さぁ集まるが良い…バカンスの始まりだ!(中)

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〜17:50〜

バンギラス主催の大食い大会がデンリュウの圧勝で幕を閉じたあと…アブソル達はスイカ割りやビーチバレーなど、海の遊び…ではなく砂浜の遊びを満喫した…海で泳ぐのは明日にしようという方針だ。(2名既に飛び込んで塩水効果で身体ベトベトだが…。)気がつけば日が沈もうとしている…時計がなくても分かるくらいの夕暮れだ。


キングドラ「お前ら…今日はそこまでにしておけ、明日は海に飛び込むのだろう?身体に響く前に休んでおけ。」

メンバー「はーい!」

キングドラ「素直でよろしい…。」

キングドラの呼び出しでメンバー達はキャンプ地に戻る…しかしそこで一つ問題が発生した…テントが無いのだ…。


アブソル「あの…キングドラさん、ここで展開していたテント知りません?」

キングドラ「いや…俺が戻った時からそこには無かったが…。」

キングドラは大食い大会が終わったあと、すぐに戻ったはずだ…だとしたら結構前から展開したテントは解体されたことになる…誰かに盗まれた?とアブソルが過剰な推理を立てた時だった。

バンギラス「あ、みんなー!テントこっちに移動させたよー!」


メンバー「…………。」

バンギラス「…………ん?」

暫く沈黙し、その場の時が止まった時…一番最初に動いたのはキングドラだった…やることはもちろん…。

ベチンッ!

キングドラ「またお前か!!!!」

バンギラス「らんでぶっ…!」

親方への敬意を抜かした怒りと呆れを含めた突っ込み(尻尾ビンタ)だ…バンギラスから一瞬聞いたことない言葉が聞こえた気がしたがアブソルはもちろん聞かなかったことにした…受け流し大切、これ大事。






〜謎の洞窟入口〜

バンギラス「ここだよー!」

テントをどこにやったというキングドラからの脅迫?を受けたバンギラスが案内したのは洞窟の入口だった…。

キングドラ「む?洞窟…だと…?」

シルヴァ「何かおかしい事でも?」

キングドラ「安全のために食事大会の後、周りの下見に行ったんだ…その時は洞窟なんてなかったはずなんだが…。」

キルリア「親方…まさか…!」

バンギラス「…食べちゃった♪」

キングドラ「やっぱりお前が作ったものか…ボスゴドラが自然の力で明日は快晴だって調べてるからわざわざ洞窟に避難することはないぞ…さ、みんなテント回収して戻…」

バンギラス「それじゃダメだよキングドラ!」

キングドラが「……は?」

バンギラス「海!食べ物!砂浜!キャンプ!どれも全て大切だ!だが男性諸君!君達に聞こう!このままじゃ普通すぎてつまらないと思う人!」

シルヴァ「大将…流石にそれはやりすぎでは…。」

フィオーレ「私もそう思う…。」

ボスゴドラ「でも確かにちょっともの足りねぇぜ!」

ヘラクロス「右に同じくッス!」

キングドラ「お前男ポケを味方に付ける気だな…。」

アブソル「…………。」(こっそり挙手)

フィオーレ「アブソルもだった…!?」

バンギラス「大丈夫!洞窟内の野宿を不安に思う女性達の為に実はもう手を加えてある!」

ミミロップ「あら…?意外と対策ねってるのね…。」

ドレディア「楽しければいいやと考えていると思ってました……。」

バンギラス「ふっふっふ…聞いて驚かないでね…実は…!」

全員「実は…?」

バンギラス「改造してシャワー機能を付けてみました。」

エーフィ「…ごめんなさいキングドラさん…私やっぱり洞窟内で泊まることに賛成します…!」

デンリュウ(エーフィがおちた!?)

その後はバンギラスのペースだった…天井をぶち破って夜空が眺めれるように改築…土で寝て汚れないように柔らかい土の上にシートの模擬ベットの完成…洞窟内でも明るく見えるように天井ライトを複数設置…暇にならないように数々の遊び道具…ギルド自体も一人で建設した彼にとってはこのくらいの設備を短時間で整えるのは造作も無いことだった…そして最終的には…キングドラもその快適性を認め、バンギラス作の匠ハウス?に泊まることにした。




〜洞窟内、バンギラスギルド偽〜

中は思ったよりも涼しく出来ている…喚起が通っているのだ…アブソル達はこの快適空間に満足し、今はやりたいことをやらせている…バンギラスも流石に疲れたのか、ベットの上に腰を下ろしてトマトジュースをちびちび飲んで休憩に入った…その横にキングドラは当たり前のように腰を下ろす…。

バンギラス「どう?キングドラ…意外としっかり出来てるでしょ?」

キングドラ「短時間でここまで快適空間にするお前が凄いを通り越して逆に気持ち悪い。」

バンギラス「そ、そこまで言わなくても…ちゃんとデメリットはあるんだし…。」

キングドラ「…それは作る方のじゃなくて…お前の身体に…だろ……。」

バンギラス「まだ覚えてたんだ…どうせ対策は出来ないんだから…気にしなくて良いんだよ?」

キングドラ「気にする…才能があるからって自ら進んで茨の道を突き進んでるんだぞ?放っておけるか…。」

バンギラス「おぉ…頼もしい…私より成績低い癖に…。」



パコんっ!



