胡蝶の夢

作者:逆行

あらすじ

果たして自分は、アゲハントに進化したのか。
否、この姿はドクケイルかもしれない。

本文冒頭

「マユルドは、アゲハントにはなれないよ」
 何度も、僕は教えた。だが、少しも彼は納得しない。「そんなの、進化してみないと分からない」と、即彼は反論してくる。
 僕は、カラサリス。彼は、マユルド。マユルドの彼は、アゲハントになりたがっていた。
 僕らは元々、ケムッソという芋虫だった。ケムッソは、二種類のポケモンに進化が枝分かれする。それが、カラサリスとマユルドだ。
 そしてこの二匹は、もう一段階進化できる。カラサリスはアゲハントに、マユルドはドクケイルになれる。
 しかし、逆は無理だ。すなわち、カラサリスはドクケイルになれない

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