この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください
前話を読んでいない人は、読んでからこの話を見ることをオススメします。
説明するといっても、ほとんど自己満足です。別に読まなくても支障はないかと。
読んだ人にはこの小説の世界観が少しでも伝わればうれしいです。
前話の後書きにて書いたとおり、野生のポケモンに名前がある理由をここに書きます。
まず、彼らはトレーナーに捨てられたポケモンではありません。
完璧野生のポケモンです。そして基本的には人間が嫌いです。その辺りは今後の小説でも書くつもりです。
なら名前がある理由は何かと言いますと、この小説の世界観が関わっています。
この世界では、オオスズメバチをクマンバチと言う地域がある、といった感じに、ポケモンにも正式な名前だけでなく地域別に別称があります。
しかし、ポケモン図鑑が普及したことでその別称がほとんどが使われなくなっていきます。使われなくなった別称は、いつしか野生に生息するポケモンの中で、特に危険な個体に対して使われることになった……という設定。
つまり彼らの名は、使われなくなった別称という訳です。ヨズクというのは、本来はヨルノズクの別称なのです。
上記に書いたとおり、人間は彼らに危険性を感じて、あえて個体名(別称)をつけて呼んでいます。
そうやって人間たちに呼ばれ続けていたから、そのまま名前を使った、ということです。
彼らが人間嫌いでありながら人間がつけた名を使うのは、“恐れられて”呼ばれていることを知っているからです。
まとめると、人間から恐れられて呼ばれている名を、自分の名として使ってる。
うまく説明できたかどうか不安ですが、野生のポケモンに名前がある理由はこういうことです。
ここからは裏話。すでに裏話な気もしますが……まぁ、独り言ですかね。
野生のポケモンたちの名前ですが、本当は漢字表記があります。
実際、漢字で書こうと思っていましたが、ポケモンたちが名前を呼びあうには、不適切かなと思いカタカナにしました。
その漢字表記ですが、夜木莵―ヨズク。麻雲―オグモ。口飛-コウヒ
となっています。
名前は、オグモ以外は古名を取って考えました。
ヨズクは、ミミズクの古名ズクと夜を合わせた単純なもの。
コウヒは、コウモリの古名・飛鼠から考えました。
まぁこれでこの名前が、どのポケモンを指してるのか勘の良い人は分かると思いますが、あえて答えは言いません。
オグモは大蜘蛛を縮めただけです。当て字の意味はネタバレになりそうなんで、今は伏せます。
といってもそれほど深い意味もありませんがね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後共よろしくお願いします。
7/23 一部文章変更。