キングドラ「下なのは認めるが…俺の成績順位は中の上だ!」

バンギラス「ごめんごめん…調子に乗りすぎた…。」

キングドラ「…倒れるなよ…。」

それだけ言うとキングドラはバンギラスの元を離れていく…バンギラスは座ったままその背中を眺めていた。




バンギラス「倒れないよ…全力で生きてやる…。」


一人そう…呟いて…。













〜就寝の時間〜

アブソル「そろそろ明日に備えて寝ましょうか。」

シルヴァ「マスター…ご一緒しても…?」

アブソル「いや…僕のことは気にせずに自分の身をしっかり休めて?」

シルヴァ「分かりました、しかしやはり心配ですね…ここは…。」

エーフィ「アブソルさん!お隣良いですか!?」

フィオーレ「私が隣先に予約だよ!エーフィ!」

エーフィ「ではその逆に空いてる隣を!」

デンリュウ「そこ私…。」

エーフィ「えええ!?デンリュウさん!そこ譲ってください!」

デンリュウ「………………………………ダ・メ。」

エーフィ「今絶対からかってますよね!?今の長い間隔を見るからにからかってますよね!」


ワーワーギャーギャー!!


シルヴァ「……あの三人に任せましょう…安全でしょう…多分…きっと…おそらく…。」



ボスゴドラ「アブソル!!」

アブソル「あ!はい…何で…わぷっ!?」

急にボスゴドラから投げられた枕を顔面に受け、アブソルは一瞬息が詰まる…?マークを踊らせて数秒悩みボスゴドラがやりたいことがようやく分かった…。

アブソル「ほほぅ…ボスゴドラさん…やりますか!」

ブンっ!

ボスゴドラ「おっとあぶねぇ!」

ヘラクロス「アブソル!俺も枕な…へぶっ!?」


アブソル「あ……。」

ボスゴドラ「あ……。」

見ているだけの女性ポケ「あ……。」


ヘラクロス「……アブソルもやる気っすね!?なら容赦しないッス!」

ボスゴドラ「よっしゃ!じゃあ今日の締めは旅行のお約束!枕投げと行きますか!」

エーフィ「アブソルさん!援護します!」

アブソル「え…枕で援護…ですか?」

デンリュウ「じゃあ数的に私は……ボスゴドラ側…。」

ドレディア「何やら騒がしいようで…はぶっ!」

ミミロップ「あらあら…夜中でも元気ね貴方達…。」

ヘラクロス「あ!ドレディアとミミロップもやるッスか!」

ミミロップ「うーん…まぁ折角だし…羽目を外しちゃおうかな♪」

ドレディア「良い子は寝る時間です!」ブンっ!

ボスゴドラ「いや充分やる気じゃねぇか!?」

デンリュウ「とぉ……!」ブンっ!

ボスゴドラ「あいたっ!?おいデンリュウ!お前は俺の側についたって…!」

デンリュウ「裏切りも…お約束…!」(`✧ω✧´)

ヘラクロス「な、内乱発生ッスー!」

ボスゴドラ「くそう!撤退だ!」

ドレディア「ワタシガニガストデモ?」

ボスゴドラ・ヘラクロス「ひいっ!?」


フィオーレ「追撃ー!」


ドタン!バタン!どんがらがっしゃーん!


シルヴァ(あらら…枕投げがまさかここまで激しくなるとは…私は部屋の片隅でほとぼりが覚めるのを待って…)


ヒュンっ!


シルヴァ「むっ…!」

気配を感じさせず死角から投げてきた枕をシルヴァは間一髪で飛び回避する…飛んできた方向を見るといつの間にかアブソル達がこちらに照準を合わせていた…。


シルヴァ「しまった…同盟!?」

エーフィ「シルヴァさん!覚悟です!」

ボスゴドラ「姉貴!悪く思うなよ!?」

シルヴァ「ふっ…面白い…ではとことんお相手します!」

ブンっ!

ボスゴドラ「ヘヘッ!同じ手は何度も食う俺じゃな…!」

ガコンッ!

リオル「……ほぇ!?」

エーフィ「えええ!?なんで枕と一緒にリオルさんが飛んでくるんですか!?」


シルヴァ「必殺!石頭(リオルの)投法です……!」

ヘラクロス「くっ…枕投げのプロだったッスか…!あのボスゴドラが悶絶するなんて…これは油断出来ないッス!」

フィオーレ「いや…石頭が顎に当たったらそれは悶絶するよ…。」





その後も枕投げは淡々と進み、最終的にはうるさくて様子を見に来たキングドラに怒られるまで続くことになった…。継続時間48分、被害者1名(顎にリオルをくらったボスゴドラ)この事件は後にバンギラスギルドの「枕投げ、48分の乱」としてバンギラスが面白半分で語り継ぐことになるのだがそれはまた別の話。
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