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PM3:30 Nの城 

「ブラック、ボクは本気でトモダチと向き合ってみるよ。」
「そのほうがいいと思うよ!ポケモンの言葉がわかるなら尚更だよ!」
〈ユウキさん、僕達[守護]がいなくても、和解できてるみたいですね。〉
「うん。結局僕達[三賢者]は伝説上の役割を果たしてないね。」
〈でも、最悪の事態を避けることが出来たから、良かったと思うわ。〉
「うん!ゲーチスを止めれたし、結果オーライだね。」
「!!みんな、いつの間に!?」

突然の三人の登場にブラックは驚いた。

「二人が戦い始めた頃からいたよ。」

チェレンが答えた。

〈コバルオンの目に狂いはなかったな。〉
「うん。ブラック、あの時渡した[ホワイトストーン]の大切さがわかったでしよ?」
「知ってたなら、その時に言ってくれたら良かったのに………」
「ゴメン、あの時はまだ言うのは早いかなーと思って……。」
「………話しているところを悪いけど…ボクのこと、忘れてない?」
〈確か……N、だったな。〉

コジョンドが言った。

〈まさかあなたがもう一人の英雄とは思わなかったわ。〉
〈うん、僕もだよ~。〉
「みんな覚えていてくれたんだね。一つ聞きだいんだけど、キミたちはどういう関係なの?」
「私達4人共同じ町の出身なんだよ。」
「そのうち、僕を除いた三人は幼なじみなんだよ!」
「えっ、そうだったの!?」
「うん! そういえばこうして4人揃ったのはいつ以来だっけ?」
「確か私達が旅立った日だよ!」
「そんなに前だったっけ?」
「チェレン、確かそうだよ。」
「うん!あの時はまさか、自分達が伝説に関わるとは思ってなかったなー。」
「「えっ!それはどういう………」」

N、ブラックが声を揃えて言った。

「今話したいところだけど、そろそろここを出ないと、カノコタウンに着くのが夜になるからなー。」
〈僕が乗せていきたいところですけど、まだ体力が回復していなくて……。〉
〈私も無理ですね。〉
〈ワシも無理だな。〉
「三人共頑張ってくれたもんね。」

ベルが言った。

「みんなは空を飛べるポケモンをもってる?」
「うん。僕はアーケオスがいるよ。」
「僕はウォーグルです。」
「Nは?」

ユウキはNに聞いた。

「僕はゼクロムかな……。」
「なら、大丈夫だね。みんな、いつもどうりお願いね!」
〈ああ。〉〈ええ、スワンナ、任せたわよ!〉〈うん、いいよ~。〉〈もちろん♪任せて!〉〈はい!〉
「よし、ブラックには直接意思疎通出来ないけど、いこうか。」

ユウキはいつもどうりイメージする。

〈よし、スワンナ、お願い!〉
〈うん♪〉

5人はそれぞれポケモンを出し、飛び立った。

………

PM5:30 カノコタウン

〈よし、着いたね。  っ!右腕折れてたの忘れてた。〉
「ユウキさん、大丈夫ですか?」
〈正直、ヤバいかな。〉
「なら、手短に話さないとね。」
「ねぇ、ベル、チェレン、ユウキ君の言ってること、わかるの?」
「「うん。」これを踏まえてはなすよ。」
〈だから、とりあえず、テラキオンと、ビリジオン、レシラム、ゼクロムを出してくれる?〉
「えっ、うん。」
「でも、どうしてですか?」
〈なんとなく、かな? とりあえず僕は元に戻るね。〉

ユウキは元の姿に戻った。

「よし、みんな、出てきて!」

ユウキは残りのメンバーを出した。

「うんわかったよ、ビリジオン、出てきて!」

続けてベルもビリジオンを出した。

「テラキオンも、お願い!」

チェレンも出した。

「!? 僕はレシラムだね。」

最後にブラックが出した。

「よし、みんな揃ったね。じゃあ………」

ユウキが話を始めようとした時、

「アラ、声がすると思ったら、ユウキくん達だったの……えっ!?」
「「「「アララギ博士!?」」」」

突然アララギ博士が現れ、出ているポケモンを見て腰を抜かした。

「ど……どうして……伝説のポケモンが……揃ってるの!?   初めて見たわ……………。」

あまりの光景に圧倒された。

「博士、昼に説明し損ねたので、今から話しますね。」

説明会という名の会合が始まった。

………

PM7:00 カノコタウン

「説明も終わったし、久しぶりに家に帰ろうかな。」
「ベル、そうだね。」
「せっかくカノコタウンに戻ってきたんだし、僕もそうしようかな。」

そう言い残し、ブラック、チェレン、ベルは、それぞれの自宅に帰っていった。

「N、もし行くところがないなら、僕の家に泊まっていくといいよ!」
「えっ、いいの?」
「うん!Nやゼクロム達ともっと話がしたいしね。」
「……じゃあ、そうさせてもらうよ。」

ユウキもNを連れて帰宅した。

………


………

一週間後

帰宅した次の日、Nはゼクロムを連れて、旅立った。

ユウキはその後、病院に行き、右腕の治療を始めた。

そんなある日、

 カノコタウン ユウキ宅

「腕が治るのは1ヶ月ぐらいあとかー。」
〈それまでは遠出はお預けだね♪〉
〈そうね。無理して悪化させてもよくないしね。〉
〈そうだな。とにかく今は安静だな。〉
〈そうだね~。そういえば、その間はブラック達もここに留まるって言ってたよね~。〉
〈そういえば、そう言ってましたね。〉
「うん。あっ、噂をすればみんな来たみたいだね。」

ユウキがエーフィー達と話していると、ブラック、チェレン、ベルがやってきた。

「ユウキ君、怪我の状態はどう?」
「1ヶ月安静にしていれば治るかな。 ところで、みんなはこれからどうするの?」

ユウキは三人に聞いてみた。

「私はアララギ博士の手伝いをしようと思ってるわ。」
「僕はジムリーダーになろうと思ってます。」
「僕はどこか別の地方を旅しようかな?」
「みんなはもうやることを決めてるんだね? ブラック、旅するなら、カントー地方はどう?あそこなら、ヒウンシティーから船が出航しているからね。」
「うん、そうしようかな。」
「ユウキ君はどうするの?」
「僕は怪我が治ったら各地方の歴史とか、伝説を調べてみようかな。腕が治るまで、暇だから、まずはイッシュの伝説、僕達の関わったほうについて、論文を発表しようと思ってるよ。もうコバルオン達にも了解を得ているからね。」
「そうなんですね。」
「うん。 みんなも夢を叶えるために、頑張ってね!」
「「うん!」」「はい!」

こうしてユウキ達4人は、それぞれの夢に向けて活動を開始した。

     

      ……………END……………

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