せせらぎの試練と青い少女

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 アローラ!部活のせいでコミケに行けない『悪戯な秋雨』です!嘘です!そもそも行けるような距離ではないw
 さて、今回は『せせらぎの丘』の試練です!ゲームともアニメとも違う新たな試練をお楽しみください
 それでは!今回もまったりとお楽しみを



さて、蒼空家とのバトルを終えたリーン達は、次の試練のあるせせらぎの丘に来ていた









今回から作前の紹介消します















リーンとリーリエがせせらぎの丘を散策していると、淡い水色の服を着た少女が声をかけてきた

???「こんにちは。お散歩ですか?」

リーン「ううん。ここら辺に、試練を受けさせてくれるところがあるって聞いてきた」

リーリエ「スイレンさん、という方を探しています知りませんか?」

???「そうですか。・・・そう言えば」

そう言って少女は話題を変える

???「お兄さんたちは、ライドポケモン、使ってますか?」

リーン「ライドポケモン?」

初めて聞く単語に、リーンとライアは首をかしげる

ライア「なあ、シュガー、ライドポケモンってなんだ?」

ライアにそう聞かれたシュガーは嬉しそうに答える

シュガー「ライドポケモンというのは、トレーナーに力を貸してくれる、非戦闘要員、つまりパーティメンバーではないポケモンのことです。ハラさんとのバトルの後、一応もらっていますよ?」

