第2話 はちゃめちゃな引きこもりパーティー?(2)

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サンダースが意外とかわいそうかも・・・。



前回、ニンフィアの思いつきで引きこもりのグレイシアの誕生日パーティーを開く準備をした。後は肝心のグレイシアが部屋から出て来るだけ!さあ、グレイシアは出て来るのか!?









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イーブイ 「グレイシアぁ!出てきてよ!!」コンコン

グレイシア「・・・・・」

リーフィア「グレイシア、今からあんたのためにパーティーをするさかい、出てきてくれへんか?」

グレイシア「・・・・・」

リーフィア「あきまへん。私が声かけても反応しないさかい、何があっても出てきまへん。」

ニンフィア「そう言えば・・・エーフィ、」

エーフィ 「何ですか?」

ニンフィア「グレイシアのご飯ってどうしてるの?」

エーフィ 「あぁ、その事ですね。グレイシアさんのご飯は毎回リーフィアさんが持って行っていますよ。普通ならリーフィアさんが扉をノックしたら出て来るんですが・・・。」

ニンフィア「そうなんだ、何か、リーフィアとグレイシアってすごく仲いいよね。」

エーフィ 「そうですねぇ。」

リーフィア「あきまへんな。私、グレイシアの部屋に入ってみます、なので皆さんリビングで待っててくれまへんか?」

シャワーズ「分かったわ、じゃあ、リビングに行きましょう。」

イーブイ 「頼んだよ。」

リーフィア「任せてください。」







~30分経過~

イーブイ 「まだかなぁ」

ニンフィア「いくら何でも遅すぎない?」

シャワーズ「そうね・・・」

エーフィ 「大丈夫でしょうか。」

サンダース「ねえ、俺いること忘れてない?」

シャワーズ「あら、忘れてたわー(棒読み)」

ニンフィア「ごめんなさいー(棒読み)」

エーフィ 「すみませんー(適当)」

ブースター「申し訳ありませんー(棒読み)」

サンダース「酷くね!?」

ブラッキー「俺も忘れないで・・・」

シャワーズ「ブラッキーは忘れていないわ!」

ニンフィア「忘れる訳ないじゃん!」

エーフィ 「僕も忘れてないですよ!」

サンダース「ちょっ、扱いおかしくねえか!?」

シャワーズ「うるさい黄色はほっときましょ。」

ニンフィア「そうですねー。」

ガチャ、

リーフィア「すんまへん、待たせました。」

イーブイ 「グレイシアは?」

リーフィア「それが・・・このパーティーは、申し訳ないけどできまへん。かんにんえ。」

サンダース「何でだよ!?」

シャワーズ「まあまあ落ち着いて・・・、で、何があったの?」

リーフィア「実は、グレイシア、風邪でへたってまして。パーティーはあきまへん。かんにんえ。」

ニンフィア「風邪でへたる・・・?」

ブースター「風邪で休んでいる、と言うことです。」

サンダース「じゃ、じゃあ俺たちが1時間かけた飾りつけとか、買いだしとか料理とか、すべてパー?」

シャワーズ「そうなるわね。」

サンダース「マジかよ!?」

イーブイ 「ううん、仕方ないかもね。」

サンダース「許せねぇ、おぉい!グレイシア!?」

そう言ってリビングから飛び出すサンダース。

シャワーズ「ちょっと!?何する気なの!?」

サンダース「グレイシアを引っ張り出すのみ!」

イーブイ 「やめy」

ニンフィア「やめようよ!」

イーブイ 「また出番取られた・・・」ボソッ

サンダース「うるせぇ!」

リーフィア「あきまへん!!」

突然、大きな声を出すリーフィア。

ニンフィア「リ、リーフィア・・・?」

リーフィア「あきまへん!あの人のところに行っては!」

エーフィ 「サンダースさん!」

ブラッキー「兄ちゃん!」

ニンフィア「リーフィア、どうして行っちゃいけないの?」

