フライゴン

作者:茶兎さん
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作品紹介

くそみたいな社会に生きる、疲れた大人へ。

本文

 私はフライゴンが嫌いだ。

 フライゴンは弱い。中途半端に弱い。弱いうえに「ふゆう」とかいう格好悪い特性だからむかつく。

 そして、私にそっくりだから嫌いだ。


 夜の街は、静かだ。この公園だって、昼間の子供たちの喧騒が嘘のように静寂に包まれている。
 私は、さっきまでの憂さを晴らすように、ぱんぱんに書類の詰め込まれたビジネスバッグを砂場に放り投げる。鈍い音を立て開いた口から、どっと溢れ出た白い紙は茶色く汚れた。
そんなのどうでもいいやと目の前の惨状を一瞥し、投げ遣りにブランコへと体を預けた。頭上から響くきいきいと軋む音が、がみがみ煩い上司の小言を思い起こさせて耳障......

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最終更新日
2018年11月08日
ステータス
短編
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タグ
日常 
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