オーガポンの秘密基地

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作者:もる
読了時間目安:20分

この作品は小説ポケモン図鑑企画の投稿作品です。

「僕はオーガポン!君は誰?カジッチュっていうんだ!いい名前!質問は何かある?・・・え?オーガポンはメス確定でしょ、だって?まあまあいいじゃん、そんな細かいことは。なんでそんなにゲームの設定に詳しいの?まあいいや。ゲームの話は関係ないよぉ!ある日、ぼくは森の木の上の崖・・・そこにある洞窟を見つけたんだ!ねぇ?すごいでしょ?・・・だからゲームは関係ない!もうゲームの話、しないでよね!・・・それで、僕はそこに秘密基地を作ることにしたんだ!」
「私もその秘密基地に・・・行ってみたいな」
「うんうん!僕もそう誘おうと思っていたんだ!・・・・・・まさか先越されるとはなぁ・・・ちょっと残念」
「ご、ごめんね」
「大丈夫。」
「本当に・・・?」
「うんうん!罪悪感を植え付けようと思っていったわけではないから大丈夫だよ!」
「そう?良かった」
「でも、僕の秘密基地があるところは、ちょっと崖がけわしいのと、バレたら「やばい!」っていう感じのところだから、あまり大声あげないでね」
「私は大きな声出せない」
「そうなの?なんかゴメンね」
「いえいえ」
「そうだ!キタカミの里っていうんだけど、僕の秘密基地があるところ。そこの美味しい「みついりりんご」食べない?あと手袋」
「いいね!」
このとき、まだカジッチュは気づいていなかった。
オーガポンも、気づいていなかった。
二人共、どこに手袋をつければいいのか気づいていなかった。
                **************
「さてさて!キタカミの里にレッツゴー!」
「飛行機、怖いなあ」
「大丈夫。知らない人も飛行機にバンバン乗っていたから」
「その人は慣れてるだけでしょぉぉぉぉ」
「だから大丈夫だって!」
オーガポンは、カジッチュに活を入れるため、背中(背中と言えるところ)を、パシッと叩いた。
まぁ、「叩いた」と言えるほど、そんなに強く叩いてはいないが。
「いてぇぇぇぇぇ!!!!!なにするの!」
「活を入れようと・・・マジでごめん」
              *************
「僕達は、あと十分で出発だよ」
「ひぃぃぃぃぃー!あと十分で出発だとぉぉぉぉぉぉ!?」
「ビビりすぎでしょ」
「初めての挑戦は恐怖が大きい派なんだもん」
「まぁそうだけど」
「うううううう」
そして、十分後。
「ひぃぃぃぃぃー!わああああああ」
「・・・・・・」
「なんかいってよぉぉぉ!オーガポン!!!!!!!!!!!」
「・・・・・」
「うううう」
「おい、そこのカジッチュ、うるさいぞ!」
オコリザルが怒鳴る。周りのマンキーたちも、
「キーキー!」
となく。
「ひぃぃぃぃ!!!!すみませ●※★????❗????■▲????????・・・」
「あ、ついに気絶した」
どうやら、さっきの怒鳴り声で気絶したようだ。
「はは」
笑うところではないが、笑ってしまうオーガポン。
カジッチュは、あと一時間くらいそのままだった。
「う、うーん」
「あ、やっと起きたの?」
「やっとって言うなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そのとき、CAさん(ゴーリキー)が来た。
「お飲み物、機内食いかがですかぁー?ほしい方は手を上げて下さーい!」
ゴーリキーがワゴンをガラガラと押しながら言う。
「手を上げて下さーい!!!!!」
「あ、ほしいほしい!」
「私もぉ!」
オーガポンと、カジッチュは一斉に手を上げる。
すると。
みんなが、一斉に手を上げた。
「「えっ・・・・・・、いま、みんな、僕、私、が手を上げたら手を上げたようにみえたよね」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「いいえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「嘘くさい・・・・・・・・・・・・・・・」」