リーフィア「あ、ニンフィアはんは知りまへんね。グレイシアを部屋から無理矢理部屋から出すとものすごく怒ってしもて手も付けられなくなってしまって・・・」

エーフィ 「それで昔、サンダースさんがグレイシアさんを部屋から出してしまったことがあって・・・」

イーブイ 「あの時は大変だったな・・・。」

ニンフィア「どんな風に?」

ブラッキー 「確か、あの時もパーティーをしようって言ってその時にグレイシアを出したんだが、作った飾りも料理もぐちゃぐちゃ。結局、家が壊れかけたよ。」

ニンフィア「えぇ?!やばいですよ、じゃあ、そろそろ逃げた方がいいんじゃない?」

シャワーズ「そうよ、命が惜しければ、早く出て!」

気が付けばサンダースとグレイシアとニンフィア以外全員外に出ていた。

イーブイ 「早く!」

ニンフィア「あ、分かった。」



~ブイズ家の前にて~

シャワーズ「ここなら少し安心ね。」

ブースター「ゆ、雪…」

エーフィ 「今頃どうなってるのでしょうか・・・?」

???? 「いい加減にしろぉぉぉぉ!!!!」

ニンフィア「この声は!?」

リーフィア「グレイシアの声、あの人はかなり怒ってしもて、もう手も付けられへん。」

ガタン、バン、
ゴチャゴチャウルセェ!コッチハカゼデネテルンジャボケェ!
グレイシア、トットトデテコイ!コッチハオマエノタメニ一時間カケテジュンビシタンダゾ、アリガタクオモエ!
ウルセェ、コッチハカゼナンダカラシズカニシロ!!!コノキイロイチクチクヤロウ!


ニンフィア「グ、グレイシアとは思えない・・・」

ドガァーーーーン チュドーン グシャァ バキッ

ニンフィア「何の音!?」

リーフィア「グレイシアが技を放ってしまった音、これのせいで前回、家が丸々2日凍ってしまったんよ」

その後約1時間ほど同じような音、声が聞こえていたので、カットします。


~1時間後~

ニンフィア「そろそろ静かになった・・・?」

シャワーズ「家に入ってみましょ。」

恐る恐る家に入るブイズ。ドアを開けた先は文字では伝えられないほど悲惨な状況になっていた。
玄関は凍り付いていて、リビングの扉は壊れている。グレイシアの部屋のある3階は扉が凍って開けることのできない状態で、この家の温度は現在-5℃。そしてサンダースの部屋にはサンダースと思われる黄色い物体が無残に転がっていた。

ブラッキー「兄ちゃん?」

シャワーズ「サンダース?」

ブースター「サンダースさん?」

イーブイ 「サンダース?生きてる?」

サンダース「あ、あぁ、い、生きてる。」ヨロヨロ

シャワーズ「良かったわ。サンダースが死んでたらどうしようかと思ってたわ。今、手当てしてあげるわね!」

サンダース「それって俺を心配してくれてたのか?」

シャワーズ「!?か、勘違いしないでよ。私は、その、ブイズの一員として、死んでたらどうしようって思ってただけ!」

サンダース「あ、ありがとう//」

シャワーズ「ど、どういたしまして//」

ニンフィア「あ、シャワーズ達までイチャつきだした。」

ブースター「まったくお姉さま方は・・・」

エーフィ 「そう言えばリーフィアさんが見当たりませんね。」

リーフィア「グレイシア、怒ったからって物に八つ当たりするのはあきまへんって何回言うたらわかりますの。」

グレイシア「・・・ごめんなさい。」

ニンフィア「グレイシアが喋った!?」

ブラッキ―「なあ、エーフィ。」

エーフィ 「なんですか?」

ブラッキー「もう、これじゃあ・・・パーティー、出来ないよな・・・。」

エーフィ 「そうですね・・・。」












パーティーじゃなくなったので強制終了。































次の日記担当者は  シャワーズ
パーティーどころではありませんね。

次の誕生日はシャワーズです。嫌な予感が・・・

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