本文冒頭
それは冬のある平日のことだった。
神戸三宮センター街を入ってすぐのところに、とても有名なファストフード店がある。
店自体は3階建てで総座席数も結構あるのだが、今日はそこから溢れんばかりの人だかりが出来ていた。
ちょうど隣の店舗が改装工事中ということもあって、その前にまで人が並んでいる。
集まっている人は20代や30代の人が多い。どこにでもいるマダムや、大学生っぽい若者、それにいかにもオタクという感じの男性…などなど、多様な人たちが集まって一心にスマートフォンを見つめていた。
その中に、男性にしては
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