ひみつきちカフェ

作者:揚げなす

あらすじ

降雨量の多い湿地帯の道の端には、隠れるように一軒家が建っていた。
”ひみつきちカフェ 「アマガサ」 休憩にコーヒーはいかがですか?”

本文冒頭

しとしとと降り続ける雨が地面を鏡のように反射させている。この地域は海から上ってくる湿った空気の影響で長雨が続きやすく、地面はいつもぬるりとぬかるんでいた。
町と町をつなぐその湿地帯の公道は、水ポケモンの好みそうな沼地を伴った林道となっている。「そらをとぶ」を使えないトレーナー達は、まとわりついてくる蒸し暑さとぬかるんだ地面に耐え、雨に打たれながら町と町の間を半日かけて歩かなければならなかった。
そんな道のその脇に、電灯がくくりつけられた木製の看板がぽつりと佇んでいた。

”ひみつきちカフェ 「アマガサ」 休憩にコーヒーはいかがですか?”<

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