第三話 波動の力

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ハクダンシティジムを突破したリュカたち。次の町へ向かう途中、フレイに魔法少女の兆しが!?

ハクダンシティジムを攻略して、見事ジムバッジを手に入れたカルム。次に僕たちが向かうのは、ポケモン研究所があるというミアレシティだ。カロス地方でも一番の大都市で、多くの人たちで賑わっているという。

「そんなところに私のような可愛いポケモンが現れたら、注目の的になってしまうわね!その時はリュカ、あなたが私を守るのよ!」

「ええっ!?な、何で僕がそんなことを?」

「人間全部がカルムのような良い人ばかりじゃないのよ。ポケモンを攫う悪い人間もいるから、私が狙われないようにちゃんと守ってよね。
世の中には、人語を喋るニャースを連れた、二人組の怪しい奴らもいるみたいだしね」

「…なんだかよく分からないけど、そんなのに出会ったら確かに嫌な感じだね」

そんな他愛のない会話をしながら、僕たちは4番道路を進む。美しい庭園を眺めながら、待ち受けるトレーナーにもきっちり勝利していく。そして、フレイさんがニトロチャージで華麗に勝利した後、彼女の身体から不思議な光が溢れてきた。

「力がみなぎってくる…もう何も怖くないわ!」

どこかの魔法少女が言いそうな台詞を叫びながら、フレイさんの姿がどんどん変化していく。そして光が消えた時、目の前には二本足で立つ見たことのないポケモンがいた。

「フレイ、とうとう進化したんだね!おめでとう!」

「キャウ〜ン!(フフン、やっと進化したのね!これで私の可愛さも倍増よ!)」

カルムとフレイさんが喜びを分かち合っている中、僕は先程から謎の声が聞こえている方角を見ていた。

(何だろう…ポケモンの悲痛な声が聞こえる。上手く聞き取れないけど、困ってるなら助けなきゃ!)

声が聞こえる方へ向かい、草むらをかき分けて進んでいく。しばらく進んだ先に、なんと傷だらけのポケモンが一匹倒れていた。真っ白な体に水色の被り物っぽいところから出てるオレンジ色の突起物。神秘的な色合いをしているポケモンだ。

(いたいよぅ…だれか…たすけて…)

「だ、大丈夫!?今助けを呼んでくるから待ってて!」

すぐにカルムたちに知らせて、そのまま彼女はハクダンシティのポケモンセンターへ運ばれた。しばらくすると彼女は元気になり、ポケセンお姉さんから説明を受ける。

「非常に珍しい色違いのラルトスですね。何日も飲まず食わずで衰弱していたみたいです、おそらく捨てられたポケモンなのでしょう…。
軽い打撲も発見されたので、虐待を受けていた可能性も…」

「そんな酷いことをするなんて…っ!」

「キャウ…!(こんな小さな子を…絶対許さない!)」

カルムとフレイさんの強い怒りを感じる。僕は怒りよりも、本当にこんなことをする人がいることを実感して、言いようもない恐怖を感じていた。このまま野生に帰すわけにもいかず、ラルトスはカルムのポケモンになった。つけられたニックネームは「サラ」という名前だ。
三匹目の仲間が入り、僕たちは再びミアレシティへ向かうことにした。

カルムの手持ち
リュカ(リオル♂) フレイ(テールナー♀) サラ(色違いラルトス♀)
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