頼み事

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サンギタウン
龍弥「あ、はい。じゃあ、すぐ行きますわ。ハイ。それでは~」

ここはサンギタウンのポケモンセンター。電話を終えた龍弥に、サツキが声をかける

サツキ「どうかされましたか?」

ハープ「龍弥・・・どうしたの?」

サツキの後ろにべったりとくっついているメロエッタ……ハープもサツキに続くように声をかける。まるで小動物のような愛くるしさである

そんなパーティーの女性陣2人に話しかけられる龍弥だが、特に惚気る様子もなく答えた

龍弥「いや、知り合いに、家に来てくれって言われてな」

その言葉を聞いたサツキはすぐさま居住まいをただし・・・元から悪いわけではないのだが

サツキ「すぐに出発しますか?」

龍弥「おう。全員集めてくれ」

その言葉を聞いたサツキはすぐに他のメンバーのもとへ向かって行った。するとハープが龍弥のもとへすり寄ってくる

ハープ「私は・・・もういるよ?」

龍弥「よーし。偉いぞー」

そう言ってる龍弥はハープの頭を撫でる

ハープ「・・・・・・」

撫でられている間のハープは無表情だったが、どこか嬉しそうだった










サンギタウン アデクの家
龍弥「こんちはー、アデクさん、生きてます?」

アデク「おー。来てくれてありがたいよ、龍弥君」

龍弥のボケを華麗にする―しながら登場した彼はアデク。特に説明はしなくても大丈夫であろう

龍弥「で、どうしたんすか?アデクさんの頼み事って、割とメンドイ気がするんですが」

龍弥のぶっちゃけに、苦笑いしながらもその通りだ、と納得するアデク

アデク「そう言ってくれるな。さて、まあ、見てくれた方がいいだろ。ついてきてくれ」

そう言いながらアデクは家を出る。龍弥も後に続いた









龍弥「うおー。でかい岩がある。・・・えっと・・・これをどうしろと?」

アデク「なんの岩なのか、調査してほしいんじゃ」

龍弥「簡潔かつメンドクサイ以来だな、おい。俺は何でも屋じゃねえんだぞ」

アデク「まあ、そういうてくれるな。頼むぞい」

龍弥「・・・まぁ、やりますけど。じゃ、ちょっと聞きたいんですが」

アデク「ん?なんじゃ?」

龍弥「ここ、調べるためなら何してもいいすよね?例えば、伝説のポケモン持ち込むとか」

アデク「まあ、この岩とわしの家に傷がつかなければ何しても問題はないぞ」

龍弥「じゃ、そういうことで。多分ですけど、今日中に終わりますよ」

アデク「なんじゃ、ずいぶんと自信ありげじゃな」

龍弥「すでに検討はついているんでね。あとは実行するだけですわ」

アデク「晩御飯までには帰るんじゃぞー」






龍弥「見覚え、あるんだろ?」

ケルディオ「うん。これ、コバルオン達が特訓してたっていう岩だよ。昔連れてきてもらったことがある」

龍弥「じゃ、単純にアデクさんが気づいてなかったんだな。サンクス」

ケルディオ「あ、まって。せっかくだし、フォルムチェンジ見ていく?あの時はドタバタしてて登録、してないんでしょ?」

龍弥「お?できるのか?じゃあ、見せてくれや」

サツキ「準備などありましたらお申しつけ下さい」

ケルディオ「ううん。離れてくれればそれだけで大丈夫。それじゃ、始めるよ」

キュイイィィィィィィイイン!

龍弥「うおっ。まぶしいな」

サツキ「大丈夫ですか?」

龍弥「問題ねえ。ん、終わったか・・・。おお、あの時の姿だな!」

サツキ「定義的には・・・『覚悟の姿』、というそうです」

ケルディオ「今日はありがとね、龍弥」

そう言ってニコッ、と微笑むケルディオ。そのまま近くの森へと姿を消していった

サツキ「いま、何を考えていましたか?」

そんなサツキの問いを、龍弥は顔に手を当ててこう答えるのであった

龍弥「・・・あいつ女の子なんだよなあ」

サツキ「・・・ご主人様は、タラシでございますね」

龍弥「不名誉すぎるなオイ!」





アデク「ふむ。怪しいものではなかった、ということか」

龍弥「それどころか、割と神聖なものだぜ」

アデク「調査、といっても特に時間もかからなかったが、とにかくありがとうの。お礼と言ってはなんじゃが、飯でも食ってはいかんか?」

龍弥「お。いいな。宜しく頼むぜ」

サツキ「では、お手伝いいたしましょう」

こうして夜は更けていく・・・・・・














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