第12話 ポケモンバトル!

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 年末年始休暇を勝手に頂戴しておりました、えびフライです。すいません。

「あれ?おはよう、フェルータ...」
 まだ殆ど開いていない目を擦りながら、起きてきたブナン。
「おはよう、寝坊助さん。もう朝食出来てるよ。ラティアスと作ったんだ♪ねー」
 ラティアスはうんうんと頷く。

「ありがと。」


 ブナンは顔を洗い、フェルータたちの作った朝ごはんを食べる。
「うまい...」

「なら良かった」

 そんなこんなでフェルータたちはまた外へ繰り出す。
「でさあ、フェルータたちは何時までこの町に居るんだ?」

「明日までかな?」

「わかった。じゃあ今日も1日中時間を使えるな」
 ブナンは満足げな顔。が...


「テメエら、昨日はよくも姉さんをやりやがったな」
 茂みから出てきたのは、まいどおおきに、コロナ団員である。それも、昨日ミズハに引きずられて退場させられたあの団員である。
「あ、あいつか」
 フェルータはワンテンポ遅れて返す。
「テメエらのせいで昨日姐さんにしこたま怒られたんだぞ!!」
 完全に腹いせである。
「知るかんなもん」
 ブナンは呆れ顔。
「うるせえ!行ってこい、ゴロンダ!」
 ゴロンダが出てくる。
「なるほどね、ラティアス、頼むよ。」

 ブナンが見守る中、先手を打ったのほコロナ団員。
「ゴロンダ、不意討ち!」
 ゴロンダが先制攻撃を仕掛ける。が、
「勿論計算済み。ミラータイプ!」
 フェルータは見事に攻撃を不発にさせる。
「畜生!はたきおとす!」
 先程のミラータイプの意味を全く理解していないコロナ団員は、ゴロンダにはたきおとすを指示。悪/格闘タイプに変化したラティアスの、悪タイプに対する耐性は、1/4である。もちろん殆どダメージは入らない。
「サクッと決めるよ!りゅうのはどう!」
 ゴロンダは強力な攻撃を受け怯む。
「そのままもう一発!」
 さらにラティアスはりゅうのはどうを叩き込む。
「ゴロンダッ!」
 激しい爆風が吹き荒れ、土煙が晴れると、そこには倒れたゴロンダの姿。
「畜生!覚えてろよ!」
 コロナ団員は逃げ去って行った...

「つえぇよフェルータ...強すぎるぜ......」
 ブナンは呟く。
「でもまだまだ僕も未熟者だよ。たぶんラティアスが余りにも強すぎるから勝ててるだけで、もしラティアスがいなければ......僕はあいつらに勝てなかったかも。」

ーーえへへ......そう言ってもらえると嬉しいや。
 ラティアスが呟く。が、勿論ブナンには聞こえない。
 ただ、ニコニコ笑い合う二人を見て、微笑ましいような、羨ましいような表情を浮かべていた。が、足元のヒノアラシを見、笑顔に変わる。俺にはこんなに頼もしい相方がいるじゃないか。
 ヒノアラシは、ブナンを見ると背中から火を吹いた。すごく嬉しそうに。
 ヒノアラシ、いつか俺らでフェルータの奴をぶっ飛ばしてやろうな。ブナンは心の中でヒノアラシに語りかけた。
 ...待てよ、
「フェルータ、そう言えばお前、もう一匹ポケモン連れていなかったか?」
 はっと思いだし、聞く。
「うん。ナックラーのエアロスター。」
 ボールからエアロスターを出すフェルータ。
「よし!じゃあお前のナックラーと勝負だ!一対一でな!」
 ...そう。ブナンは今すぐにでもフェルータとポケモンバトルがしたかったのである。
 ポケモンのとくちょう、で言うなら、血の気が多い、あたりだろうか。
「目と目が合ったらポケモンバトル...ね。わかったわかった...。やろう。」
 乗り気で無いフェルータ。
「あれ?何でそんなにやる気が無いんだ?」
 首を傾げるブナンとヒノアラシ。何故かヒノアラシも一緒に。
「僕はもともとそんなにポケモンバトルが好きじゃないんだよねぇ......」
 フェルータが呟く。
「ポケモンバトルがあれば、必ずどちらか、若しくは両方のポケモンが傷つく。少なくとも、僕は、ポケモンバトルでは僕についてきてくれる大事な仲間にケガさせないようにバトルしてるつもり。でも。友達の誘いなら断れない!エアロスター!行くよ!」
 フェルータはエアロスターに声を掛ける。
「よっしゃ!行くぜヒノアラシ!かえんほうしゃ!」
 ヒノアラシは火を吹く。背中では無く口から。
「成る程。そう来たか。エアロスター、がんせきふうじで炎を遮って!」
 エアロスターは指示通り岩で火炎から身を守る。
「何っ!」
「驚いてる暇は無いよ!エアロスター!地震!」
 すかさずフェルータは指示を飛ばす。エアロスターは前足を大きく振り上げ、大顎の重力も活かして地面を揺らす。
「ヒノアラシ!」
 ブナンは叫ぶ。が、フェルータは攻撃の手を止めない。
「まだまだ!エアロスター、がんせきふうじをヒノアラシの上空へ!」
 小さい岩がヒノアラシに降ってくる。
「ヒノアラシ!ふんえんで岩を吹き飛ばせ!」
 その指示を聞いたヒノアラシ。背中から大きな炎を出して岩を吹き飛ばす。
「凄い火力だ...」
 フェルータは唖然とする。
「俺のヒノアラシを舐めるな!コイルを倒しまくった甲斐があったぜ!」
 ブナンは大笑いする。
 二人、そして二匹の熱いポケモンバトルは、まだまだ続きそうだ。
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