「あ゛?今なんて言いました?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃー!!!!!!!!なんでもないですぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」
「すみません」
ペコリとお辞儀をするオーガポンと、また気絶するカジッチュ。
「大丈夫かなぁ、カジッチュ」
まぁ、あと目的地まで1時間。そのままずっと気絶をしていればうるさくもならないしトラブルも起きない。オーガポンは、持ってきた本を読むことにした。
それは、何回も読んだ推理小説。
まぁ、正直のところ、もう真相とか知っているのであまりドキドキとかはしないが。
「なんかモモワロウ(最々悪)っていうポケモンがイイネイヌ、キチキギス、マシマシラを「くさりもち」っていうので操ったらしいよ。」
っていう物語。
「っく・・・あいつのせいで僕は濡れ衣100枚ぐらい着されてっ・・・・・っクソー!めちゃくちゃ悔しい!!!なんであいつらが正当化されるんだよぉ・・・っち・・・なんだよ・・・本当に」
みんながオーガポンから少し離れた気がする。
まぁ、マイナスなことをブツブツ言っているやつの近くにはいたくないし。
実際、自分もそうだし。
「カジッチュ、ついたよ。はやく降りないと次乗る人にとっても迷惑だよぉ・・・・・・カジッチュさーん」
「うぐおあおぉぉぉぉ!?」
「うるさいよ」
「うううう。怖かったよぉ・・・ちょっとオコリザルに囲まれる夢を見て・・・もう生きていけないかと思ったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・!!」
「っ・・・・うん、うん。怖かったねぇぇぇ」
「う゛んっ・・・」
「・・・・・」
「なんかいってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ついたよ」
               *******************
「ここが、キタカミの里?」
「あたりまえでしょ」
「きれいなところだね。あの3匹は、英雄なの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。そんなんじゃない?僕が一番良く知ってる」
「へー」
「っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ど、どうしたの?私なんかした?ごめんね」
「ん・・・・・・・・・・・・いや。別にカジッチュは何もしてないよ。大丈夫」
「本当・・・?良かった」
そんな二人の姿を、モモワロウが見ていた。
               *********************
「僕、秘密基地の様子見てくるね。ちゃんとしたときに見せたいから、ついてこないでよー。あ。そうだ、このりんご食べてて。みついりりんご」
「ああ、行く時に言ってたやつでしょ」
「そ。食べてて」
「うーい」
オーガポンはたったと走っていってしまった。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食べてみよ」
むしゃ。むしゃ。
すると。
「な、なに!?」
カジッチュの体が光りだしたのだ。
そして・・・
カジッチュの体は、りんご飴になっていた。
「なんか、きゅうくつ・・・」
「よぉ」
「うわあ!」
「俺の名前・・・いや、俺達の名前はカミッチュ。ポケモンの名前。俺達は、助け合って生きているんだ。これからよろしく」
「あ、はい。よろしくです」
すると。
「わー!カミッチュがいる!かわいいー!きゅうきゅういってる!お願い、りんご飴分けてー!」
「俺も」
「僕も」
「あたしも!」
「う、うわわわわ・・・」
「俺達は、りんご飴ポケモン。そのせいで、みんなから飴をせがまれることもしばしばだが、まあ頑張ってくれ」
「は?やなんですけど」
「・・・頑張るんだ」
「っち・・・わっかりましたー!」
カミッチュの水飴ボム!
