聞くと、おばちゃんは笑いながら答えてくれた

「あんた、やっぱり旅ん子かい。そうさねえ。あっちに『銀の狐亭』っていう宿屋があるから行ってみな。じゃあね。気を付けるんだよ」

「ありがとうございました!」

もちろんお礼は言う。美味しかったのは事実だし

「おーう。気を付けろよー。俺みたいな怪しい奴になー!」

「自覚があるならとっととなおすんだよ!」

「げっふう」

なんとなくおじちゃんから生気が消え失せてる感じがするけど、嬉しそうだからまあいいや

僕は教えてもらった宿屋を目指して歩く。大通りの宿だったから、簡単に見つかった

「すいませーん!宿に泊まりたいんですけどー」

僕がそう呼ぶと、奥の方から宿の主人っぽい人が出て来た

「んー?泊りかね?朝夜食事付きで一泊3000円だよ」

3000円?えーっと、お金、あ、そっか。願い事で出せばいいんだ

「お願い!3000円を!」

そうすると、3枚の紙が出てきた。あっ、両方見たことあるやつだ。なんで円なのかは、・・・まあいいかな。

「はい。じゃあ、一泊お願いします!」

「踏む。これが部屋の鍵じゃな。風呂とトイレは各部屋についとるから、まあ、壊さない程度にな。それと、飯の時間は両方8時半じゃから、宜しく頼むぞ」

結構適当・・・フライゴンのおじいちゃん・・・

とにかく、鍵ももらったし、まずは部屋に行ってみようかな






「おおおおおお~~~!!!!」

第一声は、まあこんな感じだよね・・・あれ?まあいいや

結構広い。ベッドも大きい!お風呂!机!住める!⇦※当たり前です

「とうっ!」ボフンッ!

大きなベッドにジャンプして、「はーーー」と、ため息をつく

「ほんとに僕が知ってる世界じゃないなあ」

でも、よく考えたら、1000年の間にこれぐらい変わってても何も違和感はないけど

「まあ、楽しいからいいか!」



そのあとは、また食べたことのない美味しいものを食べて、ゆっくりお風呂に入って、今から寝るところです















「っと。こんな感じでいいのかな?取り敢えず書いてみたけど」

そう言ってもう一度文を読み返す。特に変なところはなさそう

「まあ、変だったら、読んでくれた読者さんが直してくれるよね!」

多分!









「バクガメスのおじちゃんは、二度と出てこないと思います」
「え」
「え」
「出てこないと思います」
「え」

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