第4話 プラターヌ研究所!カロスの伝説!

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こんにちは、P探偵という者です。
今回は4話目です。キョウヤは久し振りに彼の研究所に向かいました。想像がつくかもしれませんが、誰の研究所なのでしょうね。
では、お楽しみくださいませ。
ミアレジムで1つ目のバッジを手に入れたキョウヤは、ミアレシティにある、プラターヌ研究所にやってきていた。

キョウヤ『着いたな』
ピチュー『ピチュ、ピチュピチュー?』
キョウヤ『ん?……ここがどこかって?……ここはな、カロス地方でポケモンの研究をしてるプラターヌ博士の研究所だ……主にポケモンの進化について研究してるって言ってたな』
ピチュー『ピチュ〜』

なるほど〜と言うように頷く。

キョウヤ『……お〜い、誰かいるか〜?』

研究所に入り、誰かいないか呼びかける。

プラターヌ『ふぁ、ふわぁ〜い……』

プラターヌ博士は眠そうにあくびをしながら、キョウヤの前に出てくる。

キョウヤ『どうも……プラターヌ博士』
プラターヌ『ん?…なんだか聞き覚えのある声が……って、おぉ!キョウヤ君じゃないか!久し振りだねぇ!』
ピチュー『ピチュピチュー?』
プラターヌ『おや、いつのまにピチューをゲットしたんだい?』
キョウヤ『あぁ、ジョウト地方を旅してる時にな…訳あって、ボールに入りたがらないんだがな』
プラターヌ『そうなのかい?……ボールに入らないピチュー……ふっ』

プラターヌ博士はどこか嬉しそうに笑う。

キョウヤ『なんだ?』
プラターヌ『いやね、ピチューじゃないけど、少し前までボールに入らないピカチュウを連れたトレーナーがカロス地方にいたんだよ』
キョウヤ『ピカチュウを連れたトレーナー……ふむ、またすれ違ったってわけか』
プラターヌ『どういう意味だい?』
キョウヤ『イッシュ地方やシンオウ地方でも同じだった……ピカチュウを連れたトレーナーはもう去った後だった……一度戦って見たかったんだがな』
プラターヌ『そうなのかい?……でもまぁ、彼も君と同じカントー出身、いつか会えると思うけどね』
キョウヤ『だといいがな……そういや、以前来た時はもう1人男の助手いなかったか?』
プラターヌ『ん?…あ〜…彼なら今メガストーンの調査に行ってもらってるよ』
キョウヤ『メガストーンか……なるほどな』
プラターヌ『時にキョウヤ君、君はカロス地方の伝説に興味を持っていたよね?』
キョウヤ『あ、あぁ、確かにそう言ったが……』
プラターヌ『この間、君がカロスを去った後、しばらくして色々分かったことがあってね』
キョウヤ『そうなのか?』
プラターヌ『カロスの伝説……命を育むと言われるゼルネアス、全ての命を滅ぼすと言われるイベルタル……そして…』
キョウヤ『カロスの秩序が乱れた時に現れ秩序を正すと言われるジガルデ』
プラターヌ『そう、今回はそのジガルデについて色々わかったことがあってね』
キョウヤ『ふむ……』
プラターヌ『聞きたいかい?』
キョウヤ『あぁ、もちろんだ』
プラターヌ『じゃあ、まずはこれを見てくれ』

プラターヌ博士は説明を始めようとモニターをつける。画面上に2匹の黄緑色の小さなポケモンが映る。

キョウヤ『これは……ポケモンか?』
プラターヌ『詳しくは調査中だけど……この2匹はジガルデのコアと思われる個体なんだ』
キョウヤ『ジガルデのコア……?』
プラターヌ『そうなんだ……話が前後して申し訳ないけど……フレア団という組織を知ってるかい?』
キョウヤ『あ、あぁ、イッシュ地方にいる時にニュースで見たな……前に来た時は、聞くこともなかったが……』
プラターヌ『フレア団は、このジガルデのコアと思われる個体を……お腹に当たる部分が赤い方をZ1、青い方をZ2と呼んでいたらしいんだ』
キョウヤ『なるほど……フレア団は、ジガルデの力を利用しようとしてたわけか』
プラターヌ『その通り……相変わらず鋭いね……それで、Z1と呼ばれていたこちらの個体だがね……実はさっき話したピカチュウ連れのトレーナーと行動していたんだよ……この街のジムリーダーシトロン君とその妹のユリーカちゃん……あともう1人パフォーマーの女の子と一緒にね』
キョウヤ『ほぅ……』
プラターヌ『彼らは、Z1と呼ばれていたこの子を【プニちゃん】と呼んでいたみたいだね』
キョウヤ『ふむ……』
プラターヌ『話を戻そうか……この
2匹は、いくつかの姿にフォルムチェンジすることができるんだ』
キョウヤ『フォルムチェンジ?……じゃあ、図鑑に載ってる姿もそのいくつかの姿の内の1つというわけか』
プラターヌ『そうなるね……そして、フォルムチェンジする際は自然のあちこちに散らばってるセルという個体と合体するようなんだよ』

Z1、Z2の隣に2匹に少し似た個体が映る。

キョウヤ『なるほど……このセルってのが、多数集まってフォルムチェンジするのか』
プラターヌ『その通りだよ……今現在確認されているフォルムは3種類……申し訳ないけど、画像はないんだ……ごめんね』
キョウヤ『そうか……まぁ、仕方ないな……自分の目で確かめることにするさ』
プラターヌ『君ならそう言うと思ったよ……君のことだまたカロスリーグに出るんだね?』
キョウヤ『あぁ、ミアレジムのバッジはここに来る前にゲットした』
プラターヌ『流石だね……今度こそ優勝できること祈っているよ』
キョウヤ『感謝する……そんじゃ、俺たちはそろそろ行くかな……ピチューもこんな感じだしな』
ピチュー『……チュ〜……チュ〜……Zzz』
プラターヌ『あらら、少し長く話し過ぎちゃったかな』
キョウヤ『気にしなくて大丈夫だ……聴きたいって言ったのは俺だしな……ピチュー、起きろそろそろ行くぞ』

キョウヤは床で眠っているピチューを揺らす。

ピチュー『ピ、ピチュー……?』
ピチューはうっすらと目を開ける。
キョウヤ『出発するぞ』
ピチュー『ピチュ……!』

ピチューはキョウヤの肩に駆け上る。

プラターヌ『次はどこの町に向かうんだい?』
キョウヤ『そうだな……ハクダンシティに向かうつもりだ』
プラターヌ『じゃあ、ハクダンジムに挑戦するんだね』
キョウヤ『あぁ……次のバッジも必ずゲットするさ』
プラターヌ『応援してるよ……キョウヤ君とピチューにマーベラスな出会いがあることを祈ってるよ……ピチューも元気でね』

プラターヌ博士はピチューの頭を優しく撫でる。

ピチュー『ピチュ〜♪』
キョウヤ『また来る……次来た時は博士の助手とバトルさせてもらう……あいつが前回のポケモンリーグで優勝したことは噂で聞いたからな』
プラターヌ『わかった、彼にも伝えておくよ』

こうして、キョウヤはプラターヌ研究所をあとにするのだった。キョウヤとピチューのポケモンリーグを目指す旅はまだまだ続く・・・
どうもどうも、P探偵です〜。
今回はバトルなしで会話ばっかりでしたが、いかがだったでしょうか?キョウヤはこの先の旅でプニちゃんたちに会うことはあるのでしょうか?
次回もお楽しみに〜

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