4話 VS ベル、VS チェレン

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1番道路のBGMが好きなうにです。

「よし、許可取れたよ。まずは誰から戦おうか。」

「はいはーい!リンと私!チェレンしんぱーん!」

「なんでまた君は…。まぁいいさ、どうせ後から勝負するんだし、フェアならいいさ。」

研究所にある広大な敷地の一角で、リン達のバトル大会が行われることになった。
リンとベルがお互い位置に着くと、ベルは大きめのバッグから、1つのモンスターボールを取り出した。

「行くよ!ミジュマルちゃんっ!」

「行けっ!リオル!」

《あいよっ!》

リオルは常にボールから出ている為、フィールドに出るだけだった。
リオルは手首をぐるぐる、準備体操をしている。逆にミジュマルは、ホタチを手際よく操り、最後はドヤッ!みたいなことを繰り返している。

「それでは、勝負開始!」

チェレンの開始の一声で、リオルもミジュマルも、目つきが変わった。

「先手必勝!ミジュマル!たいあたり!」

「リオル!かわしてっ!」

突撃してくるミジュマルをいとも簡単にかわすと、ミジュマルの背後に回り、攻撃の姿勢をとる。

「でんこうせっか!」

足に力を込めたリオルは、目にも止まらぬ速さでミジュマルに突撃する。
ミジュマルも、よろけはするが、すぐに体勢を整えて曲がったホタチを直した。

「ミジュマルちゃん!もう一回たいあたり!」

「何度やったって同じ!かわして!」

やはり軽やかに回避すると、攻撃する体勢になり、そのままでんこうせっかを決めた。
ミジュマルも、余裕が無くなってきて、焦りの表情が見て取れる。

「リオル、決めるよ!はっけい!」

「ミジュマルちゃん!たいあたりで迎え撃って!」

崩した体制を整えると、すぐさまたいあたりの姿勢をとった。
これは互いの力を相殺し、2匹は距離をとった。

「ううっ…。リオル!でんこうせっか!」

「ミジュマルちゃん!かわして!」

さっきのはっけいに、結構力を込めたリオルは、反動のようなもので、少し力が入らなかった。
そこを、ミジュマルとベルは見逃さなかった。
攻撃をミジュマルは華麗に回避し、リオルはよろけて倒れた。
すぐさま体勢を整えようとしたが、ミジュマルは既に少し飛んで、たいあたりの威力を上げた状態でリオルに突撃してくる途中だった。

「いっけぇぇぇぇ!!!」

大きな衝撃音と同時に、砂埃が空気中を舞った。
砂埃がやがて収まると、力なくして倒れたリオルと、衝撃で倒れたミジュマル。

「これは…。相打ちだね。よって、引き分け!次は僕とリンだよ。ベルは審判だよ。」

「ううん、ミジュマルちゃん。もう少しトレーニングしようね。ってことで、審判引き受けたーっ!」





リンのリオルを回復させてくると、引き続きチェレンを相手に、リンはフィールドに立った。

「リオル、よろしくね。」

《当たり前だ。次こそは、勝つ。》

冷静なようで、メラメラと燃えているのが分かる。
さっきの試合を引きずっているんだろう。

「いくよ、ポカブ。」

「リオル、いくよっ!」

「よーしっ!じゃあー、開始っ!」

「ポカブたいあたり!」

「リオル、でんこうせっか!」

ベルの開始の合図と同時に、2匹は激しい衝突を、何度も何度も行った。
一度ぶつかっても、また距離を置いてはすぐにつっこむー。これを繰り返していた。
それを変えたのはチェレンが先だった。

「ポカブ!少し距離を置いて、着実にダメージを与えるんだ!」

「リオル!ポカブを翻弄しながら、相殺されないようにダメージを着実に与えてっ!」

ポカブはチェレンの指示通り距離を置くと、素早く行動するリオルを目で追った。
リオルはでんこうせっかのスピードでフィールドを走りながら、攻撃のタイミングを読んでいる。

《今だ》

ポカブの視線が追いついてない、ベストなタイミングに横からでんこうせっかを確実に決めた。

加速した分のスピードもあって、結構吹っ飛んだ。
草原にずざざーっと横倒れの状態で減速し、やがて止まった。

「ポカブ!」

チェレンがポカブに近寄ると、ポカブは戦闘不能という判定の状態だったので、チェレンは「お疲れ様」と言うと、ポカブをボールにしまった。

「えーっと、この勝負、リンの勝ちーっ!次は私とチェレンだねっ!」

「僕とベルは昔から一緒に居るし、バトルしなくても別に。」

「ええっ!?チェレン酷いっ!」

《あの2人、仲が良いんだな。》

「そうだね。あの2人、私は好き。」

《奇遇だな、俺もだ。》

「リオル。お疲れ様。」

リンはリオルの頭を優しく撫でると、嬉しそうに喉を鳴らした。




「おぅい!リンーっ!」

1番道路に出ようとしていたリンを止めたのは、ベルだった。
あとチェレン。

「あのねあのね!1番道路を、皆で踏み込みたいんだ!ってチェレンが。」

「?言い出しっぺはベルじゃないか。」

「細かいことは気にしなーい!よし、行くよっ!」

「「「せーのっ!」」」




「わぁ、なんだか感動するねぇっ!」

リン達が1番道路に足を踏み入れたのと同時に、リン達の旅を祝福するように、背中を押すように風が吹いてきた。

「よし、じゃあ行こうか。」

「次はいつ会えるかな?」

「じゃあヒウンシティでまた会おう。」

「「「おーっ!」」」

そういうと、3人はそれぞれのペースで1番道路を進んで行ったー。

でもカラクサタウンのBGMも好き。
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