眼の先にある未来

作者:稲羽さん
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本文

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください
 その日の大学の講義を何とか終えた僕は、アパートの自室にまでようやく辿《たど》り着いた。道中の足取りは、思いの外《ほか》重かった。身体全体に対し疲労がのしかからんとしているかのようだ。
 陽はまさに暮れようとしていた。渡り廊下の外から差し込んでくる橙色の光が、やけに眩しく感じられる。実際にはそれほどの明るさではないにも関わらず、僕にとっては蛍光灯の眩しさと等しいものであるように思われたのだ。渡り廊下の照明がまだ灯っていないのが、幸いであった。
 目を突き刺すほどの光から逃れるべく、僕は重い玄関の扉を開く。そそくさと靴を脱いでいる最中、扉の閉まる音がした。振り返らずに部屋の中へと入ると、ベッ......

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最終更新日
2017年04月11日
ステータス
短編
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