第4話 ギルド

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(ライ目線)

「おい、どこに向かってんだ」

俺の前で歩いているセイラに話しかける

「あなたと同じようになっているポケモンに会いにいくのよ」

つまり、お前のように人間からポケモンになった奴に会いにいくのか・・・

「・・・・。こっちであってんの?」

「ええ。ついたわよ、プクリンギルドへ!」

・・・・。ギルド?

「ギルドってなんだ?」

「ギルドっていうのは、探検隊を目指すポケモンたちが日々、磨いていく場所でもあったり、依頼を受けてポケモンを助けるところでもあるわ」

「へー」

「私は、ここに所属してるの」

「へー・・・・って、そのポケモンに会いにいくじゃねえのかよ?」

「そのポケモンもここに所属しているの」

「へー・・・」

さらに進んでいると・・・あみがあった

「さ、ここのあみに乗って」

「・・・なにこれ」

「私がやってみるから見てて」

セイラが乗る

「ポケモン発見、ポケモン発見」

ズサァァァッと、後ろに下がる俺・・・。だってよ、あみのしたから声が聞こえるんだぜ?不気味じゃね?

「誰の足型?誰の足型?」

「足型はツタージャ、足型はツタージャ」

「さ、ライも乗ってみて」

セイラはあみから降りて俺を呼ぶ

「お、おう・・・」

俺はあみの上に乗った

「ポケモン発見、ポケモン発見」

「(ビクゥゥ)」

やっぱ・・・不気味だ

「誰の足型?誰の足型?」

「足型はピカチュウ、足型はピカチュウ」

やっと終わった・・・

俺は、あみから降りる

「なんともないでしょ?」

(いや、俺の心がびっくりしたぜ・・・・)

「よし入れ」

「さ、行くわよ」

セイラに連れられ、中には入りはしごを降りる

「おかえりー、セイラ!」

プクリンがセイラに飛びついていく

「ちょ、親方さま!」

・・・こいつが、親方・・・ッスか?

「セイラ、おつかれさん」

「あっ、ペラップ」

今度は、セイラにペラップが近づいていく・・・

「コイツは誰だ?」

ペラップは俺を指差す・・・・

あいつ・・このライ様を・・・こいつ呼ばわりなど・・

「だまりやがれ!!!アホウドリが!!!!」

「なんだとーーーッ電気鼠が!!!」

「うっさい!!!」

俺たちは、にらみ合っていたが・・・

「はいはい、ストップ」

セイラに止められた

「っけ」

「セイラ~~、この子はいったい誰~~?」

「親方さま、こいつは・・・」

「俺にやらせろ」

「はいはい」

「ってことで俺は、ライ。人間からポケモンになっちまった、ただのピカチュウさ」

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