光亡き旅路

作者:紫雲さん
ログインするとお気に入り登録や積読ができます

作品紹介

 眩い夕日が町並みを煌々と照らすと生まれる、幾重もの光と影をキミは知らなかった。それでも見せてあげたいと思うのは野暮だろうか。だってキミは――
『ポケモン小説スクエア10周年記念同人誌』掲載作品 

本文




 『光亡き旅路』紫雲



  ―1―

 眩い夕日が町並みを煌々と照らすと生まれる、幾重もの光と影をキミは知らなかった。しかし、西日の暖かさをとても敏感な肌で感じたようで、「もうすぐ日がくれそうだね」と優しい声音で呟いた。けれども日が傾くほどに、秋の風は冷たく身に染みた。「やっぱり寒いや」とキミが言った。「やっぱり寒いね」と私は共感して応えた。
 
 その風に乗って、芳しい香りが鼻をくすぐった。「キンモクセイのいいかおりだね」と私が言うと、キミは、「今日一日ずっとかいでいたよ」と、あっけらかんと応えた。キミの嗅覚は優れていた。もうすぐ家に着く。「今日の夜ごはんは何......

全文はこちらから

設定

最終更新日
2017年12月31日
ステータス
短編
登録カテゴリ
感想
受け付ける
評価
受け付ける(再評価なし)
タグ
(設定されていません)
ポケモン
(設定されていません)
登録しています

つながり