リーン「あー、あのケンタロス?」

シュガー「そうですそうです!アローラ地方には、他にも様々なライドポケモンがいますよ」

その言葉を聞いたリーンが密かに目を輝かせたことは、誰にも分らなかった

???「私、ちょうど同じライドポケモンを持っているので、いりますか?水上を進める、ラプラスのライドポケモンです」

ライア「水上か。いいじゃねえか。リーン、ココは好意に甘えておこうぜ」

リーン「そうだね」

と、そんなわけで・・・





ラプラス「きゅーーん」

リーン「宜しくね、ラプラス」

リーリエ「お願いします!ラプラスさん!」

ライア「ほー。結構本格的だな」

カミール「うう。酔わないですかね?」

ライアは興味深々。カミールはやや緊張気味にラプラスと接している。他のメンバーも、それぞれの反応をしていた

???「それでは、そのラプラスに乗って、奥まで進んでみてはどうでしょうか」

リーンとリーリエはその提案に乗る。ついでにラプラスに乗る

???「奥の方に行くと、水しぶきがあることがあります。ポケモンがいるので、倒しながら進んでいくのもありだと思います。それでは」

そう言って少女はどこかへ消えてしまった

リーン「名前聞く暇なかったね」

ライア「だな。ま、また会えるだろうよw」

リーリエ「一期一会、ですね!」

笑いあいながらリーン達は奥へと進んでいくのだった





リーリエ「あ!リーンさん!こっちです!」

ライア「任せろ!十万ボルト!」

15分後、完全にラプラスと水上バトルにはまっていたリーン達。どんどんとせせらぎの丘の奥へと向かって行く。すると・・・

ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

リーン「ん?」

リーリエ「な、なんですかコレ!」

ライア「大物の予感だなっ!」

カミール「うう。吐きそう・・・」

???「グオォオオオッ!!!」

咆哮と共に、大きなポケモンが一匹飛び出す。その着地点は、まさにリーリエとライアの居る位置だった

リーン「うわー。でかいねー」

ライア「お?つぶれんじゃね?オレ」

リーリエ「ラプラスちゃん!逃げてください!」

ラプラス「きゅーん!」

リーン「ライア、波乗り」

ライア「それ以外出来ねえw」

ザッパアアン!!!ポケモンが着地する。よく目を凝らすと、同じポケモンが2体いた

リーン「シュガー、なんてポケモン?」

シュガー「先ほどのちいさなポケモン達と同じポケモンです!名前は『ヨワシ』!ただし、群れた姿です!」

リーン「なるほど。フォルムチェンジ的な何かなのかな?」

リーリエ「仲間を倒されたから怒っているのでしょうかっ!?」

リーリエがおびえる中、波乗りを継続していたライアがあることに気付いた

ライア「このオーラ・・・。!おい!リーン!」

リーン「?」

ライア「コイツは『主ポケモン』だ!つまりっ!」

リーン「つまり?」

ライア「試練が始まってる!ダブルバトルで!」

今度はその言葉にリーリエが反応した

リーリエ「ダブルバトル?!ということは、リーンさんと共闘するということですか?!」

ライア「迷ってる暇はねえぞ!こっちは俺が行くぜ!」

リーンとライアはすでに戦闘態勢に入っている。リーリエは、抱えているカミールを見る。何とか酔いはさめているようだが、どこか目がうつろだ

リーリエ「それでもっ!お願いできますか?!」

そう訴えかけるリーリエに、ヤレヤレ、とカミールは頷いた。チラリとリーリエを見やり、もう一度頷く

カミール「その代わり」

と、今度はライアに目を向ける

カミール「しっかり守ってよ?王子サマ?」

決して本気で言った言葉ではない。ライアのことは好きだが、それはLoveではなくlikeだ。それでも、何故そんなことを言ったのかはわからない。だが、そんなカミールの言葉に、ライアは少し驚きつつも、笑いながら

ライア「おう。任せとけ」

と、そう答えた

リーン「・・・来るよ」

ライア「おうっ!」

リーリエ「カミール!ライアさんの補佐をお願いします!」

カミール「がってんだー」

その声と同時に、ライアに向かって・・・ではなく、カミールに向かって、ヨワシ二体がとびかかる

カミール「あー・・・あくまでも狙いはボクなのねー・・・」

諦観の声ではなく、感嘆。しかし、言外にどうしよっかな、とつぶやいたカミールだが

ドゴォッ!

カミール「・・・?」

その瞬間。はじけるような、しかし鈍い音と共に、カミールの視界を今にも覆いつくさんとしていた巨大な影が消え去る。誰がやったのか。答えは常に明確だ

ライア「オイオイオイオイ。最初に女子に手ぇあげんのか?感心しねえなあ。カミールちゃんに話があるなら、まず俺を通してもらおうか!」

そう口上を述べているうちに、ヨワシたちは体制を立て直す。だが、ライアはカミールに振り向くと

ライア「お前の騎士だ。安心しな」

そういって、再びヨワシへと向かって行った

カミール「・・・」

その姿を呆然と見ていたカミールだったが、ハッと我に返ると

カミール「・・・水タイプになっちゃいそうだよ・・・」

と、取り敢えず、誰にも聞こえないようにそう呟くのであった









さて、カミールからヨワシを一手に引き受けたライアだが、現状はあまりいいものとは言えない。まず、水の音により、リーンの声はほぼ聞こえていない。さらに、カミールを背中に庇いつつ2体と闘う、という殆ど無理難題な状況である。だが、ライアの顔から笑みは消えなかった

ライア「さ、じゃあ、頑張りますかねぇ」

池の中央部にある岩の上に陣取りながら、ふてぶてしくもヨワシ2体を見下ろす

ライア「タイプ相性もクソもねえよな・・・ホラ、来いよ」

その言葉に触発されたヨワシたちは、2匹同時に襲い掛かる

ヨワシ1「キッシャアアアアアア!!!」

ヨワシ2「ヨワッシャアアァァアア!!!」

ライア「鳴き声www」

あざけるように、まさに悪者という感じの嘲笑を浮かべたライアは、もはや負ける、というビジョンは見えていない

ライア「・・・ま、別に見なくてもいいよな・・・!」

客観的に。そして冷静に。あまりにも笑みとも似た冷酷な判断は・・・しかし間違ってはいなかった

ライア「ほら、せっかく会えたんだからよ・・・。楽しんでいこうぜェ!!!」








結論から言えば、ライアの圧勝であった。飛び込んできたヨワシ2体をアイアンテールで水の中に叩き落し、浮いてきたところに10万ボルトで追い打ち。完全なる一方的な試合。否。蹂躙である