「うわー!とっても美味しい!」
「甘い!」
「甘酸っぱい!」
「ほろ苦いし、とってもー甘い!」
「まじで何なんだよ・・・っち」
「きゅうきゅういってる!ほんっとかわいいー!」
「うるせぇよ!」
「ここは退散だな」
下のカミッチュがいい、下のカミッチュの足らしき部分でそそくさと町の外に出って行った。
「行っちゃったねー・・・」
「また飴分けてくれるといいね」
「絶対来るもんか」
「んなこと言うなよ」
「お前は飴出さないからいいよなぁ!」
「っぐ・・・まあそうだ」
「かんたんに認めるなよ」
「なんなんだよ、キレたり、かんたんに認めるなよとか言ったりよぉ・・・・・」
「自分でもわからねぇよ」
カミッチュは、カジッチュのときより毒舌になったようだ。
「お前、カジッチュのときより毒舌になったな」
「こっわぁぁぁぁぁぁ。なんで知ってんのぉ」
「そんな引いた顔すんなよ」
「だってみんな怖いと思うよ?訊いてみろよ」
「んじゃそこのイルミーゼに」
byイルミーゼ「怖いよ。まじで」
「っぐ・・・まあこれはあれだから。もとカジッチュの方と価値観が一緒だったてことで」
「だからみんな私と同じこと言うって」
「じゃあそこのイトマルに」
byイトマル「うん。まじでそれは怖い」
「俺わかってきた。俺もそうだったら怖い」
「なんで自分で言ってるんだよ」
「俺もお前と同じ価値観になってきた」
「なぁ?言った通り」
「いっや、いってない。絶対に言ってない」
「うっそくさい!うっそくさい!」
「嘘くさいコールやめろ。言ってないんだよ」
*****************
「ポニー????ポにポニっ!」
歌いながら、秘密基地に来てみると。
秘密基地は、跡形もなく。
呆然としていると、近くにいた、ミブリムが、声をかけに来た。
「ミーッ!ミミ」
「え・・・?は?」
どうやら、ともっこたちがここに来て、上の岩を崩していたらしい。
そして、その近くには。
モモの形をした紫色のポケモンが、いたらしい。
「は?ふざけんなよ」
「ミミッ・・・」
「あ、ごめんね」
でも、多分またともっこを操ったんだろう。
ともっこたちは悪くない。
モモワロウが悪いのだ。
「ごめんね。怖がらせて」
だが、怒りを抑えられないオーガポン。
ミブリムは、怖がって逃げてしまった。
オーガポンの手はまだ、プルプルと震え続けていた。
「そ、そうだ。カジッチュなら、助け、てくれる。あのこなら」
オーガポンは、カジッチュがいる街に向かった。
              ********************
「ここで大丈夫じゃね?」
「ちょっと下の方の、静かにしてくれる?こっちも頑張ってんの」
「下の方って言うな。歩いてもないだ・・・」
「あーあーあー!!!!きーこえなーいいいい」
「かき消すなよ、人の言葉を」
「しーらなーい。だいた・・・」
「ああああああああああああーああーあー!きーこーえーなーいー!!!!」
「っぐ。真似するなよ」
「るん????」
「ぐぐぐ・・・????」
「????♬」
「????????????」
「まあまあ、そんなに怒ってどうしたのぉ?」
「お・ま・え・の・せ・い・だ!!!!!!」
「あら〜。私何もしてませーん」
「もういいや。もう」
「諦めはっや」
「黙れ」
「うう、悲しいよぉ・・・」
「あ、ごめん・・・」
「いや、冗談だから(笑)俺そんなメンタル弱くないし〜♬」
「????」
すると。
「ポーニー!」
「あ、オーガポン」
「・・・・・・・・・」
こいうときには、静かに話を聞くカミッチュの中の2匹目。
「モモワロウ、のせ、い、で・・・僕の秘密基地が、こわ、された」
オーガポンは、息を切らしながら言う。
「「は?」」
「くさりもちで、とも、っこたちを操って・・・僕のお面と・・・秘密基地を壊された」
「「ひ、ひどい」」
つい、声を上げてしまったカミッチュ。
「ミブリムが、教えてくれた」
「ちなみに、お面はつけるとどうなるの?」
「ああ。あれは、つけるとタイプが変わる」
「えっ。伝説にあったやつ!?」
「そ、そう」
「一大事じゃん!今すぐそのともっこたちをもとに戻して、はやくモモワロウのところを聞こうよ!」
「うん。僕もそうするつもり・・・」
「行こ!」
こうして、3匹の冒険は始まった。
「まずは、キチキギスのところに行こうよ」
「うん」
                 *************
ヨルノズクの載せてもらって、いざ出発!
「あ、そこでOK。ありがとー♬」
「あ、ありがとうございます」
「よるよる」
「い、いつかまたよろしくおねがいします・・・!」
「よる」
「ヨルノズクが自分のところに戻ったあと。
「嫌に礼儀正しいなぁー。もとカジッチュ」
「うるさい!下!」
「カジッ・・・カミッチュ。さっきから何騒いでるの?ちょっと怖い」
「ほーらー!お前のせいで怖がられてんじゃん!」
「あーあー。うるせえな」
「なに?カミッチュ二重人格?」
「そんなわけ無いじゃん。私たちカミッチュは、2匹で助け合って暮らすポケモンなの」
「へー。初めて知った」
「「ふふん♬」」
「うわー・・・ドヤ顔」
「別に良くね?ドヤ顔しても」
「まあそうなんだけど。嫌われる原因だよ
「「うーるさーい!」」
「(笑)。まあいいんじゃない?僕は、今のカジッチュも好きだし・・・あ、どうでもいいけどカミッチュの次はりんごの中に8匹もポケモンが入っている正直言って気持ち悪い「カミツオロチ」っていうポケモンのなるらしいぜ」
「なんか、口調変わってるし・・・っていうか気持ち悪いって言うな、気持ち悪いって。ていうか下もなんか喋れよ」
「人の意見に反対しない主義」
「あ゛?おm」
「キチキチーッ!!!!!!!」
「何だ!?」
カミッチュ(上)の言葉は途中で切れた。
なぜなら。
目の前に、巨大な鳥・・・「キチキギス」が飛んでいたからだ。
オーガポンはというと。
「よくもお前、やってくれたよなぁ・・・何年か前もなぁ・・・」
これである。
「ちょっと、オーガポン!怒るのそっちじゃなくて、モモワロウ!」
「あ、そうか」
我に返ったオーガポン。
「でも、攻撃しないと正気に戻らない」
「まあ、たしかに」
そして、こんぼうを持った。
「ごめんねぇ・・・ちょーっと痛いかもだよぉ!」
そして、キチキギスにこんぼうを振り下ろす。
「キッ・・・」
(痛そう・・・でも、私も戦わなきゃ!)
「水飴ボム!」
「キチチ・・・」
飴がまとわりつき、動けなくなってしまうキチキギス。
そして、倒れてしまった。
「かわいそう・・・いのちのしずく!」
そして、キチキギスは目を覚ました。
「キチチ??」
君がやったの?と言いたいようだ。
「うん」
うなずいたカミッチュ。
「ありがとう、ごめんね」
「ううん、そんなことないです」
「そ、そう、ありがとう」
「モモワロウを探してて・・・」
「あいつならあっちに行った。私は見た・・・お面、返すね」
キチキギスが差し出してきたのは、いしずえの面。
「あ、ありがとう」
「え!?あっち行ったってホントですか!」
「私も一緒に探したい」
「いいって言うに決まってます!」
「僕も大歓迎です!」
「多分、イイネイヌのところに行ってる。そこに行こ」
「はい!」
次の目的地は、楽土の荒れ地。
               ******************
「イイネェ!!!!」
「あれがイイネイヌ。・・・あんなになってしまって・・・イイネイヌは、強くなりたいと願ってああなったんです。でも、暴れるためにあの力を願ったわけではない・・・」
「キチキギスさん・・・?」
キチキギスの目からは、涙が流れていた。
「あの人は・・・以外にも優しい方だったのですよ」
「そ、そっか。・・よし。私が絶対に戻してやる」
「私も参加します!」
「つたこんぼうはきかない・・・だからテラバーストで攻めよう」
「賛成!」
「イイネェ?」
「「「テラバースト!!!!!」」」
三人分のテラバーストが直撃。
イイネイヌは体制を崩す。
だが、イイネイヌの攻撃は止まらない。
カミッチュとオーガポンは倒れた。
「私だけ、ですか・・・?」
最初はひるんだが。
「ごめんね。・・・エアスラッシュ!」
「イッ・・・」
イイネイヌは倒れた。
「はねやすめです」
「ん・・・」
「ありがとう」
「イイネ」
「(〃∇〃)」
「あ、照れてる」
「っ・・・!」
「まあ、ありがとう」
「モモワロウはどこへ?」
「あっちの、木が生えた池」
そう言いながら、いどの面を返してきた。
「ありがとうございます!」
「俺も行く。マシマシラのところに」
「うん!だめなんていうもんか!」
イイネイヌが仲間になった。
次の目的地はマシマシラ。
                *****************
「マシマシー!」
「つたこんぼう!」
効果は今ひとつ。
でも大ダメージだったようだ。
でも、マシマシラは攻撃をやめない。
「わるだくみ!」
「まずいっ・・技の威力が上がってしまうぞ!みんな備えろ!」
「うん!」
カミッチュの「ワイドガード!」
カキン!