リーン「・・・結局、何が起こってるのかな・・・?」

リーリエ「よくわからないですけど、勝ってはいるみたいです」

リーンとリーリエがそういうにふさわしく、カミールを横に連れて、堂々と岩場を渡り歩くライアの姿があった

リーンとリーリエはライア達と再会しながら、試練の達成を喜び合う

パチパチパチパチ

ライア「?」

拍手の聞こえた方に振り返ると、そこには、先ほどのライドポケモンをくれた少女がいた

???「試練達成、おめでとうございます」

リーン「あ、うん。ありがとう。ところで、ここの試練のキャプテンがどこにいるか知ってる?」

リーンの問いに、何がおかしかったのだろうか。少女は初めてクスッ、と笑う

???「その必要はありませんよ」

そんな言葉に、リーンとリーリエは首をかしげる。その行動が完璧にシンクロし、少女はさらに口元を緩めながらこう言った

???「ああ。名乗ってませんでしたね。私の名前はスイレン。ここ、せせらぎの丘のキャプテンです。いいバトルを見させて貰いました」

スイレン、と、自分をそう名乗る少女は、まだ何か可笑しいのか、口元を緩めながら、リーン達を見上げている

ライア「うん?つまり・・・オレ達ははめられてたってことか?」

スイレンの言葉の意味を察したのだろう。ライアが声を上げる

スイレン「その通りです。2匹のヨワシを相手に快勝したお二方には、試練達成の証、『ミズZ』をお渡しします」

そう言ってスイレンから手渡される『ミズZ』。それはまるでアローラを囲む透き通った海のごとき澄んだ色をしており・・・

スイレン「これで、アーカラ島の試練一つ達成ですね。おめでとうございます」

無表情かつマイペースに話を進めるスイレン

リーン(なんか雰囲気持ってかれてるなぁ)

スイレン「お二人さん、その・・・あ、愛のとっ、逃避行!・・・は、次はどこに・・・」

リーンの心境を察したであろうスイレンは、無駄に気を利かせようとジョークを放つ。しかし、本人が色恋沙汰に消極的な為、最後は顔を真っ赤に染め上げながらうつむいていた

リーン(・・・?)

幸い、リーンにはあまり理解できていなかったらしい。後ろでライアが口笛を吹き、リーリエはスイレンと同じく顔を赤くしてはいたが

リーン「・・・次、どこに行く?」

リーリエ「ひゃ、ひゃい!」

唐突にリーンに聞かれたリーリエは盛大に噛んでいる。試練を終えたせせらぎの丘を、そんなふわっとした空気が包み込んでいた













スイレン「リーンさん」

ラプラスの背に乗って、帰る寸前だったリーン達、正確には、リーンを呼び止める

リーン「・・・?」

振り返ったリーンに、スイレンはさらに言葉を続けた

スイレン「今度は、私ともバトルしましょうね。また、会いましょう」

そのコトバの意味を果たして悟ったのか否か・・・リーンは優しく微笑んだ

リーン「うん。分かった。また来るよ。それじゃあね」

波の音をたてぬラプラスが、ついに音をかき消すように荒く進み始める。そのまま、リーン達はせせらぎの丘を後にした

またいつ会えぬともしれぬ、その言葉を胸にしながら・・・











スイレン「・・・今のはで、デートのおおおお誘いになななりますすかねねね」

釣りおじさん(なにしてるんだろうキャプテン)





また次回!










 と、今回はこのあたりで
 さて、実はもうすぐアローラ攻略も中盤です!ま、投稿しないと中盤にならないんですけどね(ドヤア!)
 では、次回も次回もお会いしましょう。次はイッシュで!
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