サイコキネシスは跳ね返り、マシマシラに跳ね返って当たった。
マシマシラは、自分の攻撃でやられてしまった。
「かわいそう。なんか」
「いや、なんかってなんだよ・・・」
「まあ、回復してあげよう」
「マシッ」
かまどの面を返してきたマシマシラ。
「おお、一瞬で元気に」
「モモワロウはどこに行ったの?」
「ああ、あいつならともっこプラザに行ったぞ。俺達を操ったあとは、村の人たちを操るつもりらしい」
「まじかよ」
「まあまあ、ともっこプラザ行こうよ・・・」
まあ、マシマシラの言うとおりだ。
ともっこプラザに行くことにしよう。
「おれも、ついていっていいか?」
「当たり前でしょ!」
マシマシラが仲間になった。
次の目的地は、ともっこプラザ。
               ******************
「うっわ・・・人がたくさん・・・きもちw」
オーガポンは、どこからともなく取り出した扇子でカミッチュの口をガッと叩いた。
「痛た・・・」
「それは禁句です」
「まあそうだk」
「ああああああー!」
「なに?ともっこたち」
「「「あそこに、モモワロウがいる!」」」
「あ、本当だ!」
「っち」
早くも戦闘モードのオーガポン。
「まずは、かまどの面!」
「水飴ボム!」
「エアスラッシュ!」
「サイコキネシス!」
「ベノムショック!」
「つたこんぼう!」
「ももっ・・・」
モモワロウは苦しむ。
だが、まだ倒れる様子はない。
反撃が来た。
「じゃどくのくさり!」
「っく・・・」
「「「「キチキギス!」」」」
「あれ?君誰?ていうか私は何して」
「「ああ・・・モモワロウの特性どくくぐつだね・・・攻撃を受けると混乱しちゃうんだよ」」
「君たちも当たらないよう気をつけてね」
「そうそう」
「つぎは、いどの面」
「じこさいせい!」
「つたこんぼう!」
「あくのはどう!」
「どくどくのきば!」
「もも・・・」
モモワロウは倒れてしまった。
「さあ。観念しろよ?」
「もっ」
「「「「オーガポン、それちょっとかわいそう」」」」
「まあ」
オーガポンは、真顔で言った。
だが、迫力がすごい。
「もう、こんな悪いことはしないよね?さあ、みんなをもとに戻せ」
「もぉ・・・」
「♬」
「「「「怖いね」」」」
ボソボソと会話する、ともっことカミッチュ。
むろん、オーガポンには聞こえない。
               *************
「ねぇねぇ、また秘密基地作ったから来てよ!」
「「「「「当たり前じゃん!」」」」」
みんなは、いつもの仲間と一緒に今日も遊んでいる。
「キチキギスは、お茶用意して!」
「はーい」
「イイネイヌは、お菓子をよろしく」
「うーい」
「カミッチュ、色を塗って!」
「「任せて!」」
「マシマシラは、いっしょにこれおさえて!」
「はーい」
「モモワロウは・・・誰かこないか見てて!」
「はい!」
今日もオーガポンたちは、キチキギス、マシマシラ、イイネイヌ、カミッチュ、モモワロウと、楽しく遊んでいる。

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